コールセンター仕事術

【コールセンター仕事術】激務を乗り切るデスクワークの疲れ軽減のコツ

【コールセンター仕事術】激務を乗り切るデスクワークの疲れ軽減のコツ

眼精疲労・肩こり・腰痛。
つらいと思いつつ放置していたら危険です!

「危険なんて大げさな・・・」と思います?
決して大げさじゃありません。

デスクワークでの疲れは、仕事に集中できずにミスが出てしまうだけでなく、不眠症や慢性疲労の引き金にもなります。

実際、昔そこそこ仲の良かった同僚も、
「デスクワークは疲れますね。でもまぁ大丈夫っすよ。」という言葉を最後に姿を消しました。

そして今も、僕が務めているコールセンターでは常に誰かが休職しています。
そういう人はたいてい帰ってきません。

 

コールセンターは他のデスクワークに比べても突出して疲れをためこみやすい職業です。

精神的なストレスやシフトによる不規則な生活だからというのも、もちろんあるのでしょう。

でも僕は、一番の原因はトイレにいくにも許可を取らなければいけない、座りっぱなしの環境だと考えています。

 

病気による退職から人生を立て直すのは、相当な時間と労力が必要です。
僕も、4年たってもまだ完全に穴を塞げてはいません。

 

「大丈夫っすよ。」と言ったきり辞めていった僕の同僚と同じ道を歩まぬように。

僕が1日11時間5連勤のコールセンターライフで培った、デスクワークの疲れを最小限に抑える5つのコツをご確認ください。

イスの高さはパソコンのモニタと目線が直角になるように調整する

自分専用の席で仕事をする人は一度調整したら終わりですが、毎日別の席に座らされる人は、朝出勤したらイスの高さを調整することから仕事を始めましょう。

多分、ほとんどのコールセンターは毎日座席表が貼りだされて、それを確認しているはずです。

ここで大切なのがパソコンのモニタを見るとき、目線がモニタの面と直角になるようにイスを調整すること。
言い換えると、モニタを見るときの目線が地面と水平になるということです。

モニタを見上げたり見下ろしたりすると、画面の歪みで知らず知らずのうちに目が疲れます。
また、会社の備品のやっすいモニタは性能が低く、視野角が狭いことが見にくさに拍車をかけます。

  • 目が疲れると肩が凝る。
  • 肩が凝ると背中が張る。
  • 背中が張ると腰に負担がかかる。

という具合に、体中に負担が連鎖します。

最初はいつもより相当低い位置にイスがくるので戸惑うと思います。
でも、数日すれば目の疲れや肩こりが軽減されていることに気づくはずです。

脚(あし)を組まない

つい組んでしまう脚。

  • 脚への血流が悪くなる
  • 骨盤がゆがむことで椎間板ヘルニア・自律神経失調症などを引き起こす
  • 猫背になる
  • 顔の周辺骨格にも歪みが出てくる

などなど。

実はかなり身体に悪いです。

 

またコールセンターの場合、脚を組むと成績まで悪化します。

まず声が前に飛ばず、弱々しくなります。
その結果、お客様が無意識のうちに不安を感じてしまったり、なめられてクレームに発展してしまうのです。

癖になっているのでなかなか直らないでしょうが、頑張ってください。
僕も一時期癖になって大変でしたが、脚を肩幅に開いて、両足のひらが床に触れている部分を意識すると直ります。

両足でしっかり地面を掴むようなイメージを持つと、身体だけでなく気持ちまで安定しますよ。

背もたれを使わない

少し背もたれを倒してそこに体重をあずける人がいますが、NGです。

背もたれに体重をかければそれだけ身体の負担は減るように思われがちです。
しかし実際は、無意識の自己防衛本能が働き、背もたれが突然壊れた時のことを考え、腹筋・背筋・首などあらゆる部分に力を入れて身体を支えています。

一番身体に負担がかからないのは、頭から腰までを一直線にして真上から背骨・腰に体重をかけている状態です。

ようするに背筋を伸ばし、背もたれは使わないようにするということです。

ちなみに、これは電車や飛行機に長時間乗るときにも使えるテクニックです。
リクライニングは倒さず、身体を真っ直ぐにした方が断然疲れは少なくなります。

出張などで長時間移動のある方は試してみてください。

休憩は疲れを感じる前に行く

のどが渇いてから水分を補給しても脱水症状が防げないのと同じように、疲れてから休みを入れるのは手遅れです。

めいいっぱい仕事をして疲れきってから長時間の休憩を取るより、疲れる前に短い休みをこまめに取るほうが、ずっと生産性が高くなります。

これは単純な身体の疲れだけではなく、脳が疲労・マンネリ・退屈でパフォーマンスを落とすことを防ぐからです。

実際、昼休み以外いっさい休憩を取らない新人さんを強制的に45分に1度、休憩に行かせたら・・・架電数が20件/日→30件/日に上がりました。

 

ただ、受電メインのコールセンターではなかなか難しいと思います。
そういう場合は、チームを作り、その中で順番に5分ずつの休憩を回していくようにするといいです。

 

なお、センターの方針・上司の命令で休憩にいけない場合は、数字を出してから訴えましょう。
ペーペーに発言権はありませんが、それなりの数字を出していればスジの通ったことは聞いてもらえます。

席を立たなくてもできるリフレッシュを用意しておく

上記4つでかなり疲れは軽減されるはずですが、さらにもう1つ。
席にいる間もできるだけ身体を動かしましょう。

とは言っても、大きな伸びをしたりすると目立ってしまうのでちょっと無理があります。

そこでオススメは身体の各部にグッと力を入れてからゆっくり脱力を繰り返すこと。
吐くときに力が抜けるようにできているので、息を止めて力を入れ、ゆっくり息を吐きながら徐々に力を抜くと効果的です。

 

番外編:カラオケを趣味にする

カラオケの効果については【お一人様歓迎】コールセンターのオペレーターが教える低予算でできるストレス解消 癒しの趣味4選で取り上げましたが、日々声をつくっておくのはコールセンターのオペレーターの必須心得です。

声が前へ出るか出ないかは、コールセンター業務の疲れ度に直結します。

しっかり声が出ていれば話がどんどん進むので仕事も進み、残業が減ります。
そして何より、気分が良い。

逆に声がしっかり出ないと聞き直されることが多くなったり、最悪聞き間違いが起こります。
心も体もクタクタになってしまうわけです。

まとめ

アイマスクやクッションなど、アイテムを使うとまたいろいろなことができるのですが、よほどアットホームな会社じゃないと持ち込めないと思うので、今回は紹介を見送りました。

1週間取り組んで見て効果がなければ、医療機関の受診をおすすめします。

 

派遣の仕事なんて、どうせ誰かがやってくれます。
でも、体調崩してしまったら・・・最悪過労死してしまったら・・・

過労死は残業時間に関係なく起こりえます。
命より大事な仕事なんてこの世に存在しません。

 

心はきしんでいないか。
身体は悲鳴を上げていないか。

常に自分の心と身体の声を聞いてあげてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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