この記事が役に立つ人
- とにかくストレスが大きくて胃に穴があきそうな人
- 「人としてどうしても受け入れられない人」と仕事をしなければいけない人
- 将来が不安で気が狂いそうな人
昭和生まれか、平成も最初の方に生まれた方だと、こんなお父さんの姿を覚えているかも知れません。
平日はひたすらに耐えて、耐えて、耐えて。。。
土曜は、昼間っからビール飲んで、夕方になれば野球見て。
日曜はゴルフか釣りで、帰ったらまたビール。
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ストレスを週末にまとめて解消する昭和のやり方では、平成末期~令和の猛烈なスピードで溜まり続けるストレスはさばききれません。
翌日どころか30分後にさえ持ち越さず迅速に解消する技を身に着けておくことが必要になります。
ストレスは溜めてしまうとなかなか抜けません。
僕も少し前までは週末にまとめてストレス解消派でしたが、40歳過ぎたあたりから嫌なことが続いた週の週末は、動くのがおっくうで一日中引きこもることが増えました。
しかし、ストレスが小さいうちにこまめに解消することを心掛けるようになってからは、だいぶ週末のフットワークも軽くなってきました。
そのことに気づいた僕が。
今まで学んできた、マインドフルネス、アンガーマネジメント、レジリエンス、NLP・・・
全部振り返って。
- 一番カンタンで
- 即効性があり
- 効果も高い
という結論に至ったのが・・・
筆記開示(=エクスプレッシブ・ライティング)
です。
ワンコインでストレスを激減させる方法
筆記開示(=エクスプレッシブ・ライティング)とは。
あなたが怒るほど部下がミスを繰り返し、子どもが「してはいけないこと」をする理由 でも少し書きましたが。
要するに。。。
【1日8分(できれば20分前後)、嫌なことがあったらそれを紙に書き出すこと】です。
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そんなことでこのイライラが収まるものか!!
って思いました?
正直、僕もそう思ってました。
科学的に効果が認められていることは知っていましたが、それほど大きな効果があるとは信じられませんでした。
そう思ったから。
『声を出すのがいい』と聞けば、マイク買って家庭用カラオケ入れて毎週末に歌ってみたり。
『アロマがいい』と聞けばラベンダーやらローズマリーやらのアロマオイル炊いたり。
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などなど、世の中でストレス解消に良いとされるものは大抵やり尽くしました。
確かに。
どれも悪くないのですが。。。
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安上がりで、手間がない。
そして何より・・・
ストレスを受けたその瞬間、その場ですぐにできる
という点で、筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)に勝てるものはありませんでした。
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というわけで。
すぐできて効果抜群、用意するのは筆記用具だけ。
筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)をやってみましょう。
以下は筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)をはじめてやる人向けのポイントです。
絶対この通りやらないといけないわけではありませんが、以下の点を心の片隅にとめておくと上手くいくと思います。
形にこだわらず、とにかくやってみる
より効果のある方法としては
- 8分以上(できれば20分)
- 毎日、同じ時間に定期的に書く
- 詳細に、客観的に書く
- 1ヶ月後や1年後など、定期的に読み返す
といったものがありますが、最初はそんなこと気にしなくてOK。
僕もこれらを全部守っているわけではありませんが、それでもストレスは大幅に減少しています。
最初のうちは形なんて気にせず、とにかくやってみることの方が大切。
嫌なことがあったら、好きことを、好きなだけ、好きなように書きましょう。
そのうち、自分なりの形ができてきます。
イラッとしたら「後で」じゃなくて「すぐに」やる!
必ずすぐやらなきゃいけないわけではありませんが、「イラッ」を感じたらできるだけ早くやる方が、「スッキリ」度が上がります。
逆に時間をおいてしまうと、何に対して「イラッ」としたのか曖昧になってしまい、思い出すのに頭使うのがストレスになります。
結局、ふわっとしたことに対してふわっとしたことしか書けず、靴の上からかゆいところを掻くような「もやっ」感が残ってしまいます。
僕は仕事中に嫌なことがあると、トイレの個室で5分ほど書き殴っています。
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いつでも取り出して書けるように、筆記具はバッグではなく、ポケットに入れておくことが大切です。
ですから、筆記具はハードカバーのメモ帳とインクのつまらないペンがいいです。
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ハードカバーのメモ帳というと「モレスキン」や「ロディア」などの高級メモ帳が思い出されますが、嫌なことを書き殴るだけですから、そんな高いモノは必要ありません。
最近だと、100円ショップの「ダイソー」や「セリア」などでもハードカバーでページ数の多いメモ帳が売っています。
モレスキンに比べると素材が安っぽいですが、愚痴や文句を書き殴るには十分です。
↑使ったところまでをクリップでとめておくと、サッと開けます。
ペンは人によって好みが分かれるので難しいですが、僕はボールペンでは絶対に出せない「さらさら」感があり、1年放置してもインクがつまらないプラチナの万年筆「プレピー」を愛用しています。
ハンズで実売価格税抜300円と、メモ帳と合わせてもワンコインでおつりが出る安さも魅力です。
ただ・・・
プレピーはすぐに軸が割れやすいという欠点があるので、1000円少々出せる人はアルミ軸の「プレジール」を使うのも手です。
(↓上がプレピー、下がプレジールです。)
解決策を出そうとしない
責任感の強い人だと、悩みやイライラを書き出したら、そこに対して解決策を出さなきゃと頑張っちゃうことがあります。
ただ、これをやってしまうとドンドン面倒になってしまいます。
慣れてきたら課題解決のツールとしてメモを使うのも良いかもしれませんが、それはあくまでも別の話。
ストレス解消のためという目的でやるなら、怒りや不安、悩みだけを書くことをオススメします。
1日の最後はThree Good Thingsで終わるようにする。
嫌なことをありったけ書き出して、気持ちを軽くして寝るのもいいですが、さらに気分良く眠るために一日の最後は、良いことを脳にインプットするようにしてみましょう。
Three Good Thingsはその日にあった良いことを3つ書き出すだけの簡単エクササイズ。
「今日は嫌なことばっかり」とか「自分の人生は悪いことばっかり」という思い込みを矯正し、「いいことを探すよう脳の使い方を変える」効果があると言われています。
人生が変わるかどうかはさておき。
1日の終わりを良いことで飾ると、とても安らかな気持ちになれます。
ぜひ試してみて下さい。
参考 その日のいいことを3つ書くと1週間で幸せになれるらしい。
まとめ
僕のノートの中身ですが。。。
あまりに見るに堪えない罵詈雑言・悪口雑言・誹謗中傷が書かれているので、お見せできません。
あしからず。