このブログ初めて、1年と3ヶ月。
はじめて”炎上”しました。
・・・まぁ、芸能人やプロブロガーのブログからすればごくごく小規模なものではありますが。
参考 【待機児童問題】子どもを0歳から保育園に預けるのって育児放棄じゃないの? #taikijidou0challenge
「SNSで拡散されたり、まかり間違って検索上位とかになればこうなるだろうな」とは思っていたのですが。
「誰も見ない零細ブログ」であっても全記事手抜きだしの本気で書いてはいるのですが。
それでもどこかで「零細ブログだし、誰も見ないだろうな」とは思っていたんでしょうね。
突然、批判コメントやツイートが押し寄せてきたときは、かなり焦りました。
で、結構な時間がかかりましたが。
先ほどようやく。
全ツイート、全コメントに返事を出し終えました。
その中で思ったこと、書ききれていなかったなと思ったこと、まだ炎上を経験したことのないブロガーさん・ブログ書きさんに考えてほしいことを振り返りたいと思います。
初めてブログ炎上を体験して思ったこと
思うところはいろいろあるのですが・・・
- 真意は伝わらないもの
- わかってはいたけれど、自分には文章力ない
- 無関係な人ほど食いついてくる
- それでもわかってくれる人はいる
- 結局、ブログ書きとして自分に誠実であることしかない
この5点に集約されるかな、と。
内容そのものに関しては、全面的に謝罪して取り消す気は今もないけれど。
伝え方であったり、文章力であったり、自分自身の人としての器や資質っていうところでは。
本当に申し訳なかったと思います。
申し訳ありませんでした。
真意は伝わらないもの
結局、自分のブログ書きとしての実力不足ってことなんですけど。
今読み返せば「そう取られても仕方ないわなぁ」って思うところも多々あるけれど。
一つ一つのコメントに返事を書きながら
「なんでそうなっちゃうん?」
「いやいやいや、そんなこと言ってねーし」
と一人で突っ込みまくってました。
これはコメント寄せてくれた方が悪いんじゃありません。
コミュニケーションにおける責任は100%書き手・伝え手が負うべきものです。
だけど・・・それでも・・・
逆ギレとか、反省がないと思われたら謝りますけど。
「こんなにも伝わらないものなのか!!」っていうのが正直な感想。
それもあって。
今回、全コメントと、(直接僕のアカウントを宛先に含めてくれたものだけなので漏れてるかもしれないけど)Twitterの全ツイートに対して返事をかえしました。
この記事に関してこれからDisる人は(笑)、大変お手間ですが本文だけじゃなく、全コメント読んでからお願いいたします。
・・・本文の6倍くらいありますので、読むだけで疲れ切るかと思いますけど、大切なこといっぱい書いてますので。
ブロガーさん・ブログ書きの皆さま。
読者さんは(理解力がとか、読解力がとかじゃなくて)書き手が望むほど真意を理解してはくれません。
それだけは忘れないようにしましょう。
だからって何ができるわけでもありませんが、知っておくだけで炎上したときに正気を保てます。
人は自分が思っている以上に文章力を持ち合わせていない
もともとあるほうじゃないと思ってはいたけれど、、、今回「文章力ないなぁ」と改めて思い知らされました。
池上さんのスキルの高さに改めて尊敬の念がわきあがりました。
当たり前のことですけど。
文章早く書けるとか、長文書けるとかっていうのは、文章力ではありません。
含めてもいいかもしれないけれど、根幹ではない。
文章はあくまでも伝達手段であって、意思・意図・・・大きくいうと「情報そのもの」ではない。
文章の本質は「情報を正確に伝達すること」
「面白い文章、人を引き込む文章」を書けないって思ってる人、悩んでいる人はいるけれど。
「正確な文章が書けない」って悩んでいる人はあまり見たことがない。
理系か、議事録や企画書を書く機会の多い人くらいじゃないでしょうか。
普段使ってる日本語だし、面白い文はかけなくても、正確な文を書くだけの力は身についてる。
だって俺、日本人だもん♪
って油断、危険です。
特にブロガー・ブログ書きは、遅かれ早かれ、この油断が命取りになる日が必ずきます。
こんなことを言うと不謹慎ですが。
この程度の規模の炎上でこの油断に気付けた僕はラッキーだったのかもしれません。
尾木ママクラスのブログだったら、たぶん再起不能になるまでボコられていたことでしょう。
無関係な人ほど食いついてくる
同じ日本で、同じ日本人が苦しんでいる問題だし。
少子化や労働力といった問題にもかかわってくるので、まったく無関係ってことはないのかもしれないけれど。
直接の当事者・関係者以外が盛り上がったことに少々驚きました。
実際、この記事のターゲットである「0歳児を保育園に預けている親御さん」からの批判はまったくありませんでした。
で、、、「傷つく人がいる」「配慮がない」「死ねクズ」等々、批判の声を上げたのは、僕と同じ子育て未経験者や、すでに子育てを終えられた方が大半。
あともう一つ。
何をどう間違えたのか(まぁ、僕の文章力不足による誤認なのですが)
保育士はプロ、それを無能呼ばわりするのは無礼千万!失礼だ!!侮辱だ!!!
という批判がかなり寄せられました。
ただ・・・全保育士の総意ではないのでしょうが・・・
匿名OKのネット世界での話なのでもしかしたら偽物かもしれませんが・・・
何人かの保育士さんは全員、全面的ではないにしろ、一定の理解をしたコメントを寄せてくださいました。
今年は不倫炎上元年ともいえるほど、不倫が発覚するたびに大炎上が繰り広げられていますが。
この数年、というか今年は特に、無関係な人が首を突っ込んできて炎上祭りの神輿を担ぐことが増えてきている気がします。
「意識の高い人、人ごと化しない人が増えた」のだとすれば喜ばしいことですが、「単にストレス発散したい人が増えた」「匿名のネットが引き起こす弊害」だとしたら残念。
どっちなのかはわかりませんが、とにかくそういうことが起きていますです、ハイ。
と、ここで誤解しないでほしいのですが。
僕は「無関係なら黙ってろ!」と言いたいわけではありません。
そんなこといったら、僕も子供いないのに子育て・育児に首を突っ込んだ無関係者です。
まぁ、「子供いないのに黙ってろ」言ってきた輩には「お前が黙れ!」ゆーときましたけど。。。
勝手なお願いではありますが。
読み手・受け取り手の方には「わかっていない無関係者」に「黙ってろ!」ではなく「あ、そういう理解しかない人がいるんだ」と思ってほしいのです。
そのうえで「それはね・・・」と教えてあげてほしいのです。
「知っている人」は知らない人の立場に立てますが、「知らない人」は知っている人の立場には立てません。
そして「知らない人」がいるから起こる問題であれば、「知らない人の意見」は不理解による問題未解決の原因そのものです。
「知らないなら黙ってろ」では拗ねられて終わりですが、「それはね・・・」と経験を付与してくれれば、その人を「進まない原因」から「協力者」に変えることができるかもしれません。
ブロガー・ブログ書きの皆さまへの教訓は、「関係ないなら黙ってろ」は通用しないことを知っておいたほうがいい、ということです。
事前に知っておけば、余計なストレスを抱えずに済みます。
イライラから余計なことを言ってさらに炎上、といったことも防げます。
それでもわかってくれる人はいる
今回の僕の提言は間違いなく「少数派」です。
そんなこと最初から分かっています。
でも、、、「多数派の意見、当たり障りのない意見がつまらないから俺が毒吐いてやる」とかいうしょうもない反骨精神で書いたわけじゃありません。
多数派が幅を利かせる=多数決は、ちょっと見は「民主主義」=文明の香りがする知的な仕組みですが・・・
裏を返せば少数派の切り捨てです!
今回の記事だと。
多数派は世のほとんどの0歳児を「やむを得ない理由」で外に預けている人です。
そういう人が、”僕の真意を読み取ってくれなければ”、そりゃ炎上します。
パッと見だと「子ども保育園に預けたら児童虐待だ!誰にも頼らず死ぬ気で働け!!それが無理なら子ども作るな!!!」ですもん。
・・・ちゃんと読んでくれれば、そんな記事じゃないこと、わかっていただけるはずなのですが。。。
一方。
- 自分は「兄弟だから」で優遇されて保育園入れちゃったけど、実はお隣さんは「どんなに頑張っても」子供預けて働かないとやっていけないのに待機児童になっていた。
- キャパオーバーの子供を受け入れ、毎日サービス残業まみれで頑張っているのに、ブランド物のバッグと高そうなアクセサリ身に着けまくった母親の子供を預かっている保育士さん。
というのは、世の大多数から見れば圧倒的に少数派です。
でも・・・きっとゼロじゃありません。
こういう少数派の方たちの目線で読んでいただければ。。。
別の目線でものを読むというのは難しいことではありますが。
・・・あの記事も、少しは違った印象になるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
今回の批判の中には
- 「視野が狭い」
- 「自分の偏った意見を押し付けすぎ」
というものが結構な数ありましたが。。
少数派の方から見れば、多数派の意見のほうが「数に偏った意見」「数の暴力」です。
少数派のほうが大事、とは言いません。
でも多数派は多数派によって、守られてはいないかもしれませんが、少なくとも少数派よりは多くの同情を集めています。
「理由なく人を殺したらいけない」くらいだと異論をはさむ余地はないですが。
少数派の意見に対してもう少し寛容な世の中であってほしいと思います。
また、ブロガー・ブログ書きの方には時々でいいので、少数派の心に寄り添った記事を書いてほしいなと思う次第であります。
ただ、それでも。
ほとんどが批判でしたが。
ちょっとだけですけど。
わかってくれた方がいてくれて、とてもうれしかったであります。
「話せばわかる」は必ずしも成立するわけではありませんが。
本気で考えたこと、本気でとった行動には多かれ少なかれ、必ず理解者(共感はできなくても理解はできる人)が現れます。
結局、ブログ書きとして読者と自分に誠実であることしかない
長々書きましたが、、、で、書き手はどうすりゃいいのって話ですが・・・
どうしようもありません!
そりゃ勉強すりゃ、広い知識から書くことを選択できるようにはなるでしょう。
文章力も時間はかかるけれど、上がっていくことでしょう。
でも、、、それで誰も傷つけず、それでいて物事を前に進められるパーフェクトヒューマンなブロガーになれるかといえば。
そんなはずありません。
炎上はもちろん、炎上はしなくても誰かがどこかで自分の記事みて傷つき悲しむ可能性をゼロにすることは不可能です。
じゃあ、ブログやめるか。
それも選択肢の一つではありますし、炎上の反省からブログ閉鎖するのも一つの責任の取り方ではあると思います。
ただ、僕は。
結局のところ、最終的にはブログ書きとして、読者と、何より自分自身に誠実であり続けるしかないと思っています。
でないと。。。
表現の自由、言論の自由が死にます。
アマチュア作家の自費出版も、アマチュアバンドのライブもダメってことになります。
そして何より・・・たとえ結果は間違えていたとしても、懸命に考え行動した自分を裏切ることになります。
自分に優しくできない人が人にやさしくできないのと同じように。
自分に誠実でない人が、人に誠実になんてなれっこありません。
あ、ちょっといいこと言いました、僕(笑)。
というわけで。
日本、そして世界が。
ブロガーさん・ブログ書きさんだけでなく。
すべての人が、自分に誠実な生き方ができるものであること、そうなることを心より願いたいです。
自分のブログが炎上したとき、”中の人”はどんなことを考えるのか。
というわけでようやく落ち着きを取り戻した(のかな)WinFですが。
ここまで来るのにはいろいろなことがありました。
僕のTwitterには葛藤、苦しみ、やりきれなさが刻み込まれています。
むしろ「間違っていて欲しい」と願っています。「XXXXの方が効果がある。」という対案ありきの反論を期待しているのですが、返ってくるのは「時代遅れ、男尊女卑、押し付け」など対案のない野党のヤジみたいに的はずれなものばかりでガッカリです https://t.co/ROzySjMqKA
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
そうですね。どうしようもなくて預けている方が見たら・・・とはなるかもしれません。
でも、たまの休みに散歩してて保育園の前でママさんたちが「チビどもも預けたし、お茶でもいこっか」とか話してるの見ると、は!?って思ってしまうのです。 https://t.co/v2Fpw52vCX
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
仰るとおりです。
この問題の解決に一番影響力を持っているのは国・自治体・企業です。
ただ、彼らがいつ動くか、そもそも動くかどうかもわからないのだから、今は親が子を守ろうって話なのですが、、、伝わらないのでしたら僕の力不足です。。。 https://t.co/ZIcG6W8ONz— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
僕の意見があっていようが間違っていようがそんなことはどうでもいいのです。これからの日本を背負って立つ若者と子ども、これまでの日本を支えてきた中年・老人。みんなが幸せな日本であればいうことはありません。 https://t.co/7wjUHdlm6Z
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
返事出さなきゃいけないコメントがあと6件・・・
心折れそうだけど、、、炎上覚悟で記事あげた以上、コメントつかなくなるまで付き合うのがブロガーの矜持と心得ております。。。— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
変わらない、届かないとわかっていても。
負けるとわかっていてもできることをやり続ける。そういう自分でありたい。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月11日
炎上収まるどころか勢いを増すばかり。
返事が全然追いつかない。— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
疲れた頭で適当な返事出したくないので、少し時間がかかりますが必ず全てにお返事しますのでお待ちください。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
それにしても。
罵詈雑言浴びせてくるのはどう見ても「関係ない方たち」なのはなんでだろう。
当事者の方はほとんどが全面賛成はしてくれないけど真剣に考えたこと自体は評価してくれるのに。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
「子供いないなら黙ってろ」というのなら「0歳児を保育所に預けてる本人か、周りにそういう人がいて僕のブログ読んで傷ついた人以外は黙っててほしい」と思うのだが。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
子供いなくたって、道ですれ違う子供連れを微笑ましく思い、幸せであってほしいと気持ちは持てる。
軽々しく「死ね」とか言う輩にどうこう言われたくない。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
ありがとうございます。
いつまで続くかわかりませんが、
アホの中にたまに紛れている耳を傾けるべき声を見逃さないように最後まで対応しようと思います。 https://t.co/EeJfvIl8SA— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
意固地になるのはダメだけど、とりあえずで謝るのはもっと失礼なことだろうから苦しくても逃げない!
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
仮に大半の保育園が問題なく運営できているとして。
事故が起きてもおかしくないギリギリの運営を強いられている保育園の保育士さんや、そういう保育園に子供を預けざるを得ない親は見捨てていいのか?— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
保育士は医師と同じプロだって言うけど、プロだって環境が悪ければ力は出せない。
万が一事故が起きれば誰も仕方ないなんて言ってくれない。
月給15万円でそんな重責を背負わされてる彼らの負担を減らそうって提言は本当に見当外れなのか?— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
例え9割の保育士さんがライフワークバランス取って業務できてても残り1割を切り捨てていいのか?
それ、全体から見れば不本意派遣は2割以下だから後回しってのと同じじゃねーか
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
病人やケガ人は多数派とか関係なく、一番重い人から治療する。
待機児童問題も多数派より一番苦しくて、一番緊急度の高い人から救うべきじゃないのか?
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月12日
配慮を求めてくる人に限って配慮がないし、誠意を求めてくる人に限って誠意がないし、思いやりを求めてくる人に限って思いやりがない。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月13日
「自分の価値観を押し付けるな」ゆー人に限って自分の価値観を押し付けてくる。。。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月13日
ご本人様が苦情いってくるならともかく、どーしてどこの馬の骨とも知らんオッサンが怒り狂ってくるんや?
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月13日
丸め込んで場を収めるいわゆるクレーム対応ならどれだけ楽か。。。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月13日
コメント全部に返信するより、普通に記事書いて収益あげて寄付金増やしたほうがいいような気がしてきた。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月13日
ブログのコメント返事出し、あと5件だけど。。。
1時間くらいは寝ないと夜勤もたない。。。
明日には全部返せるかな。— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月14日
コメントへの返事1件につきブログ1記事分の文字数とか、、、我ながらコスパ悪いやり方だと思うわ(苦笑)。
でも、それが小鳥遊仕様。
— 小鳥遊 睦月 (@Winfriede_com) 2016年6月14日
まとめ
僕は、、、というか日本に住んでいるほとんどの人は、、、というか世界中の人のほとんどが。
平和をのぞんでいます。
できれば自分の意見が通ってほしいけれど。
世の中を前に進めてくれる意見・提言・行動であれば誰のものでも構わないじゃありませんか!
少なくとも僕はそう思っています。
ということで。
この提言に対して、僕が心から納得し、「あなたのいうことのほうが正しい!しかも自分たちの手でできて即効性がある!!」と思えるご意見をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご一報ください。
喜んであの記事削除させていただきますので。
こんな脳みそ詰まっていない軽い頭下げるくらい朝飯前ですし、本気の記事なんていつでも何本でも書けますから、一つや二つ否定されたところで痛くもかゆくもありません。
以上、よろしくお願いいたします。