注目!
2016年3月の試験から、小問84問・中問16問だったのが小問100問になりました。
これによって、読解力が必要な中問がなくなったことで、試験時間に余裕ができる上に集中力不足による誤答が起こりにくくなることが予想されます。
より取りやすくなったITパスポート。
「履歴書に書く資格がない」とお嘆きの方、おすすめですよ。
というわけで、今日はITパスポート試験に2日で合格する方法です。
実務レベルの知識は全くつきませんが(笑)、一応国家資格です。
ほぼ毎日試験をやっているので2日で履歴書の資格欄に書けることが増えます。
ちなみに今回のテーマは、ITパスポートに合格するための方法です。
IT全般の知識を深めるための方法ではありませんので、その点はお間違いなく。
ITパスポート試験の概要と攻略法
ITパスポート試験を7行でまとめると、・・・
- 仕事をする人に必要とされるザックリとしたIT知識があることを証明する国家資格
- 試験内容はストラテジ系32問、マネジメント系23問、テクノロジ系37 問の4択式
- 試験結果はその日のうちにわかる
- 合格点は1,000点中600点で、合格率は40%後半から50%前半で推移
- 試験はほぼ毎日行われており、受験料は5,100円(税込)
- 試験時間は165分(途中退席OK)
- 試験は紙を使わず、すべてパソコンで入力する(CBT方式)
ITのパスポート試験の出題内容を大きくまとめると、
- ストラテジ(企業と法務・経営戦略・システム戦略)
- マネジメント(開発技術・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント)
- テクノロジ(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素)
となっています。
試験はペーパーレスでパソコンを使って入力しますが、別に迷うようなことではないので、対策等は必要ありません。
時間が足りないようなこともまずありません。難易度も低いです。
気になる勉強法ですが、試験内容すべてを完全に理解したいんだったら、学校に通ったり、通信講座を使ったほうがいいかもしれません。資格取得が目的だったら1冊だけ参考書買えば十分。
一発合格のために考えておきたいのが、合格の基準。
ストラテジ、マネジメント、テクノロジの中で1つでも3割を下回ると不合格ですが、
合格基準は600点(6割)!!
ですから、ITパスポート試験で一発合格を目指すなら。
600点取るための勉強をしてください。
満点は取らなくていいです。
というより取っちゃダメです。
ムダなことを頭に入れるせいで、1問1問への理解度も下がってしまいます。
試験問題の傾向が変わっているといけないので、7割得点を目指せばちょうどいいでしょう。
ちなみにこれが僕の点数です。
700点を目指して665点!
完璧です。
理系って「思ったより良かった」より「思った通り」のほうが嬉しいんですよね(笑)。
ITパスポート試験に2日で合格する方法
試験の申込を済ませてから勉強をする
まずは申込を済ませて、受験料を払ってしまいましょう。
これでやる気を出さざるを得ません。
ポイントは直近の試験日で申し込むこと。
あまり離れた日を指定すると、それまでやる気が出ません。
それどころか、最悪の場合、ITパスポートの受験そのものを忘れる悲劇を引き起こします。
せっかくなので、職場・家族・SNSで受験日を公表してしまいましょう。
これで背水の陣、逃げ場はありません。
問題ありません。
合格すればいいだけの話です。
参考書はお好みで。問題集は「解説が充実したもの」を選ぶ
僕が提唱するITパスポート試験を2日で合格するための勉強法は、
- 参考書を3回読み込む(ちゃんと読むのは1度だけ)
- あとはひたすら問題を解く
という2ステップを踏みます。
その際、参考書は本屋で中身を見て、自分がわかりやすいと思ったものを買っていただければOK。
これは人それぞれですから、お任せします。
ちなみに僕が使ったのはコレです。
本屋で何冊か立ち読みして決めたのですが、立ち読みした中ではこれが一番です。
たこ焼き屋の経営とITにたとえて説明してくれるので、すごくわかりやすかったです。
(今の最新版は内容も変わっているのかも知れませんが。。)
というわけで参考書は自分が読みやすいと思ったものなら何でもイイですが・・・
問題集は解説が丁寧で充実したモノを選んでください。
僕の勉強方法では参考書を読み込むより、問題を解いて、その回答で勉強するほうがメインになります。
「過去何年分載っている」とか「安い」という基準で買うと損をします。
個人的にいいなと思うのはFOM出版の「ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集」シリーズ。
1,400問の過去問を、実際にパソコンで解くことの出来る「自動採点付き過去問題プログラムCD」がついています。
ただ・・・参考書の部分が超絶に読みにくいので、この1冊での勉強はオススメできません。
過去問CD目的で割り切って、参考書部分はITパスポート最速合格術と2冊使うのがベストです。
注意!
AmazonのKindle版だと過去問CDがついていませんので、「単行本」を選ぶか、お近くの書店で買うようにしてください。
最初から真面目に読まない
まずは参考書を読みますが、読み込んではいけません。
意味なんてわからなくていいです。
小説を読むのと同じ感じで、とにかく文字だけ目で追ってください。
以前書いた仕事の覚え方は、点で覚える、線でつなぐ、面にする、奥行きをつける。でも口を酸っぱくしていっていますが。。
まずはボリューム把握です。
これを先にやらないと、何をどこまでやればいいかがわからないので、途中で集中力が切れてやる気が無くなってしまいます。
2回めの読み込みで「捨てる部分」を選ぶ
参考書2回めの読み込み。
今度は少しだけ真面目に読みます。
ただし、ここでも目的は知識をつけることではありません。
ここでの目的は、わからない問題、覚えられない問題を捨てることです。
ITパスポート試験の問題は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジー系の3ジャンルから出されますが、ジャンル内でさらに細かくいろいろなカテゴリにわかれています。
「特性要因図」と「SWOT分析」は捨てる・・・といった感じでバッサバッサ切り捨てましょう。
人間、得意・不得意があります。
分からない問題とはここでサヨナラしましょう。
付箋でもつけとくとわかりやすいです。
選別が終わったら、全体の何割くらい切り捨てたかチェックします。
さすがにここで4割以上切り捨てるとマズイので、その際は切り捨てた中から少しだけリサイクルして、参考書の7割くらいをカバーできるよう、調整してください。
参考書は3回以上読まない
それでは3回めの読み込み。ここで切り捨てた問題以外を全力で覚えていきます。
マーカーでも赤ペンでも単語帳でも、好きなモノを使って。。
この1回で全部覚えてください。
ここを逃したらもう参考書を確認することはできません。死ぬ気で覚えてください。
ここが一番大事です!
3回読んで覚えられないものは、インプットでは何度読んでも覚えられません。
あとは問題を解きながら、アウトプットで覚えていくほうが効率的です。
もう参考書は開けません。
一字一句暗記するつもりで、真剣に読み込んでください。
問題を解くことを重点的にやる
参考書を3回読んだら、いよいよ問題集に手をつけていきます。
ページの右端に
- 正解だったらマル
- 不正解だったり迷ったらバツ
をつけてドンドン解いていきます。
多分、最初はガッカリしたり、心配になってくることでしょう。
構いません。
どうせ最初は3割も出来ませんから、間違っていても気にせずとりあえず通してください。
とにかく1問やっては正解か不正解か確認して、不正解だったら解説を読んで次にいってください。
大切なのは、迷ったらいちいち考えずに回答を見ることです。
勘で正解しても何の意味もありません。
ITパスポート試験当日!分からない問題があったときのヒント
どうせ受かりますから、気楽に受けてください。
でも・・・どうしてもわからない時はどうしましょうか?
まず
「1問に時間をかけすぎて、全問解けなかった」ということだけは絶対にないようにしてください。
たかが6割取ればいいだけです。
1問や2問不正解でも、大したダメージにはなりません。
むしろ、1問に時間を取りすぎてほかの問題を解けなかったり、時間が押してしまって後半が駆け足になってしまうのだけは避けるべきです。
できれば、最後に全体を見直すくらいの余裕がほしいところです。
それでもわからなければヤマカンで答えることになりますが・・・
その時はこの2つを思い出してください。
- 前後の回答と同じ番号の回答はしない
- 同じような意味の回答から選ぶ
まず、前後の回答と違う番号の回答をすること。
断言はできませんが、ITパスポート試験の問題にかぎらず、ああいうマークシートの選択問題は連続して同じ番号の答えというのはまずありません。
前が1、後ろが3だったら2か4でほぼ間違いありません。
あと。
一つだけ浮いた回答は基本的に不正解です。
例えば
- LAN
- WAN
- WiFi
- 赤外線
という問題が出た時。
1から3は全部ネットワーク・インターネットに絡む言葉ですが、4の赤外線は明らかに浮いています。
これで確率は4分の1から3分の1になります。
選択肢が1つ減っただけ、などと思わないでください。
正解できる可能性25%→33.3%は結構大きいですよ。
まとめ
ITパスポート試験の過去問が解けるスマホアプリがたくさん出ているので、使う人もいると思いますが・・・
歩きスマホだけはしないように!
以上、皆様のご健闘をお祈りしております。