2017年7月のある暑い土曜日。
ITエンジニア・クリエイター専門の転職エージェント レバテックキャリア様のオフィスに取材に行ってきました。
今回聞いてきたのは・・・
「未経験からエンジニアになる方法」です!
ネットの海には、
今、エンジニアは売り手市場だから、30代の未経験でも内定バンバン取れる!
超高層ビルで優雅に仕事して給料ザクザク!!
プログラミング勉強すれば、田舎でゆる~くマイペースで仕事ができる!!!
といった夢のような記事があふれていますが・・・
現場を知るプロの方から聞いた現実は、そんな甘いモノではありませんでした!
他業種以上に即戦力が求められます!
30代・未経験からの転職は非常に厳しいです!!
好きじゃなければ、とてもとてもやっていけません!!!
実際・・・
僕自身、システム運用(=監視業務)をしていますが、システム異常で夜中の3時に開発の方に電話したりするのですが。
そのたびに、「大変だなぁ」「好きじゃなきゃやってられない仕事だなぁ」と尊敬の念を抱かずにはいられません。
だけど・・・
日本中・世界中から注目されるサービスを「自分で」つくることができます!
スキルさえあれば、4桁(1,000円じゃありませんよ!)もらえます!!
スキルさえあれば、転職もフリーランスもよりどりみどりです!!!
そして何より・・・
実力次第で、自分の人生を切り開くことができます!!
エンジニア以外の転職にも絶対に役立つ、30代から未経験の業界に飛び込もうと考えている人すべてにオススメする、渾身のインタビュー、どうぞご覧ください!!
レバテックキャリアとは・・・
レバテックキャリアは業界トップクラスの求人数を誇り、IT・WEB業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェント。
いろいろな方が口コミ記事を書かれていることからも、その人気の高さがうかがえます。
取材当日。
渋谷ヒカリエって・・・従業員10人くらいの会社が入っているオフィスビルだと思ってたんですよ。
・・・田舎者でごめんなさい。。
そしたら・・・

レバテックキャリア様のオフィスは渋谷ヒカリエの17F!

オフィスのある階へはセキュリティチェックを受けないと入れません。

オフィス入り口。
何やコレは!?!?
あとで聞いた話だと、渋⾕ヒカリエの17F・18Fすべてをレバレジーズグループで借り切っているとのこと。
・・・何も知らず、とんでもないところに取材申し込んでしまったんじゃないだろうか・・・
ちなみに、ここ・・・
星野源さん・新垣結衣さん主演で大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(=逃げ恥)」で、主人公の職場として撮影に使われたそうです。
本気の恋ダンスを踊ってみたい方は一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
土曜だというのに出勤いただいたご担当者様がコチラ。

キャリアアドバイザーの泉澤さん
30代が未経験からエンジニアになるのは大変!だけど日本中で使われるサービスを、自由な働き方でつくれる環境を手に入れるチャンスがある!!
ではよろしくお願いします。
ーー ええと・・・いきなり愚痴から始まって恐縮ですが・・・
最近、僕のブログに「エンジニアって、プログラムをつくる仕事で、給料高くって、最近は人手不足なんですよね?」とか「タイピングで1分間に100文字打てますけどなれますか?」とかいう質問が多く寄せられておりまして。。。
あと・・・「僕をエンジニアにしてください」とか「英検3級ですけど2級とった⽅がいいですか︖」とか「普通免許はいりますか︖」とか・・・
泉澤:そんな質問が寄せられるんですね(笑)。
ーー でも、そういう人たちの気持ちも、理解できなくはありません。「エンジニア」といってもフンワリしすぎてて、よくわからないと思うんです。
泉澤:そういう面もあるかもしれませんね。
ーー そこへきて急に転職市場でエンジニアが取り上げられるようになったから「どんな仕事かよくわからないけど、人手不足らしいし、給料もよさそうだし・・・」といった受け取り方をする人がいるのも無理はないことだと思います。
いい機会ですのでレバテックさん的に「エンジニア」とは何か、一言で説明していただけませんか?
泉澤:わかりました。
CADなど機械・ハード系のエンジニアもいらっしゃいますが・・・
弊社ではソフトウェアの開発を行う人たちを【IT系エンジニア】と定義しています。要するに「パソコンでプログラムを書いて、システムやアプリをつくる方たち」ですね。
ーー なるほど。ではエンジニアの良いところってどんなところなのでしょうか?
どうして最近こんなに人気が急上昇しているのでしょうか?
泉澤:有効求人倍率が高まっていることや、全職種の中でも上位に位置する収入はもちろんですが・・・今、社会的にどこの会社もシステムというものを導入します。
業務効率を上げるためのto B(=企業向け)システムはもちろんですが、最近ですと食べログやRettyのように自社でメディアを運営し、そこから収益を得るto C(=個人向け)のサービスを展開する企業が増えています。
to C・to B、どちらのサービスもエンジニアがいなければ成り立ちませんから、最近の傾向として社内におけるエンジニアのプライオリティ=立場(発言力)がどんどん高まっています。
自分のアイディアをもとに、自分がつくったサービスが自社サービスの根幹で動く、自社サービスの一番大事な部分に直接携われるところが魅力の一つかと思います。
ーー 自分の仕事がなんの役に立っているかもわからず、実績を出すチャンスも、スキルアップする機会も与えられずモヤモヤしている人からすると・・・夢のある話ですね!
泉澤:もちろん企業の社風によるところもありますし、最初は上から渡された要件定義に従ってプログラム組む仕事がメインになりますが、実力をつけて結果を出せば権限は増えていきます。
あとは・・・
フリーランスや在宅で働く環境が整っているところも人気の一つに挙げられます。
ーー それがやりたくってエンジニアを目指す人、多いですもんね。
泉澤:もちろん、そういう仕事をできるだけのスキルがあることが前提ではあります。
ただ、スキルさえあればフリーランスで働く環境はエンジニアの仕事が一番進んでいると思います。
営業職などでは、家で⾃分のペースで働くとか、子育てをしながら仕事をするのは難しいですが、エンジニアであれば1週間に数日出勤すれば生活できる収入を得るといった働き方をすることは十分可能です。
また、在宅・リモートワークで完結できる仕事や、リモートワーク環境を整えている企業も、他の業種にくらべるとずっと多いです。
ーー そんなエンジニアですが・・・
ズバリ、未経験の30代・40代からでもなれるものなのでしょうか?
泉澤:単刀直入にいうと厳しいですね。
ーー 厳しいですか?
泉澤:中途採用という市場は即戦力が一番求められます。
どの業種も同じとは思いますが、エンジニア業界は他業種以上に「どれだけ即戦力になってくれるか」という視点で求人を出しますので。
未経験ですとポテンシャルを判断してもらっての転職になりますから、同じスキルでしたらやはり若い人が優先されます。
ーー 帰ります!
だったらもう話すことないんで。
30代以降が未経験からエンジニアになるのは無理なんでしょ?
泉澤:(汗)確かに20代に比べれば不利にはなりますが、完全に無理かというとそういうわけでもありません。
弊社では「レバテックビギナー」というサービスで、エンジニアを目指す方のスクール選びから転職活動までをトータルにサポートさせていただいています。
その中から未経験でエンジニアへの転職を成功させた30代以上の方もいらっしゃいます。
ーー 先に言ってくださいよ。帰っちゃうところだったじゃないですか。
泉澤:(・・・)もちろん、20代の方に比べて厳しいことは変わりませんし、必ずしも努力さえすれば全員が転職できるというわけではないですが・・・
ポイントは「目に見える、質の高い制作物」です!
例えば今ですと「GitHub(=ギットハブ)」というサービスで自分のプログラム作品をネット上に公開できるのですが、そこに「きれいなコードを書ける」「レベルの高いものが作れる」ということのアピールができる成果物を上げている方は、未経験からでもエンジニアへの転職に成功されています。
エンジニアが個人で仕事を獲得するのは簡単でなく、継続的な努力が必要
ーー ちなみにレバテックキャリア様が扱っている案件の年収は平均いくらですか?
泉澤:うーん・・・
「これです」という数字をお出しするのは難しいですね。。
ーー どうしてですか?把握できてないってことですか?サボってるんですか?
泉澤:(汗)どの職種でも言えることですが、エンジニアの仕事というのは特に年収が「スキル」に依存します。
エンジニアはこのスキルによる収⼊の違いが⼤きくて・・・
違いが大き過ぎて、単純に平均額を算出しても、実際にその収入を得ている方はいない、ということになってしまいます。
ーー あ~、日本のサラリーマンの平均年収は400万円って言われているけど、実際400万円もらっている人はほとんどいない、みたいな感じですね。
泉澤:ただ参考までに申し上げますと、本当に優秀で経験豊富なエンジニアの⽅ですと1,000万円以上の収入を得られる⽅もいらっしゃいます。
ーー 1,000円じゃ、ないですよね?
泉澤:1,000円ではないです(笑)。
なお、レバテックキャリアは関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)と関西(大阪、兵庫、京都など)でサービスを展開しているのですが、地域によっても違いがあります。
ーー なるほど。
泉澤:さらに余談ですが。
エンジニアの場合「自分が欲しいスキルややりたい仕事・関わりたいサービスができる会社に転職したい」という部分を軸に転職活動をされる方が多いです。
ーー 「スキルさえあれば仕事はなくならないし、ある程度の収入を確保できる」という背景があるからかもしれませんね。
人間、生活にゆとりができると知的好奇心や向上心が芽生えてきますから。
泉澤:そうですね。
ーー 逆にいえば・・・そういう向上心の塊みたいな人たちがしのぎを削る舞台に飛び込んでいくわけですから・・・
【楽したい人】には向かない仕事ですね。
泉澤:おっしゃる通りです。
⾼⽔準の給与や時間的なゆとり、それにきれいなオフィスで働きたいといった願望はどなたでもお持ちだと思います。
ただ、それらは「スキルアップしたい」や「いいものをつくりたい」といった純粋な動機の元に積み重ねた努⼒・成果の副産物です。
そのため、プログラミングやサービスづくり自体でなく、「ゆとりのある⽣活」が働く⽬的になってしまうと、就労後に大変な思いをすると思います。
これはどの職業でも共通ですが、エンジニアの場合は最新技術の勉強を継続的に行っていく必要もありますので、特にそういう面が強いと言えます。
ーー うーん・・・いろいろ魅力のある反面、厳しい面もあるんですね。
でもまぁ・・・中途半端な気持ちで挑戦して・・・
不採用の山を突きつけられて傷ついたり、採用されたとしてもついていけずに心を病んだりして、一番損するのは本人ですもんね。
泉澤:おっしゃるとおりです。
ただ繰り返しになりますが、スキルと実績さえあれば、「その結果として」そういう暮らしを実現することは十分可能です。
ーー ほかにエンジニアのつらいところ、厳しいところはありますか?
泉澤:「止めても良いシステム」というのはほとんどありませんから、そういう意味での緊張感はありますね。
システムは必要なときに正常に動いてこそシステムです。また最近のシステムは24時間・365日稼働させるものが増えてきています。
ですからつくって終わりではなく、つくったサービスをどれだけ止めずに運用できるかが大事になってきます。
ーー 運用(監視)やってる身として、痛いほどわかります!
泉澤:「つくるよりそれを止めないこと・正常に動かし続けること」のほうが難しいし、はるかに労力がかかります。
それはWEB業界で自社サービスを運営している会社、、たとえば今人気のゲームなどを配信しているとか・・・いわゆる”キラキラした企業”であっても変わりません。
優雅にキラキラした開発業務だけではなく、運用の方たちと連携して夜間に緊急対応をするといった「泥臭い部分」があることは、知っておいていただくほうが良いと思います。
WEBかSIerか?正社員かフリーランスか?30代以降は?エンジニアの働き方アレコレ
ーー では次。エンジニアの業種についてです。
エンジニアって大きく分けて「WEB」と「SIer」があると思うのですが、未経験からエンジニアに転職するならどちらが楽か教えていただけますか?
泉澤:どちらが楽、と⼀概には⾔えないですね。
ただ、どちらを選ぶ方が多いかで申しますと、まずSIerでの勤務をエンジニアのスタートラインにする方が多いですね。
SIerはいろいろな企業のシステムの開発案件を請け負っています。
そして、いろいろな案件があるからこそ、いろいろな開発体制ですとか、いろいろな開発⾔語に、⼀つの会社にいながら触れるチャンスがあります。
そういう背景から、まずはSIerでいろいろな開発環境に⾝を置いてスキルを伸ばすことに注力される方が多いです。
その後は、そのままSIerとしてお客様の課題を解決していく力をつけていったり、または自社サービスの開発を行っている企業に進むといったキャリアプランが考えられます。
ーー なるほど。他にもWEBとSIerの違いってありますか?
泉澤:そうですね・・・
先ほども例として挙げさせていただいた「⾷べログ」や「Retty」などが属する、いわゆるWEB業界と比較してみます。
WEB業界では、⾃社サービスでマネタイズをしている企業が多いため、企業自身が個⼈のお客様と直接関わることになります。
そのためWEB業界のエンジニアは、プログラミングだけでなく、サービス志向が強くなる、あるいはそういうマインドを求められる傾向が強いように思います。
反対にSIerのエンジニアですと、お客様の問題・課題・悩みを解決するタイプ=「ソリューションしていきたい」という方が多いと思います。
ーー 今やっている仕事が接客関係だったらWEB系、窓口業務だったらSIerのほうが向いているかもしれませんね。
泉澤:うーん・・・そう単純にはいかない面もあります。
最近では技術の進歩やトレンドの変化によって、WEB業界であっても対企業のサービスを行なうことはありますし、SIerも⾃社サービスを展開して個⼈のお客様と直に接するシーンが増えてきました。
一般的にWEB業界はTVCMやWEB記事などの露出が多いこともあって人気が高い傾向にありますが、SIerでも【新しいこと・⾯⽩いこと】はたくさんあります。
「WEB業界かSIerか」ではなく「何をやりたいか」を軸に考えていただくとよいと思います。
ーー WEB系企業の不祥事や衰退を目にすると思うんですけど。。
エンジニアって、自社だけでしか通用しないローカルなスキルしかもっていないと失業したとき大変ですよね。
泉澤:そうかもしれませんね。
幅広い開発環境に触れられる会社や、最新技術のキャッチアップに積極的な組織であれば、そういった悲観的な未来を回避できる可能性も高まります。
これからエンジニアとしてスキル・経験を積むという⽅は、転職活動の際にそういうことも応募する企業選びの指標の⼀つに⼊れるといいかもしれませんね。
ーー ここまで企業で働くエンジニアのお話をいろいろお伺いしましたが・・・次はフリーランスでの働き方についてお伺いしたいのですが。
泉澤:はい、どうぞ。
ーー 「田舎でゆる~くコード書いてリッチな生活がしたい!」とはいいませんが・・・
「家の事情で在宅で仕事をしたい」「子育てをしながら仕事をしたい」といった事情からフリーランスのエンジニアになりたい人のためのアドバイスがあればお願いします。
泉澤:単純に情報共有やデータの受け渡しという意味では、SlackやGitHubなどリモートでの仕事をするツール・環境はかなり整っています。
ただ、それだけでは事務所・オフィス・会社を離れることはできません。
在宅で仕事をするとなると開発現場やクライアントと、リモートでやり取りをしなければいけませんが、そのときに一番大切なのは、問題が起きたとき、分からないことがあったときに「自分で解決する力」があるかどうかだと思います。
これがないのであればリモートで仕事をするというのはキツいかなと思います。
ーー 「自己解決力」ですか。どうやって身に着けたらいいんでしょうか?
泉澤:それこそ「⾃⼰解決⼒」ですよ(笑)。
ただ、ノーヒントというのも不親切ですので・・・
弊社の場合ですとteratail(テラテイル)というエンジニアさん同士が教え合うQ&Aサイトを運営しています。
こういったサービスを上⼿に使っていただくことと、ただ漫然と質問をするのではなく、より指向性のある質問をもって問題解決する「質問⼒」を磨くことを意識するのが⼤切だと思います。
なお、teratailは・・・
⽇本にいるほとんどのエンジニアさんが⼤体⽉に2回以上アクセスする(※1)、業界標準とも言えるQ&Aサイトです。
(※1)
IT 人材白書 2016より、IT 人材 85 万 4,000 人のうち、「インフラ系技術者」(87,962 人)、「アプリ系技術者」(298,900 人)、「運用系サービス技術者」(119,560 人)の合計値から算出
ーー エンジニアって40歳・50歳になっても安心して生活できる仕事なんでしょうか?
「プログラマ35歳定年説」って⾔葉があるだけに、「プログラマ・エンジニアは若いうちだけの仕事」みたいに思っちゃうんですけど。。
泉澤:IT業界はまだまだ若い業界ですから、エンジニアとして定年退職した方というのは時代的にいらっしゃらないんですよね。
エンジニアさんに対してどういうキャリアをつくっていくかというのは、各企業が模索をしている段階だと思います。
ただ、、、プログラマ35歳定年説というのは・・・
実質「ないもの!」と思っていただければと思います。
ーー ないんですか?
泉澤:弊社で転職活動をサポートをしているエンジニアさんは、全体のほぼ半数が30代以上・40代以上なのですが・・・
その年齢にふさわしいキャリア・スキルを積んでいらっしゃれば、転職しにくい・求人がないということはまったくありません!
ーー そこまで力強く断言していただくと、心強いですね。
30代までのエンジニアさんの約半数は少なくとも1度は転職経験をしています。
40代だとほぼ全員が転職をしています。
また、企業側やIT業界全体が「スキルアップや、より新しいことに挑戦するための転職はよくあること」という空気です。
スキルと経験さえあれば学歴や年齢に関係なく転職できる業界ではあるかと思います。
ーー ただ未経験者の場合だと歳をとればとるほど厳しいとのことなので・・・
「エンジニアになろう!」と思うなら急いだほうがいいですね。
泉澤:おっしゃる通りです。
エンジニアの現場を知り尽くした担当者による全力サポート!レバテックキャリアがエンジニア転職希望者に支持される理由
ーー ではそろそろ御社サービスのPRタイムとなります。
まず御社のサービスを簡単にご説明いただけますでしょうか?
泉澤:一言でいうと「IT系のエンジニアとクリエイターに特化した転職支援サービス」ということです。
エンジニアさん・クリエイターさんに特化しているのでサポート体勢は手厚いです。
また、企業様から評価いただくのは「エージェントの専門性の高さ」です。
ーー どういうことですか?
泉澤:もちろん他の職業がカンタンということはないのですが、エンジニアの転職はサポートするのが特に難しいと思います。
エンジニアの転職に限った話ではないのですが、転職活動はどんなに企業理念や待遇がマッチしても、スキルや技術的なところで起こるミスマッチを見逃してしまうと失敗です。
そして、このミスマッチを防げるかどうかは、転職エージェント・・・つまり私たちがどれだけ業務と、その業務に必要な知識やスキルを深く理解しているかにかかっています。
ーー 確かに、その職種のことを理解していないと本当に良い転職活動の支援はできないですよね。
泉澤:エンジニアの仕事は専⾨性が⾼く、必要なスキル・知識も広く・深くなりますので転職エージェントにもそれ相応の理解が求められます。
その点、弊社は元エンジニアでエージェントにキャリアチェンジした者もいますし、エンジニア、マーケター、デザイナーも営業も全員社内にいるという体制です。
極端な話、キャリアアドバイザーでわからないことがあれば、すぐ横の列や隣りにエンジニアもデザイナーもいて何でも聞ける、という環境です。
マッチング率の⾼さには⾃信があります︕︕
ーー 専門的な話が通じるくらい理解度が高いのであれば、企業でも求職中のエンジニアでも「このエージェントに任せても大丈夫だ」という信頼や安心感が生まれそうですね。
ところで・・・
この数年で急にITエンジニアの転職サービスが増えたような気がするのですが、それって何か理由があるんでしょうか?
泉澤:確かにとても増えましたね。
それだけエンジニアの転職市場、IT業界全体が活気づいているということではないでしょうか。
ーー そういった他社と比較しての御社の強みを教えていただけますでしょうか?
泉澤:そうですね。サポート体制は非常に手厚いです。
他社サービスを使った方の話を聞いてもよくそういった話題が出ます。
具体的には、職務経歴書・履歴書の添削や⾯接対策は他社さんもやっていることかと思うのですが。。
弊社の場合、ご要望があれば⾯接対策は「毎回」させていただいています。
ーー えっ?「毎回」ですか?
泉澤:はい。
「面接のたびに毎回」です。
確かに面接全般に共通する部分はありますが、面接を受ける企業様が変われば対策も変わりますから当然だと思います。
弊社の体勢として
- 転職希望者側のキャリアアドバイザー
- 企業側のリクルーティングアドバイザー
と⼆つの⽴場があって、それぞれが連携して転職希望者様をサポートしています。
その企業のリアルな情報や、必要としている⼈材の⼈物像、などを⼀番知っているのは、なんといっても⽇々その企業と接しているリクルーティングアドバイザーですので、キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーで常に情報を共有しています。
⾯接の前⽇や数⽇前に転職希望者様と30分ほど電話をさせていただいて、その企業の情報や、過去の質問事例などをご説明しています。
また、面接前はやはり緊張しますので、求職者様の緊張がほぐれるようモチベーションが高まるようなお声がけをしています。
そして面接が終了した直後には、面接で伝えそびれたことや、うまくアピールできなかったことなどを確認させていただき、企業側へフォローを行なうこともあります。
ーー それを面接のたびに毎回、ですか。。。
泉澤:この点は本当に充実していると思います。
ここまで充実しているのはなかなかないと思いますね。
ーー 「手間ヒマかけている」という点でいえば・・・企業様にそうとう頻繁に足を運んでいらっしゃるとお伺いしていますが。
泉澤:はい。私もよく企業訪問を行っています。
ただ、他社様との違いは、応接室で⼈事の⽅にお話をお伺いするだけではなくて、社内の定例会などにもお邪魔するようにしていることです。
お茶を頂戴しながら談笑するだけでは⾒えないこと・・・
例えば、実際の業務が⾏われる雰囲気や開発体勢、⼈事の方ではなく「現場が」どんな人材を必要としているのかなどといったことを実際に伺っています。
こういった努⼒は欠かさず、とにかく⾜を使うようにしています。
ーー それだけ企業の把握に自信を持たれているところであえて意地悪な質問をしたいのですが。
泉澤:はい、ご遠慮なくどうぞ。
ーー プログラマ・エンジニアというと・・・何⽇も家に帰れないとか、オフィスでダンボールで寝ているとか、机にエナジードリンクの⽸が⼭積みになっているとか・・・いわゆる「デスマ」のイメージがあるのですが・・・御社に紹介いただく会社は⼤丈夫なんでしょうか︖
デスマ(=デスマーチ・death march・死の行進・死の行軍)
デスマーチとは、長時間の残業や徹夜・休日出勤の常態化といった、プロジェクトメンバーに極端な負荷・過重労働を強い、通常の勤務状態では成功する可能性がとても低いプロジェクト、およびこれに参加させられている状況を主に指す。
プロジェクトが死に向かう過酷な状況でプロジェクト要員が行進するという意味から、「デスマーチ」と呼ばれる。プロジェクト要員は、心身ともに極めて重い負担を強いられるため、急激な体調不良、離職、開発の破棄ともとれる中途半端な状態での強引な納品、場合によっては過労死や過労自殺に至る。
その発生要因は、プロジェクトに対するマネジメント(プロジェクトマネジメント)が不適切であることとされている。
泉澤:システムを⽌めてはいけないというのはエンジニアさんの仕事につきものなので、大変な職場が無いとは申し上げませんが・・・。
弊社の「レバテックフリーランス」というサービスを経由して常駐型フリーランスのお仕事をしていただいているエンジニアさんには、専任のフォロー担当者がついています。
そのフォロー担当者が現場のエンジニアさんの声をヒアリングしています。
ーー フォロワー、ですか。
泉澤:はい。志望先の現場の声というのは個人では得ることが難しく、転職活動を行なう上でとても貴重なものです。
弊社が求人を取り扱う企業様のこういった職場環境を把握することには、非常に⼒を⼊れています。
こうして収集した情報はレバテックのサービス全体に共有されています。
その情報を転職希望者にご紹介する企業の選定に反映させています。
ーー 紹介したら終わり、じゃないんですね!
泉澤:せっかくレバテックキャリアを使っていただけるのなら、弊社から本当の情報をお伝えした上でご納得のいく転職活動をしていただきたいですし、転職後も最大限活躍してほしいですからね。
ーー では次。
エンジニア未経験者の転職活動に対して、御社が行っている独自のサポート等あれば教えていただけますでしょうか?
泉澤:履歴書や職務経歴書の添削はどこでもやっているかと思いますが。
弊社は転職希望者様がつくったプログラミング作品の添削もしています。
ーー え?プログラミング作品の添削!?
未経験の方の転職では実務経験がありませんから、とにかく成果物が重要視されます。
ただその成果物が企業様に評価していただけるレベルでなければ意味がありません。
そこで事前に弊社のエンジニアに制作物を見てもらい、
- このコードだったらどうか
- どこを直せばいいのか
- 今のスキルだとどれくらいのレベルの企業が狙えるのか
・・・
といった現場レベル・実務レベルのアドバイスができる体勢を整えています。
ーー へぇ。レバテックではそんなことができるんですか?
泉澤:はい。
マーケティング・営業・エンジニア・デザイナー・・・横の連携がしっかりとれた環境ですので、よりリアルなお話をさせていただけると思います。
ーー ちなみにこれは個人的な相談なのですが・・・
仕事をしながらプログラミングを学習するのは正直かなりの負担になると思うのですが。
プログラミングの学習やスキルアップに関してのサポートはないでしょうか?
泉澤:弊社がスクール事業をやっているといったことはないのですが・・・
「ヒカラボ」というエンジニア向けの勉強会を週に2回から3回、このオフィスで開いております。
有名なWEB系企業の⽅々だったり、SIのプロジェクトマネージャーをお招きしたりして、毎回100名、⼈気の会ですと150名程お越しいただいています。
⽇本でも⼤規模な勉強会と自負しております。
もちろん無料です。
ーー 直接、現場の方の話を聞けるというのは刺激になりますね。ー
泉澤:はい。
それに、勉強会にどれだけ出ているかという点が評価ポイントになることもあります。
そこで⼈脈が形成される、チャンスが⽣まれるといったこともありますので、
プログラミングの学習からは少しズレるかも知れませんが、エンジニアとしての⼈脈形成やコミュニティ作りとしてお役⽴ていただければと思います。
レバテックキャリアの中の人が語る「エンジニアとして正社員になれる人と、なれない人の違い」とは?
ーー レバテックキャリアを使った場合の転職成功率って何パーセントくらいなんでしょうか?
泉澤:弊社が内定数よりマッチングの満足度を重視しているのと、転職成功率をどう定義するかでいろいろ変わってしまうので、具体的な数字の回答は差し控えさせていただきたいのですが・・・
ーー まぁ確かにそうですね。
では質問を変えます。
御社のサポートで転職活動をすると、だいたい、どれくらいの期間で転職できるんでしょうか?
泉澤:1ヶ月⽉から1ヶ⽉半くらいの⽅が多いです。
ただ、本当に早い⽅でしたら【1週間ほど】で内定を獲得される⽅もいらっしゃいます。
早いからいいというわけではないのですが、早く決まる方というのはマッチングの質も高い傾向があります。
実際、弊社は企業の情報を豊富に持っていますので、転職希望者の⽅と初めての⾯談をしている段階で「この求人がよいはずだ」と直感が働くケースもあります。
そういう⽅にそういう案件を紹介させていただくと、「是⾮受けたい」と言っていただけることが多いです。
また、このようなケースの場合に内定を獲得されると、そのまま「ココに決めます」と即決されることが多いですね。
ーー 転職が⻑引く⼈や、内定が取れない⼈へのアドバイスってありますか︖
泉澤:そうですね・・・
⾯接の場面では「素の自分」が出ます。
スキルや実績のアピールも大事ですが、面接官の方はその奥にある人間性をしっかり見ていますので、キャリアの棚卸を行う際に、ご自身の内面の分析もしっかり行っていただくとよいのではないでしょうか。
それが転職の軸を明確にすることにもつながると思います。
転職活動を始める段階では軸が明確になっていない⽅もいらっしゃいますが、具体的な部分・現実的な部分に関しては、⼀緒に考えさせていただくのが私たちの仕事だと思っています。
様々なご要望をいただきますので、すべて叶えられるわけではないのですが、「何を優先するのか」をしっかり深掘りさせていただいて、明確化する。
その上で「全⼒でサポートしますので⼀緒に考えていきましょう」というのが、私たちのスタンスですし、弊社のみならずあらゆる転職エージェントの意義だと考えています。
ーー ちなみにあくまでも個⼈の⾒解で構わないのですが「応援してあげたい⼈」をお伺いできますか︖
泉澤:「転職をポジティブに考えられている方」でしょうか。
ーー 詳しく教えていただけますか?
泉澤:たとえば「自分のスキルをどんどん磨いていきたい」「もっといい仕事がしたい」という熱意のある方ですね。
あとは客観的に⾒た市場価値に対して、妥当な報酬を得ていない⽅は、ご⽀援させていただきたいと強く思いますね。
エンジニアさんと年間数百⼈とお会いするのですが、そうしているとだんだん、スキルに対する適正な年収が何となく⾒えてくるようになります。
その中でスキルがあって、かつ努⼒を重ねているのに現職での待遇がよくないと思われる方とお会いすると、正当な評価と適正な収⼊を得てほしいという気持ちがわいてきます。
未経験・30代からエンジニアになりたければ「目に見える成果物」をつくれ!
ーー いよいよ最終章です!
銀行などの基幹システムだったらJava、ウェブだとPHP、スマホアプリだとJavaとSwiftを勉強して・・・というのがセオリーかと思いますが。
【未経験からエンジニアになる】という部分だと、どんな言語を学習するのがオススメでしょうか?
泉澤:単純に習得のしやすさ、プログラミングの基本を学ぶという意味でいえば「Ruby」がオススメです。
「Ruby on Rails」というフレームワークがあるため、スマホの予測変換の要領で「選んでいけばとりあえずできる」という簡単さ・スピード感があります。
負荷のかかる⼤規模システムをつくる場合などで、拡張性という点でほかの⾔語に⽐べると不利という評価をされやすい側⾯もありますが、それでもまだまだベンチャー企業や、もちろん大企業でも小規模サービスをスピード重視で構築するような場合はRubyを使うこともありますので、習得しておくと良いでしょう。
ーー Rubyって日本人がつくった言語ですもんね。
泉澤:はい。
あとはおっしゃっていただいたようにPHP・Javaあたりが使えるとかなり良いと思いますね。
特にJavaはandroid用アプリの開発言語ですし、汎用性が高いです。
複数⾔語を使えるというのはエンジニアの転職市場では高く評価されます。
1つの言語に満足することなく学習を進めていただければと思います。
ーー なるほど。
泉澤:あとは、冒頭でもお話ししましたが実際の成果物を作っていただくことです!
企業に⼊るにしろ、フリーランスになるにしろ、企業が重視するのは履歴書より実績です。
未経験からエンジニアを⽬指す⽅は経歴がない分、作品で勝負していただくことになります。
ーー 未経験や30代以降からエンジニアに転職する際のポイントは「成果物のアピール」とのことですが、何かほかにプログラミング以外で今からできる転職準備ってありますでしょうか?
泉澤:未経験の⽅であれば、エンジニアさんが実際にお持ちの資格を事前に取得しておくと評価が高まりやすくなると思います。
たとえば「基本情報技術者」や「応⽤情報技術者」などです。
これらはたいていのエンジニアさんがお持ちの資格なのですが、未経験でも既に取得しているとなると、努力する姿勢や熱意が企業に伝わると思います。
企業は、応募者が「どれだけエンジニアとして⽣きていく覚悟を持っているか」をかなり意識しています。
本気度、と言いますか「エンジニアとして働く覚悟があるのか」を⽰すという点で、エンジニアさんが持つ基本的な資格を取得するというのは良いことだと思います。
もちろん複数⾔語の学習や、GitHubでのポートフォリオ(=作品集)があったうえで、という話ですが。
ーー 最後に、これからエンジニアを目指す方々にアドバイス・メッセージで、言い残したことがあればお願いします。
泉澤:そうですね。
未経験からチャレンジしていくので想像しづらいでしょうが、なかなかの困難が待ち受けていると思います。
実際の業務でコードを一つ書くにしても、何か一つでも分からないところがあったときに、気軽に聞ける環境にはありません。
わからないことがあるなら、⾃分で調べて解決していかないといけないんですよね。
そのように何回も何回も何回もつまづくことが多い職種がエンジニアですので、「粘り強さ」というのは、エンジニアになるにおいて非常に重要なポイントだと思っています。
本気でエンジニアを⽬指すという⽅々には、そこを⼀つ「粘り強く」頑張っていただきたいと思います。
そのうえで、本気でエンジニアを⽬指したいとか、いいサービスを作りたいとか、実⼒で勝負したいという志をもった⽅は、ぜひ弊社をご活⽤いただければと思います。
ーー 心強いメッセージをありがとうございます。
今⽇はお忙しいところ、⻑時間、本当にありがとうございました。
泉澤:ありがとうございました。
レバテックキャリア様のインタビューを終えて・・・
まずは何といっても、泉澤さんの笑顔あふれる気持ちいいご対応がとても印象に残りました。
いろいろな転職エージェントの方を見てきましたが、その中でもトップクラスに安心してお話することができました。
頼りないエージェントに転職という⼈⽣の⼀⼤イベントは預けられません︕
取り扱い企業数や会社の知名度に意味がないとは言いませんが・・・
信頼できるエージェントがいるかどうかは転職の成否に直結します!!
そして何より・・・
「未経験からでも目指せるエンジニア」
「あなたも1か月でエンジニアになれる!」
「文系でもフリーランスエンジニア!週3日で月額50万円」
・・・
などなど。
⽢い誘惑があふれかえるエンジニアの転職市場で。
- 「30代未経験からのエンジニア転職は相当厳しい!」
- 「エンジニアの仕事はキラキラした面だけではない!」
- 「本気でエンジニアを目指すなら、粘り強さが必要だ!」
・・・
と、しっかり現実を語っていただいたことに、誠実さを感じました。
その⼀⽅で、「とても厳しい」という前置きをしつつも「未経験からエンジニアになる⽅法」などという無茶ぶりを邪険にせず、きちんと答えを出していただけたことがとてもうれしかったです。
なお、現在のところ関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)と関西(⼤阪、兵庫、京都など)でのサービス展開ですが、さらに拡大予定とのことでした。
企業で働きたい⼈、フリーランスを⽬指す⼈はもちろん、これからエンジニアを⽬指す⼈向けには「レバテックビギナー」というサービスもあり、エンジニアのスタートからゴールまでをトータルにサポートする体制がしっかり整ったサービスだと感じました。
この記事を読んだ上でそれでも、「本気で正社員になりたい︕エンジニアになりたい︕︕」という気持ちが消えない⽅に、絶対に使ってほしいサービスだと確信したインタビューでした。
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