僕の転職実体験

ブラック企業を辞めたい人へ。一言も話さずに辞める方法。

ブラック企業のパワハラにサヨナラ

今日のブログは長いです。メチャクチャ長いです。

パワハラに苦しんでいてもうやめてしまいたいけれど、他の社員に迷惑がかかるとか、上司や社長が怖いとか、そんな理由で自由になることを諦めている人はいませんか?

今日のお話は、そんなあなたのために書いています。

 

やめられない会社なんてありません。

1回も顔をあわせず書類だけで退職することだってできます。

僕がやりました。

 

労働者としてのあなたのかわりはいくらでもいます。

だけど、あなたにとってのあなたと、あなたを大切に思う人にとって、あなたは一人だけです。

その人達のためにも、自分をあきらめないでください。

ブラック企業の養分になる必要なんてありません。

パワハラに潰されたら、負けです。

ブラック企業での8年間 入社からうつ病で入院まで

ブラック企業での8年間 入社からうつ病で入院まで

いきなり重い話で申し訳ないですが、ブラック企業のパワハラ社長に人生を狂わされた僕のつまらない昔話を聞いてください。

 

高校までを長野で過ごして、大学進学のために上京、学生の頃にネットの掲示板で知り合った京都の彼女と遠距離恋愛。

彼女のそばにいたくて、内定を全部蹴って仕事も決めずに京都に移り住みました。

結局正社員での就職はできずアルバイトで携帯電話の販売員。今思えば、あれが人生の転機、非正規人生のプレリュード。

 

不慮の事故で母を亡くし、ショックで半年近く引きこもった弱い弱い僕を見捨てずに待ち続けてくれた彼女のために、ウェブデザイナーで身をたてようと、パソコン販売のお店でアルバイトしながら専門学校で勉強。

実務経験がないためにどこにも必要とされなかった僕を、自社サイトの更新要員として拾ってくれたのがあの会社。

8年の地獄の始まり。

 

あの頃はなかった「ブラック企業」「パワハラ」という名前。日本中どこを探しても、この名前がこれほどピッタリの会社はないと思う。

9時から21時まで怒鳴られ、怒鳴られ、怒鳴られ・・・罵詈雑言の合間に最低限の仕事をして、社長が帰ってから本来の仕事が始まる

始発から終電までがデフォルト、土日はなし、残業代はもちろん一切なしで、ついには1ヶ月以上家に帰らないようになる。

 

知り合って10年たった彼女と結婚して、家にこそ帰れるようになったけれど、山のように仕事を持ち帰って、せっかくつくってくれたご飯もほったらかし。

当たり散らしてしまったことも一度や二度ではなかった。

今思い出しても、胸が痛む。

 

入社から5年を過ぎた頃から、ついに物理的な暴力が混ざりだす。

盲腸で入院した時も、弟が危篤状態になって病院に駆けつけようとした時も「仕事はどうする気だ?」と穴をあけたことを責めたてる。

意識の戻らない弟を見守りながら仕事、盲腸の手術が終わって麻酔が残っているうちからまた仕事。

仕事仕事仕事仕事・・・

 

あまりのストレスに、いつの間にか何に使ったのかわからない借金ができていた。

 

その頃から1日中眠いのに眠れない日が続くようになり、ついに、電車の中で突然意識を失って病院に担ぎ込まれる。

 

うつ病。

耳を疑った。

根性だけには自信があった、というより根性以外に取り柄もない人間だと思っていたから、意外だった。

1ヶ月の入院のあと、会社を辞めて療養、通院を治療方針として言い渡される。

 

妻が毎日、会社に行く前に顔を見せ、会社の帰りにまた顔を見せてくれる。

その健気さが逆につらかった。

 

社長が泣きながら謝ってきた。

あまりに多くの業務を一人で抱えている状態だから、1ヶ月だけ使って引き継ぎをしてほしいと懇願された。

1ヶ月なら・・・情にほだされて、2回めの選択間違いを犯した。

ブラック企業での8年間 そして歴史は繰り返される

ブラック企業の歴史は繰り返される

あと1ヶ月、あと3週間、あと2週間・・・

何度も何度も心の中で繰り返し、トイレで吐いては引き継ぎ資料をつくり、同僚にレクチャーをする毎日。

小さなことでも褒めてくれ、定時になれば家に帰してくれた。

 

人間の強さを感じた時期だった。

あんなにつらかった職場なのに。

夜、布団に入って電気を消せば震え、朝になれば朝日に震えているのに。

それでも、少しずつ元気になっている自分に驚いた。

 

引き継ぎ資料づくりとレクチャーだけだった仕事が、少しずつ少しずつ増えていった。

ほんの小さなことが、徐々に大きくなり、事務作業の大半、そして・・・

 

気がつけば、業務量は昔と同じ、むしろ昔より増えていた。

いつの間にか、社長はすっかり元に戻っていた。

むしろ、昔よりひどくなっていた。

 

あの日。

殴られた頬の熱を感じながら聞いたあの一言で、僕はまた、壊れた。

「お前は一生辞めさせへんからな。もし辞めたら家族全員、不幸にしてやるからな!」

ブラック企業での8年間 パワハラからの開放

ブラック企業での8年!パワハラからの解放

翌日、僕は喫茶店で何杯目かのコーヒーを飲んでいた。

携帯には何十件も着信履歴が残っている。画面をうめつくすあの会社の名前。

 

無断欠勤して飲むコーヒーは味なんかしなかった。

以前も同じように無断欠勤をしたところ、家まで乗り込まれたことがあったから、家にはいられない。

 

途方にくれて、なんとなく携帯いじってしょうもないサイト見て時間つぶして、やりきれなくなって、気がついたら電話をかけていた。

今は独立して社員2人の会社をやっている、昔の同僚だった。

 

仕事の最中だというのに、時間をつくってくれた。

会社を立ち上げたばかりの時期で1分1秒が惜しいはずなのに、そんなことまったく態度に出さなかった。

彼の共同経営者もきてくれた。

 

「自分の仲間が世話になっている人だから、その人が困っているんだったら駆けつけるのは当たり前。」

といってくれた。

 

それから彼らのアドバイスにしたがってやったことは3つだけ。

  1. 2週間後の日付を入れた退職届、会社から持ちだしているものの送付
  2. 2週間たったら離職票の依頼を送付
  3. 離職票到着まで怪しい電話は一切でない

 

無事に離職票が届いた。こんなにあっさり辞めれるなら8年間我慢していたのは何だったのかと拍子抜けした。

しばらくして、会社に残った人に聞いたところ社長は相当荒れたあと、相当落ち込んだらしい。

 

8年かけて壊れた人生だから、立て直しには8年以上かかると思っていたけれど。

妻との関係を取り戻せて、派遣でも仕事をしてここまで生きてこれただけで十分だと思う。

まだまだ取り戻さなきゃいけないものはあるけれど、人生総決算するときに、プラスが出れば上等だと思う。

 

職場で頼られるたびに、8年間言われ続けた言葉が頭をよぎる。

ようやく、鼻で笑えるようになった。

「辞める?お前みたいなアホ、どこに行くいうねん?どこいってもやっていけるわけないわ!」

ブラック企業を一切話をせずに辞める方法

一言も話さずに会社を辞める方法

みんな退職届を退職希望日の1ヶ月以内に送付し、会社の了承を取らないと辞められないと思っているようですが。

あれ、ただの慣習です。

労働基準法では、2週間前に退職する意思を伝えれば、引き継ぎが残っていようが、会社が了承していなかろうが、理由は何であろうが、自由に辞められます。

労働契約等で期間が明記されていれば従う義務はありますが、企業側が労働基準法を守っていないのであれば、そんなものは関係ありません。

一言も口をきかなくても、退職届を郵送で送ればそれで終わりです。

 

電話は一度声を聞いてしまうと、言いくるめられて会社に戻っちゃう可能性があるので、「連絡は書面のみしか受け付けない」ことを明記しましょう。

あと、退職が決まったらもう会社にいかなくていいです。

有給が残っていればここで消化、無くても無断欠勤ではないので問題ありません。

解雇でもいいじゃないですか。会社都合の離職ですからすぐに失業保険がもらえます。

今どき、退職理由がパワハラなんて珍しいことでも何でもありませんから、面接の際に正直に話せばマイナスポイントにはなりません。

退職時の送付物とポイント

退職届

退職願ではなく退職届を出しましょう。

日付は2週間後の日付、退職理由は「一身上の都合」でOK。

どんな理由で辞めようと、労働者の自由です。

保険証・名刺・その他会社で渡されたものすべて

ほかに社員証、現物支給された定期、制服などがあれば返却します。

ボールペン1本、消しゴム1つでも横領になる可能性がありますので、注意しましょう。

家に持ち帰っている仕事など

これも横領とか、情報漏洩とか何とか問題になる可能性があります。

自分がつくった文章やデザインなども、転職先で使ったりしたら訴訟モノです。

っていうか、見たくもないものだと思いますので一切合切送り返しましょう。

添え書き

  1. 労働基準法に則り、退職の意思を示すこと
  2. 書面以外でのやりとりは一切拒否すること
  3. 退職成立後に必要なものを速やかにおくってもらうことの依頼を一文

以上3点を、感情を完全に排除して客観的に書きます。

前略・・・云々よけいなことは一切書かなくていいです。

その会社と誰かの退職手続きを代行しているつもりで書いて、最後に自分の名前に変えるといいでしょう。

注意

会社のブラック度によりますが、退職届を捨ててしまったり、離職票などを発行しないなんてことがあります。

それを防ぐために、退職届は必要に応じて内容証明で送りましょう。

絶対に退職届、捨てちゃうような会社でしたから僕もやりました。

ちょっと高いし、受け付けてくれる郵便局が決まっていたり、書式等々何かと面倒です。

もし使うなら退職希望日から逆算して早めに下調べ・準備をしておいたほうがいいです。

内容証明について(郵便局)

その後もやりとりが発生する場合は必ず書面にし、添え書きの冒頭には必ず「労働基準法に基づき」というキーワードを入れるようにすれば完璧です。

最後に

最後に

辞められない会社なんてありません。あるのは、辞めさせない会社だけです。

貯金がまったくないから生活できないとかならアレですが、辞めたければ何の遠慮もいりません。辞めればいいのです。

ブラック企業は何を勘違いしているか知りませんが、決定権を持っているのは僕らの方です。

労働基準法というルールがあり、それを守ることを約束して起業しているのだから、それを守るのは当たり前。

ルールを守れないなら、そんな会社、なくなってしまえばいいのです。

 

最後になりますが、

ブラック企業と決別する決心が揺らぎかけたら、次の3つを思い出してください。

  1. 解雇だろうが何だろうが、離職票等、必要書類さえもらえればこちらの勝ち。
  2. 今の時代、パワハラは退職原因としてマイナスにはならない。
  3. 自分の退職で会社や同僚に迷惑をかけようとかけまいと、そんなことを労働者が気にする必要はない。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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