非正規の叫び 転職ニュース

【書評】やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!

株式会社エヌエフエーという派遣会社の社長さん 大崎玄長氏の書いた「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」という本を読みました。

素晴らしい良書です。

 

頭に変な虫がわいているとしか思えません。

 

今、派遣の仕事で苦しんでいる方は、この本をバイブルに転職活動、頑張りましょう。

派遣会社の社長が、非正規労働者をどれだけバカにしているかが分かります。

書類選考で落ちたとき、面接で横柄な態度を取られたときは、この本を読み返して怒りのエネルギーを補充しましょう。

実は安定、実は勝ち組

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」帯より引用

 

はぁ!?

寝言は寝てからいってくれるかな!

?

あんたもバブルに踊り狂ったあげく、日本を不況にたたき落とした脳みそお花畑の”バブル世代”のせいで痛い目を見てきただろ?

その負債を次の世代に押しつけてどーすんだよ?

俺らの世代で完済して、次の世代に希望を残してやろうって気持ちはねーのかよ?

 

ぜいたくじゃなくても、普通の家に住んで、普通のご飯が食べたい。

大事な人の誕生日や記念日に、ほんの少しだけぜいたくをしたい。

ずっと付き合ってきた命より大切な彼氏・彼女と結婚したい。

ずっと心配をかけてきた親を安心させてあげたい。

・・・

 

派遣会社の社長のくせに、派遣社員の心の声、聞こえねーのかよ!?

 

「どうしても仕事がなくて、このままじゃ自己破産か首くくるしかないって困窮者が、生きるのに最低限必要な金を得る手助けをしている」ってことでは立派なことだよ。

でも・・・ごくごくごくごく一部の派遣社員の例を大々的に取り上げて「派遣は安定、派遣は勝ち組」って、そんなの詐欺じゃねーか!!

とりあえず・・・やる気はあるのに、そんなささやかな幸せに手が届かない若者をだまして搾り取る屑は、絶対に許さん!

 

全派遣社員のバイブル「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」の中身

このほんの中身を簡潔に説明すると

  1. ごくごくごくごく一部の派遣社員の事例をおおっぴらに取り上げて派遣社員サイコーという情報を植え込む第1章
  2. 第1部の内容を何度となく繰り返すことで洗脳する第2章
  3. どの派遣会社のウェブサイトにも載ってる派遣社員の面接~採用まで、派遣の仕事の概要、派遣に関する法律等々をコピペしてちょっとだけ書き換えた、ページ稼ぎの第3章から第5章

の3部構成となっています。

 

いやぁ、本を書くのって楽なお仕事なんですね。

こんな薄っぺらいこと書いときゃそこそこ売れるんですから。

・・・派遣やるなら、Amazon作家やったほうが儲かるんじゃね?

 

99%屑でも感動する行、単語が1つでもあれば良書だと思ってるので、一応最後まで読みましたが。。

2部と3部は読む価値ありません。

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」支離滅裂な第2章を読み解く

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」のコアである第1章。

ですが、「派遣社員は・・・」という形で書いているのは第2章の洗脳パートなので、そっちを一つ一つ読み解いていきます。

 

【夢をかなえられる「派遣」という働き方】と銘打たれたこの章。

 

頭わいてんのか?

それとも、若者洗脳して派遣社員増やして私腹を肥やすつもりか!?

 

会社本位ではなく、仕事本位で働ける

派遣の仕事は「どんな仕事がしたい」といった自分の希望を出すことができて、それを担当と相談しながら進められるので「自分のやりたい仕事ができる」というこの主張。

希望は出せるけど、いい仕事は超高倍率でつけないから、残念!

 

時給1,200円超える仕事はたいてい採用人数1人か2人。

エントリーしたら「あいにくほかの候補者に決まってしまいまして。」とメールが来るのがお決まりのパターン。

・・・決まったんなら応募ページ落とせよ。。。

 

残っているのは、コールセンターとか、誰っでもできる事務とか、大量募集してて、しんどいのに時給1,000円切るような仕事ばっかり。

 

そんなこと知らないはずないんだけどなぁ。

それとも、この人の派遣会社は超優良案件が湯水のようにあふれてて、一定のスキルさえあれば全部叶えてくれるんでしょうか?

・・・ドラえもんか!?

正社員並み、あるいはそれ以上の収入を得ることもできる!

はぁ!?

 

なんかいってんぞ。。

エンジニアとかだと時給4,000円から5,000円で年収1,000万プレイヤーがいる!

自分のところの会社は時給1,500円以上で残業含めたら30万円以上を実現している派遣もいるから、正社員より高収入を実現しやすい!

 

だそうです。

 

年収1,000万の派遣なんて、特殊スキルをもった本当にごくごくごくごく一部だっつーの!

時給1,500円の仕事だってよっぽどのスキルがあるか、いい大学出てないとつけねっつーの!!

 

で、この人が派遣のこと全然思いやってないのがこの発言。

時給1,000円×8時間×22日=17万6,000円。

まあまあといったところでしょうか。

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」46ページより引用

 

保険、年金引かれたら生活ギリギリじゃ!

 

派遣の場合、交通費も出ない。

どうしても仕事決まらなくて、往復2,000円超える現場いくこともある。

・・・ってか行ってたなぁ、僕も。。。

そうなると、日給は実質6,000円。

有給つかないうちに体調崩せば、マジで生活に支障が出る。

一度、時給1,000円で暮らしてみてからもの言ってくれるかな。。

 

ボーナスが出ることもある?

だからそんな仕事、一般人はつけんのじゃ!!

何歳でどんな状態からでも、自分の転職に出会える

無理!

40歳になったら切られる!!

40歳以上でつとまるのは超がつく汚れ仕事か、最低賃金ギリギリのおじいちゃんが年金の不足分を補うためのお仕事くらいだから。

 

僕だって、当時35歳だったのに、何度「年齢が・・・」と断られたか。。。

しかも断られた仕事は「未経験歓迎の簡単な事務」!

ま、本当のことを言ったら傷つくから体のいい断り文句として「年齢」って言葉を使われたのかもしれんけど。。

仕事中はバリバリ働き、終われば自分の時間。メリハリをつけて働ける

・・・別に派遣社員の特権じゃないからね、それ。

派遣だってタイムカード切らされてからサービス残業させられること、ふつーにあるから。

 

そーいや。

コールセンターで働いていた頃。

「今月、これ以上残業つけられないし、来月で調整するから・・・」って言われたっきり、5時間の残業、つかなかったことがあったっけか。

そのこと言ったら「タイムカードに残業ついてないでしょ?」ってしれっと言われたなぁ。。。

 

「短期集中の働き方もできる」っていってもさぁ。

そろそろ仕事するかってなったとき家計に穴開けずにすぐ仕事できる保証なんてないからね!

派遣先都合で派遣切りにあったとき、次の仕事決まるまで3ヶ月かかったから!!

その間、収入ゼロだから!!!

何?あんたの会社は出してくれるの!?!?

働きながら、自分が本当に進みたい道を選べる

芸能界デビューや作家デビューを目指す人間には、定時で帰れるのがメリットなんだと。

あと、辞めるときもすぱっと辞められるからいいんだと。

 

・・・残業ってことで言えば、正社員でもやり方次第だからね。

派遣だって残業あるときはあるし。

 

急なオーディションなどが入れば、派遣会社は休めるように協力してくれます。

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」62ページより引用

 

いや、普通は更新切られて終わりだから。

何?あんたの会社、そんな無理通せるの?

派遣先の弱みでも握ってるの!?

 

それにしても・・・

パートやアルバイトに比べて、派遣社員の給与相場の方がかなり高いので1ヶ月に20日も仕事をすれば、それなりに余裕のある生活が成り立ちます。

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」62ページより引用

成り立つわけねーだろ!!

こいつ、おぼっちゃまくん!?

何?亀に乗ってるの!?!?

「ともだちんこ」とかやっちゃう人?

親の介護や育児をしながら、できる仕事を選べる

これは、この本で唯一筋が通ってる。

最初から週何日とか、一日何日とか決められるからね、派遣は。

 

ただ・・・

普通、正社員やって、その会社の時短制度とか使うと思うんよ。

その方が退職金も出るし、派遣より賃金も高いし。

それが無理なら派遣って手もあるよっていうなら話は分かるけど。

最初から派遣で行こーぜ!!って。。

ドラクエの隠しコマンド?

派遣からスタートして正社員として働く道もある

もう、アホすぎて疲れてきた。

  1. 紹介予定派遣・・・全体から見ると募集数の割合は圧倒的に少ない!
  2. 採用される可能性はかなり低い

以上!

未経験でも自分が進みたい業界で働ける

まぁ、正社員よりはテレビ局とか、レコード会社とかで働ける可能性あるけど。。

そこでやらされるのってコピー取るとか、データ入力するとか、そういうことだから。

そんなの「その業界で働いてる」って言える?

 

派遣会社は研修が充実しているから、未経験からでもステップアップできる?

WindowsとOfficeの基本とかいらんから。

・・・せめてVIエディタの使い方を研修プログラムに入れてから言ってくれるかな。

正社員特有の人間関係のしがらみから解放される

派遣同士のしがらみがあるけどな。

 

あと。。

派遣社員が正社員にどんな扱い受けてるか知ってるかな?

  • 「派遣さん」って呼ばれたことある?
  • 「派遣だから」って理由で仕事ぶつ切りにされて、自分がやったほうが早いことをできないイラ立ちわかる?
  • ロッカーの大きさあからさまに違ったり、社員食堂使えない・・・普通だからね。

残業せずに自分の時間を確保できる

いや、だから。

同じこと何度も書くなや!

最後の方、明らかに雑になってきてんぞ!!

いろいろな会社でさまざまな経験を積める

スキルは身につかない。

賃金は上がらない。

歳とったら仕事がない。

 

・・・はい、終了

起業や独立を目指して経験を積んでいける

はい!?

いろんな仕事ができる(採用されるかは別として)って点は否定しないけど。

・・・起業・独立に必要なスキルなんて派遣で積めるわけねーだろ!!

 

あとここでも派遣は時給が高いから、独立資金がすぐ貯まるとか寝言ふいてるけど。

それ、世の派遣さん10人中8人から「バカじゃねーの」って言われるから。

 

何?

10分前に食事終わったのに、「ばあさんや、飯はまだかい?」って聞いてくるおじいちゃん?

 

 

とりあえず。

この会社の派遣さんの時給を単純平均じゃなくて、散布図で提出してほしいです。

絶対、時給1,000円のところが点で覆い尽くされた図が出てくるから。

僕だけ一方的にいうのも不公平なので「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」著者ご本人様の主張をどうぞ。

 

とと姉ちゃんでやってる「あなたの暮らし」の商品試験並に手厳しいことを書いてしまいましたが、これではあまりに一方的なので、賛成派の意見も少しは載せておこうかな、っと。

著者の大崎玄長氏自らがインタビューを受けて、この本には書いていないことをいろいろと語られています。

参考 新刊JP『やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!』特設サイト

 

その中でいくつかうなずける部分をピックアップ。

――2008年から起こったリーマン・ショックの際に派遣先の企業が契約を打ち切って、派遣労働者たちが仕事難民化するという事態が起こりましたよね。あれは派遣に対するネガティブなイメージを決定づける大きな要素になったと思います。

大崎:あれは痛ましい事件でした。ただ100年に一度の大不況ともいわれた中、あのとき仕事を失ったのは派遣社員だけではありません。各種の統計を見ても、あの時急増した失業者のほとんどが派遣社員だ、という意見には無理があります。どの雇用形態であったとしても等しく仕事を失うリスクに直面していた時代でもありました。

だから「派遣切り」という言葉に引っ張られ、「派遣は不安定」と連想し、職業の選択肢から外してしまうのは、本当にもったいないと思います。交通事故が1件あったので自動車全部を禁止しよう、というぐらいもったいない。もちろん交通事故も失業もゼロを目指すべきですが、だからといって「ゼロじゃないので全部ダメ」というのもなにか違うような気がします。

新刊JP『やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!』特設サイトより引用

うん。

確かに「派遣切り」というのがリーマン・ショックで「”派遣だけが”切られた」という一方的なイメージをつくった、というのはうなずけるものがあります。

「派遣切り」という言葉が本当の意味で使われるべきは、リーマン・ショックの頃じゃなくて、むしろ「今」です。

 

――今後、再び大きな経済の落ち込みがやってきたときのために、派遣会社としてはどのような対策をしているのですか?

大崎:例えば、私の会社の場合ではエリア戦略をとり、派遣先も派遣社員も、特定地域(東京都大田区)になるべく集中して職住近接、家の近くに働く場所がたくさんある、という状態をつくることを心がけています。そして、ところどころに研修センターや事業所を開設し、当社の派遣社員であれば当社の事業所の社員として「雇う」こともしています。

もしも大不況が来て仕事が極端に減ってしまった場合でも、そこでみんなで働こう、一種のワークシェアリングという形ですね。私はこれを「日本版PEO(Professional Employer Organization)」と呼んでいて、派遣会社に雇用され定年まで働き続けられる仕組みをつくりたい、それに共感いただける方とはどんどん連携して、日本各地にその仕組みをつくっていきたい、と思っています。

働く人の価値観も多様化し、家庭と仕事の両立や、プライベート時間を確保するために、あえて短時間や短期間での就業を望む人も増えています。また企業を取り巻く環境も変わり、正社員だから必ずしも安定、必ずしも幸せとはいえない世の中になっています。だからこそ、新しい働き方の形を構築しなればなりません。私はその可能性を派遣という働き方の中に見出しています。

新刊JP『やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!』特設サイトより引用

日本版PEO、なるほど。

短時間や短期間での就業を望む人が増えている、というのもわかります。

そういう人たちのための働き方として、派遣という雇用形態をすべて否定するつもりは僕にもありません。

 

でも。

フルタイムで働いて自分を、人によっては家族を支えなければいけない人を満足させられる雇用形態でしょうか、派遣って。

絶対に違います!

 

派遣が勝ち組、安定というのは、、、。

「うそ・大げさ・紛らわしい」。

ジャロに出てきてもらわなきゃです。

 

それにしても。。。

今の仕事は自分と合っていないんじゃないか、いろんな経験をしてみたい、そんな風に思っている人は、派遣社員という働き方を考えてみてもいいのではないでしょうか。

(新刊JP編集部)

新刊JP『やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!』特設サイトより引用

 

新刊JP編集部さん。

そう思うなら、今から派遣社員になられたらいかがでしょう?

 

 

あかん。

何にも言わないつもりだったけど、口出ししてもーた。

 

Amazonでは、まぁあんまりついてないんだけど、この本に対する読者さんのレビューが何件か寄せられています。

今度は口をださないので、客観的にお読みいただくとよろしいかと。

参考 やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!(Amazon)

「やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい!」は、派遣を一度もやったこのない「派遣社員から搾取する側」の人間が書いた、派遣社員にそのまま派遣社員でいてもらうための本です。

本読んだだけだと、派遣社員を食い物にするクズ狡猾な商売人だと思っていましたが。

新刊JPのインタビューを読んで、(本当にやっているかはわかりませんが)派遣社員のためにいろいろやってくれているようです。

 

僕は、派遣という働き方そのものを否定するつもりはありません。

少子高齢化や働き方の多様化、海外の安い人件費によるさらなる雇用の縮小を前にして。

週刊誌みたいに「派遣=格差の象徴」「派遣会社=悪」という単純な方程式をゴリ押しするのはあまりに短絡的。

 

短時間・短期間・週数日、といった働き方を求める人の選択肢として、派遣という働き方や、それを斡旋する派遣会社の存在は必要だと考えます。

正社員なり、独立なりへの中間補給基地的・橋渡し的な位置づけとしては意義のあるものだとも思います。

 

 

ただこの本は・・・

派遣を一度もやったこのない、派遣社員から搾取する側の人間が書いた、派遣社員にそのまま派遣社員でいてもらうための本です。

 

この本に興味のある人、手に取る人、買う人は、夢を追っている人や自由な働き方を求めている人ではありません。

・・・そういう人は、こんな本読まなくても、自分の夢や希望と折り合いのつく生活・仕事を自分で見つけ、「期限を付けて」受け入れています。

 

この本に吸い寄せられるのは、

「派遣でいることに不安・後悔・後ろめたさを感じていて、今派遣でいることを正当化してくれる言い訳がほしい現役の派遣社員」です。

 

そういう人がこの本を読めば、動き出せない自分、一歩を踏み出せない自分を正当化しだします。

少し考えれば分かることですし、実は本人も「そんなわけねーだろ」と思っていることですが、この本に書いてある非現実的な派遣のメリットを無理矢理に信じ込もうとします。

そして・・・何のスキルも持たないまま40を過ぎ、どこにも雇ってもらえない歳になったことを思い知らされます。

もちろん、結婚はできず、子供もいません。

 

そして言うのです。

「あぁ、10年前、自分を甘やかさず、ほんの少しだけ勇気を出して行動していたら・・・」と。

 

それから数十年後。

あなたは。

退職金でローンを返し終わった持ち家で、たまに遊びにくる息子夫婦や孫たちを楽しみに待つ毎日を送る同世代を横目で見ながら。

若い頃からの乱れきった食事・生活のせいで患った病気に苦しみつつ、すきま風の吹き込む狭く、暗く、湿っぽい賃貸アパートで一人、「あんな時代に生まれなければ・・・」と世を恨み、たった一人で死んでいくのです。

 

ある程度の地位を手に入れ顔と名前を公開している派遣やったことのないこの方と、名前もどこの誰かもわからないけれど、あなたと同じ派遣の地獄を見てきた僕。

このブログ全部読んでいただいた上であれば、最終的にどちらを信用されるかはあなたにお任せしますが。

これだけは断言します。

 

この本の”裏側”を読めない人は、いつまでたっても今いる場所から前には進めません。

まとめ

先にも書きましたが、僕は派遣という働き方や、派遣会社そのものを否定しているわけではありません。

実際、僕も派遣で命をつないだから今、こうしていられるわけですし。

 

結構辛辣なことを書きましたが、この方のことを憎んでいるわけでもありません。

 

派遣では幸せになれない人に変な誘惑をせず、派遣という生き方で幸せになれる人にもっと幸せになってもらえる環境を提供する努力をし続けてほしいだけです。

 

 

売れる本を書かなきゃいけない事情から、こういう本を書かざるを得ないのかもしれませんが。。

それを差し引いても、全国の不本意派遣の方たちが、どんなにつらく、苦しい環境を押しつけられているかが見えていないかと存じます。

 

難しいとは思いますが・・・

  1. 自分の会社で、一般の派遣さんと同じように登録してみて
  2. 肩書きも学歴も伏せ、偽名を使って
  3. 一般的な40代の履歴書を使って派遣先を探して
  4. 実際の業務をやって
  5. 派遣先での業務を終了してから、継ぎ目なく次の仕事ができるか

実際に確かめていただきたいです。

そうすれば、自分がいかに現場を見れていないかがわかるはずです。

 

大崎社長をはじめ、全国の派遣会社経営者、そして派遣会社に勤めている方たちが。

「派遣法や労働基準法に触れなければ、何をやってもいい」という頭ではなく。

「派遣法や労働基準法ではここまでやればいいことになっているけれど、自分たちの会社はさらに上のサービスを提供しよう」というように。

自分たちの会社だけでなく、世の中の利益に貢献する商売をしてくれることを願ってやみません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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