自己肯定感

いじめ・パワハラされた相手より幸せになる方法

幸せになる方法

今日は、いじめやパワハラで受けた屈辱が消化しきれない方に、僕が過去にうけた、いじめ・パワハラの屈辱・憎しみ・恨みと決別した方法についてお話ししようと思います。

どうすればこの苦しみ、胸の痛みは消えるでしょうか。

 

それは。

あなたが奪われたものを正しく見極め取り返すこと。

そして、いじめやパワハラをしてきた相手より幸せになることです。

 

12年間のいじめ。8年のパワハラ。屈辱の20年。

不幸自慢なんて聞いても面白くないとは思うけれど。

拾い読みでもいいので読んでもらえば、これだけひどい目にあっても、ちゃんと救われるんだって分かってもらえると思うので、ちょっと頑張ってみてください。

もちろん、途中で気持ち悪くなっちゃった人は無理しなくていいです。

ページごと閉じて、Amazon Primeで鬼滅の刃でも見て、炭治郎から元気をもらってください。

 

・・・

 

僕は、小学校入学から高校卒業まで、12年間いじめられてきました。

ものを盗られる、隠される、壊されるのは序の口。

あいさつ代わりに殴られ、蹴られ、髪に火をつけられ。

給食に墨汁や絵具をかけて食べさせられたり、彫刻刀で腕に彫り物され。

・・・

 

トラウマのいっぱい詰まった故郷を逃げるように上京して。

大学での4年間は物心ついてから初めて体験した、平和な世界でした。

しかしそんな平和も長くは続かず。

・・・

 

就職氷河期の渦に揉まれ、非正規で数年食いつないだ後で入った会社で、8年間、社長にパワハラ・モラハラの限りを尽くされ、壊されました。

定時出社すれば遅刻、定時退社すれば早退したかのようにネチネチ言われ。。

自分のやり方と少しでも違うやり方をすれば常識のない無能呼ばわりされ。

1日8時間罵倒され、その間仕事ができなかったと損害賠償を請求され。

1日16時間働いても一切残業代はつかず。

金曜に残した仕事が土日で終わっていなければ罵倒され。

年末に残した仕事が年始に終わっていなければまた罵倒され。

辞表を出せば「親に損害賠償を請求する」と言われ。

最終的には殴る蹴るが当たり前になり。

・・・

 

社長と似たような人をみたり、似たような声を聞くと電車の中でも吐いたり、気を失うようになって。

入院することになりました。

 

・・・

母が体も心も強く産んでくれたおかげか、それとも単に運が良かったのか。

入院は1か月だけで済み。

その後、数か月で少しずつ普通の生活ができるようになり。

派遣でゆるく働きながら3年かけて心と体が治して。

何とか正社員で働けるようになって。

今に至ります。

・・・

 

ふとしたことで屈辱の日々のワンシーンを思い出して、眠れない夜を過ごすことありました。

派遣社員だった頃、手取り16万円の給与明細を見るたび、あの社長は買いたいものを何でも買えて、キレイな奥さんと可愛い子供もいるのに、なぜ自分はこんな生活に甘んじているのだと、 音がするほど歯ぎしりした日もありました。

 

僕は神様でも仏様でもないので、きっと死ぬまでこいつらを許すことはできません。

許さなくてもいいと思っています。

だけど今は、眠れない夜も、歯ぎしりの音を聞くこともありません。

 

あなたを憎しみの呪縛から解き放つ唯一の方法、それは「やられたことをやり返す」ことではなく「奪われた尊厳を取り返すこと」です。

よく「復讐なんておやめなさい。憎しみから何も生まれません。」なんてことをいう人がいますが。

こういうことをいうのは、殺したいほど人を憎んだことのない薄っぺらい人生しか知らない自称セラピスト。

もしくは、親や先祖のつくった地盤・看板のおかげで、税金も払わず、5分か10分お経読んで、ちょちょっと戒名つければ何十万円稼いで外車を乗り回わせる生臭坊主です。

 

今度、こういうことを言う人にあったら、こう問いかけてみてください。

「あなたの奥さん(旦那さん)とお子さんを目の前でひき殺され、その加害者が無罪になっても同じ事がいえますか?」

この問いに正面から答えられない輩の話など聞くだけ時間の無駄です。

 

誰がなんと言っても、悪いのは相手です。

ただ、復讐の方法については少し考える必要があります。

なぜなら、やられたことをそのまま相手にやり返しても心は満たされないからです。

 

例えば。

昔、殴られたからといって、今、相手をボコボコにしたところで気は晴れません。

なぜなら、あなたが許せないのは殴られたことではないからです。

 

確かに殴られたときは痛かったでしょう。でも今は痛くないですよね。

だから殴られた痛みに対する復讐は成立しません。

 

では何があなたの心を憎悪で満たしているのか。

それは「お前は自分より価値のない人間だから殴ってもいいと見下されたこと」です。

 

いくら殴っても「自分の価値が相手より劣る物ではない」という証明にはなりません。

だから、憎しみも解消されることはありません。

 

パワハラも同じです。

あなたにいつも暴言を吐いていた上司が許せないとしても、暴言を吐き返したところでスッキリはしません。

それは、あなたが許せないのは「暴言によって自分(もしくは自分が大切にしているもの)が否定されたこと」であって、暴言そのものではないからです。

だからあなたが意を決してありったけの悪口を叩きつけたところで、相手に否定されたもの(=あなたやあなたが大切にしているもの)の尊厳は回復されません。

 

ではどうすれば良いのか。

それは。

暴力や暴言をそのまま返すのではなく。

暴力や暴言によって奪われたものを取り返すのです。

あなたが、そのカスごときに殴られて良いような人間ではないと証明するのです。

あなたが、そのクズ上司ごときが口をきいて良い人間ではないと示すのです。

あなたが、彼らより上の人間である証として、彼らより幸せになるのです。

 

具体例として僕の話をしますね。

自分の話ばっかりするおっさんは若者に嫌われるってどこかで聞いたような気がするけど、まぁいいか。

 

僕の場合、パワハラ社長に対する復讐を果たし、僕を救ってくれたのはこのブログでした。

 

ご存じの方はご存じでしょうが。

このブログは元々、コールセンターで働く中で身につけた知識や技術をまとめ直す自分用のメモでした。

 

それがいつの間にか同じような悩みを持つコールセンターのオペレーターが集まるようになり。

そこに非正規やブラック企業での搾取に苦しむ人たちが加わり。

少しずつ寄せられるようんあった相談に、自分なりの精一杯答えているうちに。

「ありがとうございました」とか「あなたがいてくれて良かった」とかいってもらえるようになって。

中には僕を産んでくれた両親にもお礼をいってくれる人まで出てきて。

いつの間にかその声は何十、何百になって。

 

気がついたら。

ミスをするのはお前が生きてるだけで迷惑なクソ人間だからだ、とか。

お前みたいなできそこないを作ったお前の親は犯罪者だわ、とか。

お前は絶対に人の役に立たない、とか。

お前みたいなどこへいっても通用しないクズを雇ってやってるんだから感謝しろ、とか。

・・・

毎日8時間、8年間、罵倒されたで、粉々に壊された心が。

元に戻るどころか、元より強くなっていました。

 

自分は価値がない人間なんて言われてたけど、嘘じゃん。

絶対人の役に立たないとか言われたけど、嘘じゃん。

どこへ行っても通用しないとか言われたけど、普通に給料もらえるじゃん。

そういえば、あの人を周りにいるのは仕事でつながった人ばかりだったなぁ。お金がなくなったら誰にも相手してもらえないんだろうな。死ぬ時は一人か。なんか可哀想だな。

・・・

そう、思えるようになりました。

僕は、自己肯定感を取り戻したのです。

 

そのときにハッキリと悟りました。

僕が殺したいほどパワハラ社長を憎んだのは、サビ残や休日出勤を強要されたせいでも、仕事のミスや遅れを怒られたからじゃない。

自分と、自分を産み、育ててくれた両親を侮辱されたからだったんだ。

僕が一番悲しいことは、誰の役にも立てないこと、誰も幸せにできないことだったんだ。

僕にとって一番の幸せは、弱い立場の人を助けることだったんだ。

と。

 

ギリギリまで追いつめられて、そこから這い上がる過程で、深く深く自分を見つけたからこそわかったことでした。

お金を否定する気はないし、美味しいもの食べるくらいの贅沢はきらいじゃない。

だけど、必要以上のお金をもらうよりは、自分に悩みを打ち明けてくれた人が何らかの形でそれを解決してくれることの方がずっとうれしい。

たまに「自分にもっと野心があれば、別の人生もあったのかなぁ」なんて思うときもあるけれど。

でも、今の暮らしや人生には満足しているし。

この数年、人の幸福を羨んだことは一度もないです。

 

・・・

少なくとも僕の中では、パワハラ社長より幸せになったのです。

 

もちろん、このブログはパワハラ社長を見返すためにつくったわけではありません。

当時は派遣社員としてコールセンターのオペレーターをして、その前の派遣先を半年で切られていたので「結果を出さなければ!ミスなくやらなければ!!」とものすごいプレッシャーを感じながら毎日を過ごしていました。

そんなギスギスした毎日のほんの息抜き。

少しでもいい数字を出すための業務の予習・復習の場。

そんな他愛のない落書きみたいなブログが。

たくさんの縁をつないでくれて。

その縁に導かれた心ある人たちが僕を救ってくれました。

 

・・・

 

さて。

僕はたまたまブログでしたが。

きっとあなたにはあなたのリベンジの仕方があるはずです。

容姿をバカにされたトラウマから抜け出せないあなたは、容姿の罵り合いをするのではなく、そいつが歯ぎしりするほどのお相手と恋愛・結婚して招待状を送りつけてやりましょう。

不倫された過去が忘れられないあなたは、相手のパートナーにちょっかい出すのではなく、そいつより10倍魅力的な相手を見つけるか、そいつが土下座して復縁を求めてくる男(女)になった上で、そいつにツバを吐いてやりましょう。

パワハラ上司に苦しんだあなたは、こちらから会社ごと上司をクビにして、お互いを尊重し合える職場からパワハラでしか立場を守れない哀れな元上司を哀れんでやりましょう。

 

もちろん、これは僕が勝手に考えた物なのであなたの性格には合わないかも知れません。

そんなときは。

自分が何を失った(傷つけられた)ことに怒りや悲しみを感じているか。

どうすればそれは満たされるか。

あなたにとっての「幸せ」とは何なのか。

をしっかりと自問自答してみてください。

そうすれば、きっとあなたにふさわしい復讐の方法が見えてきます。

 

最後に。

もちろん、現在進行形でいじめやパワハラにあっている人はこんなことしている場合じゃありません。

証拠を固めたうえで、労基(労働基準局)、警察にいきましょう。

いじめもパワハラも立派な犯罪です。

あなたは法によって守られ、相手は法によって裁かれる。

それがあるべき世の姿です。

 

追伸

少しは、役に立てました?

 

世界は。

少なくとも僕は。

いつだって、あなたの味方です。

 

同じようなテーマでもう1本書きましたので、こちらもどうぞ。

参考 過去に受けた扱いのせいで仕事をするのが怖くなってしまったときの処方箋

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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