今年もあしなが育英会の奨学生からから残暑見舞いが届きました。
- 書きたくもないのに無理矢理書かされている、とか
- あしなが育英会のスタッフが書いている、とか
- テンプレートがあって、アルバイトに書かせている、とか
・・・
いろいろな噂がありますが。。
無理矢理書いているなら悲しいけれど。。
たとえ仮に
スタッフが書いていようが、アルバイトが書いていようが。。
テンプレートを書き写しただけだろうが。。。
やっぱり、もらうとうれしいであります!
あしなが育英会の奨学生から手紙がきたから、返事を書いた。
というわけで、あしなが育英会の奨学生からお手紙をいただいました。
どうやら女子高生のようです。
この歳になって、女子高生から手紙もらえるとは思いませんでした(笑)。
女子高生うんぬんは別として・・・この歳になると若者との交流が難しいので、単純にそれがうれしかったです。
残暑お見舞い申し上げます。
私は将来人の役に立てるような仕事につきたいと思っています。
まだこれというものは決まっていませんが、できれば福祉関係の仕事につきたいです。
特に障がい者福祉に興味を持っています
その為に、相手を思いやり、安心感のある人を心掛けていきたいと思っています。
将来の事を改めて考えさせてくれたのはあしながさんのおかげです。
29年夏中央青少年交流の家にて
あしなが育英会奨学生からの手紙より
なるほど。
・・・僕が高校生の頃は「人の役に立つ」なんてこと、考えたこともありませんでした。
最近の若者は、しっかりしていますね。
「安心感のある人」か。。。
40歳を目前にしていますが、なれる気配がありません(苦笑)。
というわけで。
返事を書いてみました。
・・・字、汚ね~!!
IT系の仕事してると、ペンで字を書く機会なんてほとんどないので指が震えてしまいました。。
●●様
残暑お見舞い、ありがとうございました。
障害者福祉に興味を持たれているとのこと、僕も妻が障害者ですのでとてもうれしかったです。
無駄に過ごせばあっという間ですが、精一杯過ごせば大人になるまで、まだまだ時間はタップリあります。
どうか「今」を精いっぱい、めいいっぱい楽しんでお過ごしください。
小説の「あしながおじさん」と違って、僕は資産家ではありませんが・・・これからも影ながら応援していきたいと思います。
・・・
うん、おっさんの説教くさい!!
まぁ、何でしょうね。
この歳で「人の役に立ちたい」っていうのはすごいことだと思うし。
福祉に興味を持つっていうのは(良い意味で)意識が高くて、大変結構なことだと思うけれど。。
大人になるまでまだまだ時間はあるんだし。
毎日を思いっきり楽しんで、もっともっと自分探しをしてみてほしいな、と思ったわけで。
大人になってからの自分探しは・・・大変ですから。
子ども扱いされて不愉快だったら申し訳ないけど。
やっぱり子どもが子どものうちは。。
全力で、いっぱい無駄なことして、いっぱいしょうもないことして、いっぱいワガママをしたほうがいいんじゃないか、って思うんですよね。
おっさんながらに。。
それが子どもの特権ですから!!
・・・
この手紙を書いてくれた奨学生の子は、もしかしたらイヤイヤ書いたかも知れないけど。
もしかしたら、スタッフやアルバイトが書いたものかも知れないけれど。
こうやって返事出せば、誰かは読んでくれるはずで。
もしかしたら誰にも読まれないかも知れないけど「返事が届いた」っていうだけでも何か思うところはあるだろうし。
・・・最悪、誰にも読まれずにポイでも。
僕の気分がいいのでww
まぁ、いいんじゃないかな、と思う次第です。
まとめ
あしなが育英会、というか・・・だいたいの慈善団体には、一定数の「横領している」とか「天下り先」とか・・・ネガティブなコメントがついてまわるけれど。
仮にそうだとしても、まったく福祉に役立ってないってことはないだろうし。
仮にそうだとしても、たとえ数分の1、数十分の1しか届かない、効率の悪い、ロスの大きなアクションだとしても。
少なくとも、より子どもたちの力になれる支援団体や支援方法が見つかるまでは、わずかばかりの手助けを続けていこうかな、と思う次第です。
※良い募金先をご存じの方がいらっしゃいましたら、また教えてください。
追伸
「障害者」は差別用語ではありません。
「障がい者」と書けば知識人、みたいな人からの批判コメントはウンザリです。
・・・僕に文句つけるなら、せめて障害者と結婚してからにしていただきたいものです。