転職活動は長く、孤独な戦いです。
うまくいかない日が続くと、だんだん気持ちが沈んできます。
そしてある日折れるのです。
心がポキっとね。
不安・心配は放っておくとドンドン大きくなります。
相談したいですよね。
打ち明けたいですよね。
誰でも良いので、共感してほしいですよね。
嘘でも良いから慰めてほしいですよね。
はい、ストップ。
相談する相手は慎重に選ばないと、取り返しのつかないことになります。
転職や仕事に関する相談は特に。
ななさん(20代後半女性)から寄せられた転職お悩みメール
まずは先日WinF-JCに寄せられたメールをご紹介。
珍しく引用OK。
二十代後半、若いなぁ。。。
うちの嫁と交換したいさww
[投稿日時] 2016年10月26日 17時34分49秒
お名前 : なな■引用OK or NG
問合わせ内容をブログ内で引用してもいいですか? 大丈夫
■メッセージはじめまして
20代後半女、化粧品会社の事務を3年勤めましたが、異動になった部署で人間関係に悩み退職し現在転職活動中の者です。
ここ2カ月転職活動をしていますが、なかなか決まらずハローワークや転職サイトを使っていますが内定が出ず落ち込む日々を過ごし ていました。そんなときに「就活・転職活動の不安に打ち勝つ方法 」の記事を拝見し涙がとまりませんでした。 実家に住んでいて親にも相談しようかとも考えましたが、ただでさ
え離職して迷惑をかけているのに心配させたくない、自分よりも大 変な人は沢山いるからと考え不安ばかり募る毎日を過ごしていまし た。 地方に住んでいるため求人数も限られ、また次に就職した先でもい
じめられるのではないのか、そもそも就職先が見つかるか…悩みだ すとキリがなく眠れない日もありました。
今回このブログを拝見したことでまた転職活動を頑張ろう、前向きになろうという気持ちになりました。
まとまりがなく長文で申し訳ありません。なかなか人に話すことができない内容だったので思わずメールをしてしまいました。 不安な
ことをまた紙に書いて新たな気持ちで頑張ろうと思います。
ななさんのメールより引用(原文まま)
つらかったですね。苦しかったですね。不安だったでしょう。
夜も眠れない不安をたった一人で抱えて、よくここまで頑張りましたね。
一人暮らしで両親が離れて暮らしているならともかく、一緒に暮らしているのに甘えないなんて、ななさんはとても優しく、まじめで、人を思いやれる方なんですね。
そういう優しさを持った人は、職場でもいじめの標的になりやすいです。
この傾向は、特に女性の多い職場に多いですね。
全員がそうとは言いません。
言いませんが・・・女性はストレスの処理が下手くそです。
男性だと趣味や自分の中での折り合いなど人に迷惑をかけない方法でストレスを処理できますが、女性の場合、それができないので人にぶつけることで処理する傾向があります。
しかもタチの悪いことに、場の力関係や各個人の性格を見抜き、反撃されない相手・自分の安全が確保できる相手を選んでネチネチと陰湿ないじめをしてきます。
次の職場はもう少し男性比率の高いところを選ぶことをオススメします。
男性ばかりのところに女性一人だとお互い気を遣ってしまうので、男女比5:5に近いところを選ぶと良いと思います。
「就活・転職活動の不安に打ち勝つ方法」をお読みいただいたんですね。
自分でいうのも何ですが、WinF-JCの記事はどれも秀逸ですww
全部しっかり読み込んで、読むだけではなく実際の行動を起こしさえすれば必ず良い転職ができます。
まずはこんな記事から読んでみてはいかがでしょうか。
参考
”親しい人”に相談すると転職は失敗します
と、まぁ普通の人ならちょっとなぐさめるとか、もう少し裏を読む人なら次にいじめにあわないためのアドバイスをするとかなのでしょうが。
僕はさらに裏を読む性格なので、これから転職戦線でもうしばらく孤独な戦いを続けることになる ななさんに。
おせっかいながら、こんなアドバイスをしたいと思います。
それは、転職相談を「するべき相手」と「してはいけない相手」を見極めようって話。
ズバリ、”親しい人”に相談すると、転職は失敗します。
彼らは、、、あなたのステップアップをどうにかして阻もうとします。
はい!?って感じですけど、これ本当。
断っておきますが、彼らに悪気はありません。
むしろ、あなたのことを本当に大切に思っている。
だけど・・・
だからこそ、彼らはあなたが次のステップに進もうとするのを阻止しようとします。
”良くもないけれど悪くもない” そんなぬるま湯の現状を維持させようとします。
世間は「今の転職は”売り手市場だ”」なんて言っていますが。。。
管理職クラスの経歴を持った人ならともかく、、普通の30代・40代・・・特に派遣社員・契約社員といった非正規から正社員を目指す転職希望者は、ものすごいストレスを抱え、終わりの見えない長い長い戦いを続けることになります。
- いくら受けてもお祈りメールばかりが送られてくる
- そもそも書類が通らない
- 圧迫面接を受けた
- 面接の時に学歴や職歴、スキルのなさをバカにされた
・・・
多くの人がそんな不条理にさらされます。
あなたもそうでしょう?
だから、このクソ長くて、文才のかけらもない、クソつまんねー記事をここまで読んだんでしょう?
誰かに相談したい。
すがりたい。
「キミは悪くないよ」「頑張ってるね」「次は大丈夫だよ」
嘘でも良いから。
そう言ってほしいですよね。
気持ちはわかります。
分かるのですが・・・
だからこそ、相談する相手は選びましょう。
親
まずは親。
世間一般にリスクと言われていることに関してはすべて反対してきます。
- 会社をやめて独立→反対
- 派遣をやりながら資格を取得→反対
- ベンチャー企業で働いたい→反対
- うまくいっていない→今の仕事でいいじゃないか
- なかなか仕事が決まらないから少し時間を取って考えたい→何でも良いから早く決めろ
- 海外に・・・→反対
- 夢・・・→反対
- あ・・・→反対
- ・・・→反対
普段は
- 「若者は挑戦するべき」
- 「大きな夢を持て!」
- 「お前がやりたいようにやればいい。」
なんて事を言っている、理解あるお父さん・お母さんでも、油断は禁物。
自分の子供が当事者になると手のひらを返します。
ただ・・・先述しましたが・・・
彼らは、あなたのことが嫌いで反対しているわけではありません。
あなたのことが心配なのです。
あなたが傷つくことからあなたを守りたいのです。
だから、親のことを「頭が固い」「古い」「わたしのことが嫌いなんだ」などと嫌わないであげてください。
「転職」について悩んでいるということは、あなたは「大人」です。
親の顔を立てる、親を思いやるのは大事ですが、親の望むとおりの人生を生きなければいけない義務はありません。
あなたがやることは、親に「入院した」なんて知らせがいかないよう心身ともに強く、元気でいること。
仕事が決まらなかろうが、決断ができずに困っていようが、元気でいることはできますよね?
自分と同じ立場の友達・親友
真の友情は、身分や立場を超えて成立するものですが・・・
あなたと同じように今の仕事で悩んでいたり、転職に揺れている友達には絶対に相談してはいけません。
彼らは自分と同じ、仕事・転職のことで悩み、揺れている、同じ悩みを共有できる存在を欲しています。
あなたは彼らの同志・仲間・ソウルメイトです。
そのあなたがある日、あなたと別の道を歩くと宣言したら・・・
仕事・転職がうまくいかない辛さは自分自身が一番分かっている。
これまで同じ苦しみに耐えてきた同志・仲間がそこから抜け出そうとしている。
応援するべきだ。
と、わかってはいるんです。
・・・頭では。
だけど、心はそうはいかない。
- 転職?どうせうまくいきっこないって。
- 派遣はキャリアにならないし、書類で落とされるのがオチだって。
- 正社員?責任ばっか重いのに給料変わらないし、サビ残まみれで過労死するぞ。
- 書類選考・面接を突破できない?今の仕事を続けろって神のお告げだよ
- ・・・
喫煙者が禁煙を宣言した仲間をあの手この手で喫煙者に引き戻そうと誘惑の限りを尽くすように。
あなたを現状にとどめようとします。
もちろん、彼らに悪気はありません。
おそらく、本気であなたが転職に失敗し、今の職も失って路頭に迷うこと、もしくは転職した先でボロボロになるのを止めようと思ってくれています。
だけどそれは・・・本人すら気づかない”傷のなめあい”であることがほとんど。
あなたが彼・彼女に本気の友情を感じているのなら。
転職を成功させ、その道筋をシェアしてあげることではないですか?
会社の同僚・上司
これは番外編。
- お前を信頼してくれているお客様を裏切るのか?
- お前が抜けたら、誰が●●をやるんだよ?
- 不満があるなら改善するから。
- 2年や3年働いたくらいで仕事の本質は見えない。10年頑張ってみろよ!
・・・
言われたこと、ありませんか?
知らんがな!!
彼らはあなたの人生や未来の事なんてこれっぽっちも考えていません。
自分に仕事のしわ寄せがくることが嫌で、自分の受け持つ部署から退職者が出ることで自分の管理者としての評価に傷がつくのが嫌なだけです。
これくらいだったらかわいいモノ。
同業他社に誹謗中傷の限りを尽くして、あることないこと吹き込んで転職活動そのものを妨害してくる可能性もあります。
※僕の相談者にそれで転職をつぶされた人がいます。
転職のことは、絶対に職場で漏らしてはいけません。
いつもランチを一緒に食べている仲の良い彼・彼女であってもです。
「なかなか面接まで進めなくて・・・」なんてことを言おうモノなら。。
翌朝には部署全体・上司に伝わっています。
転職の相談は、「あなたが転職することが自分のメリットになる人」にするべし
じゃあ、誰に相談すれば良いのか。
カンタンです。
「あなたが転職をすることで、何らかのメリットを享受する人」です。
たとえば・・・
転職サービスの担当者・転職エージェント
彼らは企業に人材を紹介することで仲介料をもらっています。
あなたの仕事がいつまでも決まらないと、彼らにも紹介料が入りません。
ただ・・・
本気であなたの相談に乗ってくれない人もいます。
まずはハローワークの職員。
彼らは問題さえ起こさなければ、その席に規定時間いれば給料がもらえるお立ち場。
あなたが転職を成功させようが、仕事が決まらなかろうが一切関係ありません。
しかもスタッフのほとんどが非正規。
あなたと同じ、生活ギリギリの給料しかもらえず、いくら頑張ってもその努力は報われない。
やる気を出せ、というほうが無理というものです。
もちろん、彼らの中にも自分なりの使命感や責任感を持って仕事をしている人はいます。
ただ全体で見れば・・・
転職者希望者に結果でコミットしなければ給料が出ない民間の転職サービスに比べれば、お役所仕事な対応をされてしまう可能性は必然的に高くなります。
ただ・・・
どんな優良企業、意識の高い組織の中にも怠け者はいます。
同様に、民間の転職サービス・転職エージェントにもあなたの相談をぞんざいに扱う人は一定数は存在します。
そんなときは、遠慮せずに担当をチェンジ(交代)してもらいましょう。
最近では、面と向かって言いにくい人のためにオンラインで申し出ることができるところも増えてきました。
参考
転職エージェントの担当者が気に入らなかったらネットで変更できるって知ってた?
僕(WinF-JC)
はい、私、WinF-JCの管理人 小鳥遊 睦月(たかなし むつき)です。
・・・
そこ、笑うところだからwww
冗談はおいといて。。
「正社員から正社員への転職」とか「管理職・年収1,000万円台への転職」とかの相談はちょっと困るんですけど。。
派遣・非正規からの転職はプロです。
僕がどんな人間なのかはこのブログを隅から隅まで読んでもらえば、おわかりいただけるかと思いますが。。
もっと手っ取り早くこのブログを僕がどんな気持ちでやってるかを知ってもらうには・・・
↓これ読んでもらうのが一番かな。↓
「あなたが転職を成功させることで得られる僕のメリット」は何なのかって話ですが。。
- 人の役に立ちたい、とか
- 好きな日本をより良い国にしたい、とか
- 100年後の子供達のために、とか
・・・
まぁ、最近はだいぶおっさん大人になったのでゼロではないけれど。
お赤飯の上のごま塩くらいか、せいぜいミンティア2粒くらいです。
僕があなたの転職成功で得られる一番のメリットは・・・
僕のことを「お前は人を不幸にする。お前なんかどこに行ってもやっていけない」と8年以上にわたって罵倒し続けた某悪徳ブラック企業社長への復讐です。
あなたの転職を成功させることで。
もしくは、してはいけない転職、あなたを不幸にする転職からあなたを守ることで。
ブラック企業や非人道的な非正規労働で搾取されたあなたの人間らしい生き方を取り戻すことで。
あのおっさんを否定できます。
自分が生きている意味を再確認できます。
器の小さい人間ですが。
無償の愛とか、公共の利益とか、世のため人のためとかじゃなくて申し訳ないですが。
それが僕がこのWinF-JCをやってる理由です。
僕が僕のためにやってることですから、遠慮はいりません。
もし僕のことを信用する気になったら。
何でもぶつけてください。
まとめ
最後に。
人にモノを相談するときは。
「・・・と思うんだけどどう思う?」
と聞くといいです。
相手が「Aだと思う」「Bだと思う」と答えを出してきたら、『その理由』を聞いてください。
そこにあなたが求める本当の答えがあります。
不安なとき、迷っているとき、、「どうすればいいかわからない」「どうしたらいい?」と相談したい気持ちはわかります。
分かりますが、それでもそこはグッとこらえて。
相手が「選択するだけで答えられる」質問を投げてください。
望む答え、役立つ答えを得られるかどうかは、「適切な質問ができるか」で決まります。
「どうしたら良いと思う?」「何が正解だと思う?」という質問から生まれるのは、あなたに有効な答えではなく、「相談した相手にとって有効な答え」です。
あなたの不安・迷いを解消するのは「答えそのもの」ではなく「そこにいきつくまでのプロセス=理由・考え方」です。
プロセスを聞きたければ、プロセスを聞きましょう。
・・・ななさんのメールに軽く返事を書くだけのつもりだったのですが。。
脱線に脱線を重ねて、超大作になってしまいました(苦笑)。
ななさん。
せっかくのご縁ですので。
今日のアドバイス、何らかのお役に立てていただけると幸いです。