TBSのサンデーモーニングで関口宏さんが、
「安保法制は我々の問題ではなく、若者の問題なんだから。」と無責任極まりない発言をしていました。
日本の一大事を人任せにするなら選挙権返上して、政治に口挟まないでください。
「自分の問題じゃない」という意識が根底にある人が正しい結論を出せるわけがない。
本気で考えても間違えるくらい難しいんだから。
そんな人を政治に参加させても、間違った結論が出るに決まってる。
日本の未来を決める資格を持つべきは、年齢でも知識でもなく。
本気で日本のことを考えようとして、出た結論に対して責任を持てる人です。
安保法制は本当に若者の問題なのか?
今日、サンデーモーニングの「風を読む」のコーナーで、
「若者があちこちでデモをやっていて、ようやく若者の意識が変わってきた、行動するようになってきた。」的なことが取り上げられていました。
その時に出たのが前述の「安保は若者の問題」発言。
違います。まったく違います。
若者の問題と言っている人はおそらく、
「どうせ戦争にいくのは若い世代、自分には関係ない」と思っているでしょうが・・・
年金で海外旅行行ったり株を勝ってるおじいちゃん、おばあちゃんだって直接的な実害を被る可能性はあります。
年食ってるんだから、それくらいのこと分かれよって話ですが。
安保で決まるのは、自衛隊のあり方=日本の姿勢です。
世界から見た日本の評価がここで決まるわけです。
真実はどうあれ、世界が「日本は軍事国家だ」「何かあれば戦争も平気でやる国だ」と思えば、それが日本になります。
逆に「友好国が危険にさらされているのに知らんぷりしている人でなし国家だ」というレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
安保は若者の問題だとかボケてもいないのにボケた発言・考えのおじいちゃん、おばあちゃん。
あなたは軍事国家に住みたいですか?
海外旅行に行った時に、「あなたたちは戦争を平気でやる国民だ」と言われ、暴力振るわれたり、金銭巻き上げられたりしたいですか?
可愛い可愛い子供や孫が、就職した時に赴任先の国で「人でなし」と罵られたり、犯罪に巻き込まれてもいいんですか?
だいたい・・・こんな一大事を国民を蚊帳の外に追い出して勝手に決めようとしている人達に日本の行く末を任せたのは、あなたたちの一票ですよ。
安保法制のこと、どれだけ考えてる?
安保法制の是非についてと、今後どうするべきなのかは、恥ずかしながら論じられるほど理解していないのでまた大阪都構想の時みたいにちゃんと時間取ります。
・・・どうせ当分決まらないだろうし。
国会延長って・・・カラオケじゃねえんだぞ。
国民の税金使ってるんだぞ。
申し訳ないと思わないのか?
そもそも。
安保法制通そうとしている自民党や反対者を馬鹿にする評論家は、人に銃を向けて引き金を引いたことあるんですか?
自分の子供や孫を自衛隊に入れる予定、ありますか?
逆に、法案反対の野党や安保法制成立=戦争までしか考えずに反対している人は、日本が友好国の戦いに協力しなかったせいで敵とみなされて、目の前で家族を殺されても「仕方ない」と思えますか?
今回、サンデーモーニングで取り上げられた若者たちが口にしていた反対理由。
- 戦争をしたくない
- 人を殺したくない
- 殺されたくない
・・・
結局、ここが原点であり、終着点なのではないでしょうか。
戦争っていうのは、国を守るためとか何とか大義名分を並べ立てても、突き詰めれば人殺しです。
「戦争反対」をラップで歌うなとか、もっと国際情勢を考えろとかいう輩もいるようですが。
人間の根源に従って反対意思を持ち、行動を起こした彼らは尊敬に値します。
僕も含めて自分の問題とせず、行動もせず、手も汚さない人は、彼らより人として格下です。
安保法制についてもう一言だけ追伸
日本のために命を捧げてくださった方たちに誓ったはずです。
もし武力を行使するっていうんだったら。
この誓いを破ることをどう考えるのか、日本人全員の総意をとるべきです。
この誓いは、日本を世界一の借金大国にした無能な人たちが独断で破っていいものではありません。
日本国憲法
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
最後に。
サンデーモーニングで、最後にコメンテーターが一言ずつ話すのですが。
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんのコメントが一番いいなと思いました。
一字一句正確には覚えていないのですが・・・
丁寧で、きれいな言葉を選んで対話を重ねることが大切。
その通りです。