程度の差はありますが、30代超えた当たりから男は「年とりたくない病」にかかると思うんです。
脚は痛いし、腰は痛いし、徹夜はツライし、給料上がらないのに責任ばっかり大きくなるし。。。
年を取るのが怖いという、10代後半になって「大人になりたくない病」にかかるのと同じですね。
・・・僕は「大人になりたくない」病が結構重くって、大変でした。
18歳過ぎたあたりから、あと2年で二十歳、あと1年しかない、うわーあと半年、、、みたいな。。
そのかわり、憂鬱フルマックスで二十歳の誕生日を迎えたあとは、「自分はもうおっさんなのだ!」というわけのわからない悟りを開いたので、30歳の誕生日は割と普通にスルーして、今に至ります。
そんな感じでほんほんほんとおっさんライフを満喫していたのですが、、、
この前、Sadsのライブに行ったら考えが変わりました。。
男は40歳からじゃねーか、バカヤロー!
男は40代・50代から!カッコいいアファフォー・アラフィフまとめ
※年齢は2016年8月14日現在のものです
清春(47歳)
ライブの時、本人も「もう歳だ」「老体に鞭打って」とか言ってたけど、、、僕より10コ上なのに、全ッ然若いし!!
某バンドのボーカルとか、某ユニットの女性ボーカルとか、某歌姫とか・・・
声、劣化しちゃってる人、いるじゃないですか。
キー落として、それでもメッチャ苦しそうに歌ってて、しかも声出てないみたいな。。
この人は劣化知らずです!!
むしろ上手くなってるし、声に深みが出てきた。
あと、実際のステージ見るとわかりますが。
メッチャ身体キレてます。
動きもキレッキレです。
もう神です。神としか思えません。
アラフォーどころかアラフィフとか、、、ありえませんわ。
本人は「鍛えたら負け」だって言ってるけど、何にもしてないであんな動けるわけないと思うんだよなぁ。。。
氷室京介(55歳)
耳の不調からマイクを置く決断をしてしまった永遠のロック少年”ヒムロック”こと氷室京介。
あんなにスカジャンを着こなせるアラフィフは日本広しといえど、この人の右に出る人はいないでしょう。
- 「ライブハウス武道館へようこそ」
- 「俺様が氷室京介だ」
などなど、数多くの名言を残した日本が誇るロックスター。。
清春様同様、歌はまだまだこれから成長するんじゃないかっていうレベルだったから、ひたすらに惜しい!
「ただひたすらにいい作品を作る」というどこまでもシンプルなこだわり。
そのこだわりがうむカリスマ性に自然に人が集まってくる。
今、大阪市営地下鉄に乗ってるハゲ散らかしたおっさんの中に、自分の仕事にそれだけのこだわりと情熱を持っている人、どれくらいいるんだろう。。
ヒムロックから見れば、僕も地下鉄のおっさんも同列だと思うので、、、頭ひとつだけでも出られるよう、頑張らなと思う次第です。
福山雅治(47歳)
ガリレオとか役者さんとしてキャーキャー言われてるけど、やっぱりミュージシャンとしての彼は、男が見てもカッコいいなぁと素直に尊敬してしまいます。
最近のミュージックシーンって高い声出ないと存在価値無し、声の高さがボーカルの優劣みたいな変な風潮あるけど。。
こういう「落ち着く声」で一線にい続けられる人がいてくれると、日本の音楽もまだ大丈夫かなと安心します。
ちょっと古いけど、この曲聴くとこの人の音楽や人生との向き合いがわかるような気がします。
この人もあと3年で50歳。
10歳も下なのに「あー、もうアラフォーだ。。。」とか悩んでる自分がバカみたいです。
ホント。
どうでもいいですが・・・あれだけ下ネタいっても女の子からキャーキャー言われるとか、格差を感じます。
僕が同じことしたら、、、セクハラで訴えられること間違いありません。。
吉川晃司(50歳)
「モニカ」歌ってた頃は、不良を演じて感じがあんまり・・・でしたが。。。
いろんな修羅場をくぐって、この数年で一気に渋味を増してきました。
有名な話なので知っている方も多いでしょうが、、独立した時に「利益が出るまで俺は家に帰らない」と7年間、肺にカビが生えるまで事務所で寝泊まりしたというエピソードを聞いてから、ミュージシャン・俳優としてはもちろん、経営者としても相当な苦労をした、「覚悟の男」だと思いました。
ご本人様とファンの方には申し訳ないのですが・・・この人の歌はあんまり知らない、というか正直苦手で。。。
ただ、俳優・吉川晃司は好きです!!
- 「下町ロケット」の財前道生
- 映画「るろうに剣心」の鵜堂刃衛
- 「精霊の守り人」のジグロ
・・・
どれも、何もセリフを発しなくても、佇まいだけでその役を演じられるのが、カッコいい!
映画「さらばあぶない刑事」を見てきた嫁が、「吉川が主役を食ってた」と言ってました。。。
香川照之(50歳)
ミュージシャンばっかり取り上げたので、俳優の方も少々。
「挑戦するアファフィフ」といえばこの人です!
俳優として第一線で活躍を続けつつ、40代も後半に差し掛かる頃から歌舞伎に挑戦するというのは、僕ならできる立場でも怖気づくだろうな。。。
この人の凄さ、というか、人間ここまでできるのかと怖さを感じたのが「坂の上の雲」の正岡子規 役。
結核と脊椎カリエスに侵された晩年の正岡子規を演じるために、5ヶ月で15kg減量したって、、、。。
これはドラマ見てましたけど、見てて絶句してしまいました。
共演者、よく演技できたなと変なところで感心したのを覚えています。
哀川翔(55歳)
この人のことを知ったのは、昔々、ゼブラーマンってマンガがあって。
このマンガが映画化された時、主役を演じていたのが哀川さんで。
ゼブラーマンの作画を担当した山田玲司先生の「絶望に効くクスリ」ってのが超好きで。
そこで対談というか、インタビューした話が「男道だなー」と。
カブトムシが好きとか。
ケンカ超つえーとか。
そういうのはぶっちゃけ興味なくて。
とにかく真っ直ぐ、一本気な人生を今までも、今も、そしてこれからもやってくれるだろうってところが。
あこがれの大人、あこがれのアラフィフです。
堤真一(52歳)
ええと、この方は・・・
この方が、というよりこの方がNHK朝の連続テレビ小説「まっさん」で演じたサントリーの創業者:鳥井信治郎(ドラマの中では鴨居の大将でした)が、男気溢れててカッコよくって。
玉山鉄二さんをDisるつもりは毛頭ないのですが、、、主役のまっさんがフラフラフラフラしてて、もう毎朝イライラしてました(笑)。
そこへいくと鴨居の大将は大きい!
泥をすすってでも会社を守り、さんざん目をかけてきたまっさんが独立するって言い出した時もすっごい額の退職金持たせて送り出してくれる。
エリーさん(シャーロット・ケイト・フォックスさん)にはちょっと茶目っ気見せて。
こんな器の大きいアラフォー・アラフィフになれるなら、爪の垢を煎じて飲ませていただきたいくらいです。。
三浦知良(カズ)(49歳)
この人ほど「ダンディズム」という言葉が似合う人はいません。
キングカズは高校を中退して単身ブラジルに渡るという、無謀とも言える挑戦で世界への扉を叩きました。
Jリーグの礎をつくり、日の丸を背負い続け、そして今では若手選手とは親子くらいの歳の差なのに、未だに現役!彼らと同じ練習をこなすタフネスぶり。
カズの歴史はまさに挑戦の歴史。
そしてそれは今も続いている。。。
それだけでも尊敬するには十二分ですが。。
キングは、サッカーはもちろん、エンターテイナーであること、オシャレであること、ダンディであることを決して忘れない。
もともとの才能・素質はもちろんあるのでしょうが・・・どれだけの努力をつめばこの境地に至るのか。。
アラフォーだ、アラフィフだって、自分で勝手に作った限界の壁を壊すことが、ほんの少しだけでも近づくための第一歩かな、なんて思ったりするわけで。。。
葛西紀明(44歳)
彼はいったいいつまで、そしてどこまで飛んで行くのでしょうか。
スキージャンプの世界では極めて異例、キャリア20年以上でなお、大会に参加するだけでなく優勝を狙える成績を出し続ける「レジェンド(生ける伝説)」!
最初の問い。
彼はいったいいつまで、そしてどこまで飛んで行くのか。
国際舞台で戦い続ける理由を聞かれた時。
こう答えました。
「まだ金メダルを取っていないから。」
カッコいいよ!!
夢見るアラフォー、サイコーだわ!!!
イチロー(42歳)
最後は、この方です。
野球で積み上げた経歴、功績は、まぁ言うまでもないことですが。。。
別に他の方が傲慢とかいう気はないのですが。。。
これだけの偉業を積み重ねたのに、まだ謙虚で、貪欲に、さらに上に行こうとする姿勢は尊くさえあります。
努力をおおっぴらに見せびらかさず、自分に言い訳せず、調子がいい時も悪い時も、まわりがどうであろうと、コツコツコツコツと確実に積み重ねていく。
エネルギッシュさ、チャレンジスピリッツ、色気・・・
もらえるものなら全部欲しいですが(笑)。
この方のひたむきな姿勢、たとえここまで行けなくても少しでも見習いたいものです。
40代・50代はおっさんだから落ちぶれてもイイ? 「バカ言ってんじゃねー!これからだろ!!」って話
「自分はおっさんなのだ」と割り切る、とうか諦めると、確かに楽です。
無理しなくていいし、怠けてる自分に言い訳できるし、集中力続かなくても、体型がバインバインになっても全部「オレもおっさんだからなぁ」でまとめられる。
周囲を見ても同じような人が多いから、仲間意識というか、多数派に加入できているのだというワケの分からない安心感も得られます。
「大人になりたくない病」までこじらせた僕なのに、いつの間にかソッチ側のぬるま湯にどっぷり浸かりかけていました。
それじゃアカンのじゃ!!
大人の仕事は、子どもに夢を見せることです。
「ああいう大人になりたいな」と思ってもらうことです。
僕は子どもはいませんが。。
「あそこのおじちゃんはカッコいい」と思ってもらわなきゃいけないし。
何より。。
嫁に恋し続けてもらわなきゃいかんのです。
それがプロ夫(おっと)の一番大事なお仕事!!!!!
そんなことをなーんとなく考えてたら、この前Sadsのライブに行って。。
ライブはもう、ホントに良かったけれど。
それと同時に
自分の糞ダサさを嫌というほど、叩きつけられました。
人それぞれ。
誰も彼もがロックンローラーである必要はないかもしれないけれど。。
いい歳したおっさんが見た目だけ若作りしても痛々しいだけだけど。
40代・50代でも一線で輝き続ける「本物」には、一線にい続けられるだけの理由が必ずある。
嫁に寄生して飯食って、最後はクスリで捕まっちゃうような残念なおっさんにならないように。
顔や財力はムリでも、その生き様とオーラを目標にしたいので。
輝いてるアラフォー・アラフィフを並べて自分を奮い立たせた8月半ば、夏の夜でした。