日記

優しい人になる方法

優しい人になる方法

僕の唯一、人に自慢できることは「優しいこと」です。

昔の友人が僕のことを人に紹介するときも「優しいだけが取り柄のおっさん」といっていました(汗)。

 

この記事を読めば。

マザーテレサほどではないですが。

僕くらいには、優しい人になれます。

 

最初に断っておきますが。

もしあなたが。

「優しくしたいなんて思わない、なんで俺様が優しくしなきゃいけないんだ!!けっ」とか思ってるならこの記事はなんの役にも立ちません。

時間の無駄ですので、YouTubeでいろんなものをプレス機で潰す動画でも見といてください。

 

あなたが人に優しくできないのは、あなたが冷たい人だからではなく「優しくすること」に慣れていないからです。

今、これを読んでいるあなたはきっと

今日も人に厳しく当たってしまった、とか。

本当は優しくしたいのに、素っ気ない態度を取ってしまった、とか。

優しくするってどうすればいいのかわからない、とか。

自己嫌悪まではいかなくても、ちょっとだけ今の自分が好きじゃないのではないでしょうか。

 

大丈夫です。

あなたは今のままでも十分に優しいです。

そうでなければ、こんな記事を読もうなんてしないはずです。

 

ではなぜ優しくしたい気持ちはあるのに、優しくすることはできないのか。

それは、あなたが人に優しくすることに慣れていないからです。

 

大事なことを言いますよ。

「優しくしたい」気持ちは素質ですが、「優しくする」は技術です。

技術は練習すれば、必ず身につきます。

 

誰でもできる!今日からできる!!優しくする技術

ではどんな練習をすれば、優しい気持ちを優しい行動にすることができるのか。

一言でいえば、優しいのハードルを下げることです。

できるだけ簡単にできるエクササイズを3つ考えました。

全部やってもいいし、できそうなものだけやってもらっても結構です。

気軽に取り組んでみてください。

 

とりあえずお菓子か飲み物を差し入れてみる

まずは「困っている相手、苦しんでいる相手を救ってこそ優しさ」という思い込みを捨てましょう。

ご主人、奥様、恋人、友人、知人、同僚・・・

誰でもいいのでちょっとしたお菓子か飲み物を差し入れてみてください。

 

「優しくする」のハードルを下げることが目的なので、タイミングなんて考えなくて良いです。明日か、何なら今しぐにでもやってください。

ただ、コーヒー飲めない人にコーヒー差し入れるとかはさすがにアレなので、事前に食べられないものや飲めないものを聞いておくと良いかもしれません。

 

何度かやれば、他人に自分からアクションを起こすことへの抵抗がどんどん下がります。

人に喜んでもらうことが思ったよりも簡単なことに気づけます。

最初はむず痒い「ありがとう」にも慣れてきます。

 

「そんな大げさな」、とか、「こんなことで本当に優しくなれるのか」とか思いました?

ではやってみてください。

優しくできないことに悩んでいる人には、ただこれだけのことが難しいはずです。

そして「こんなこと」ができないあなたに、人に優しくすることなんてできません。

・・・僕も昔はできませんでした。

 

一つアドバイスさせてもらうとすれば、最初は何をしても喜んでくれる人、喜んでくれることがわかっている相手に対してやることです。

アウェイで勝つにはまずホームゲームを制することです。

よく知った人に小さな優しさを自然に投げかけられるようになったら、それを別の人に広げていきましょう。

 

「ありがとう日記」と「憎しみ日記」を付ける

両方とも文字通り。

「自分が人からしてもらって嬉しかったこと、ありがたいと思ったこと、自分じゃなくても人がやっているのを見て良い気持ちになったこと」を書くのが「ありがとう日記」。

「人からやられて腹が立ったこと、自分がやられたわけじゃないけれど見ていて「ああはなりたくない」と思ったこと」を書くのが「憎しみ日記」です。

 

スマホでもいいですが、小さなメモ帳を一冊持っておくといつでもサッと書き留められます。

1センテンスにつき1ページ、ぜいたくに使いましょう。

ありがとう日記と憎しみ日記で2冊そろえてもいいですが、1冊でまとめても大丈夫です。

 

ポイントは、ありがとうを書くときも、憎しみを書くときも、

  1. 何があったのか
  2. 具体的にどんな気持ちになったのか
  3. 自分はどうしようと思ったか

を書くようにします。

 

例えば

①同僚にチョコをもらった ②美味しかったし、気遣ってくれていることが嬉しかった ③明日の帰りにチョコを買って、同じ部署の人に配ろう。

①誰かが席を譲るのを見た ②見習いたいと思った ③自分も明日の通勤途中、席を譲ろう。

 

逆に「憎しみ日記」の場合だと。

①職場で提出期限を過ぎたことを厳しく指摘された ②攻撃的な態度に恐怖を感じた。そこまで言わなくても良いのではと不満を感じた ③自分は相手に嫌な気持ちをさせないように、何か催促するときは言い方に気を付けるようにしよう。

①Twitterで不倫した芸能人のアカウントが炎上しているのを見た ②一人を多数で攻撃するのは卑怯だと思った ③たとえ相手が悪くても安全なところから石を投げるようなことはしないようにしよう。

とか、

①後輩が忙しいところに声を掛けてきたからキツく当たってしまった ②あとでものすごく嫌な気持ちになった ③明日、きちんと謝ろう

①旦那が家事をしてくれず子どもに当たってしまった ②子どもの恐怖を自分のことのように感じ胸が苦しくなった ③嫌なことがあったら子どもとプリンを食べよう。旦那とは週末きちんと話をしよう

という具合です。

 

お菓子配りが”筋トレ”だとしたら、ありがとう日記/憎しみ日記は”イメージトレーニング”です。

これを繰り返していると、だんだん困っている人が見えてきます。

そして、そういう人を前にしたとき自然に身体が動くようになります。

書いたこと(チョコを買う/配る、席を譲るなど)を具体的に鮮明にイメージするとさらに効果的です。

 

メモ帳1冊使い切ったら実戦に移りましょう。練習は十分に積んだはずです。

最初からうまくやろうなんて考えなくていいです。

とにかく小さなこと(失敗してもあまり迷惑にならない相手に、迷惑にならない規模で)から始めましょう。

被災地に千羽鶴ような誰が考えても迷惑なことはやっちゃダメですが、見返りなく相手の幸せを願う気持ちさえ伝われば、多少ズレていても相手は必ず喜んでくれます。

数をこなせば、だんだん大ハズレは減っていきます。

 

できれば心に余裕があるときだけでなく、嫌なことがあった時でも、むしろ嫌なことがあった日こそ人に優しくを継続しましょう。

人に親切にすると幸福度が上がることは科学的に証明されています。

僕はこれを知ってから、嫌なことがあると妻に甘い物を買って帰るマイルールを作っています。

二人で甘い物食べてお茶を飲むと嫌なことなんてどうでもよくなりますし、とても幸せな気分になります。

 

自分から困っている人のいるところへ行く。アピールする

日本語の通じない国へ身体一つで出かければ嫌でも語学が身につくように、強制的に優しくならざるを得ない環境に身を投じるのです。

 

例えばボランティアに行くこと。

ある程度のスキルや資格がなければできないものや、まとまった休暇がないとできないものなどもありますが、最近では単発でできるものや、事前研修が充実しているものもありますし、情報の充実したサイトが増えてきたので、初心者のハードルもだいぶ下がってきました。

参考 active(国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの募集サイト)

 

ただ。

ボランティアは敷居が高い、とか。

今はコロナだし。

という方には。

 

困っている人の相談をネットで聞く、ということもできます。

僕がブログやSNSで、コールセンターや転職に関する悩みを聞いているのと同じようなことをするのもいいし、ブログ作るのはハードルが高いというのであればクマレルココナラなど、専門家として相談者からの相談を受けられるサイトもたくさんあります。

参考

クマレル
ココナラ

 

「人の相談に乗れるような知識もスキルもない」という方は、探し方が悪いだけです。

自分が一番辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったことを思い出して見てください。

何か出てくるはずです。

  • あなたは失恋の苦しみをどう乗り越えたでしょうか?
  • 毎日のコールセンターでのクレームにどう耐えたのでしょうか?
  • 30代後半からどうやって転職できたのでしょうか?
  • うつ病からどうやって社会に復帰したでしょうか?
  • 大切な人やペットとの死別をどうやって乗り越えたのでしょうか?
  • 家族の介護をどうやってうまく回せるようになったのでしょうか?

 

悩みのいない人なんていません。

そして、あなたが経験した悩み、苦しみは必ず誰かの支えになります。

 

ところで。

ボランティアにいくにしろ、相談を受ける際、注意しなければいけないことが一つあります。

決して傲慢にならないこと!

 

ある程度の数をこなした人にありがちなのですが「俺は相談に乗ってやっているのにその態度は何だ」みたいなことを言い出しちゃう人がたまにいます。

そうならないためには、「優しくなるための修行をさせてもらっていること」を忘れないこと!

あなたは与える側ではなく、むしろ与えてもらう側なのです。

 

謙虚な心で相談に向き合うことができれば。

「ありがとう」の言葉をもらうたびに、自己肯定感が高まります。

「あなたがいてくれてよかった」と言われるたびに、優しくなれます。

 

まとめ

何か優しくする方法というより、親切にする方法なのではないかと感じた方がいらっしゃるかも知れません。

僕は「優しくする」と「親切にする」は同じものではないけれど、明確な境界線はないと思っています。

きっと優しくできる人は親切にできるし、親切にできる人は優しくできます。

 

最後に。

人に優しくすれば幸せになれるなんてメルヘンなことは言いません。

むしろ心優しいがゆえに傷つき、損をし、悲しみ、苦しみ、腹を立てることの方が多いでしょう。

それを知りながらもこの記事を最後まで読んでくれたあなたが。

僕は大好きです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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