
これがPiTaPaです
大阪が誇る最強の鉄道系ICカード「PiTaPa」。
最強だけあって審査がメチャクチャ厳しいです。
借金持ちの貧乏人は持てません。
しかし、前金を入れれば「保証金預託制PiTaPa」という機能限定版PiTaPaをつくることができます。
ただし!
前金の額を正しく計算して登録手続きをしないと、切符を買わないで電車やバスに乗れるだけの、割引率ゼロ円カードになってしまいます!
しかも、間違えた登録は解約するまで修正できません!
資料請求までして確認した正しい保証金の計算方法をご説明します。
保証金預託正PiTaPaを検討している人は、見てガッカリしてください。
まずはよくわかるPiTaPaと”マイスタイル”の基本をどうぞ♪
大阪の地下鉄を通勤に使っている人限定のネタで恐縮です。
大阪市営地下鉄には、PiTaPa(ピタパ)という鉄道ICカードがあります。
他府県の方は、キタカ・パスモ・スイカ・マナカ・トイカ・イコカ・ニモカ・はやかけん・スゴカと同じように、改札にピッと触れるだけで電車やバスに乗れる便利なカードと言えば、分かっていただけるでしょうか。
PiTaPaには、「マイスタイル」という鉄道系ICカード最強の割引サービスがあります。
大阪で地下鉄を足にしているなら、PiTaPa使わないとアホというレベルにお得なサービスです。
言葉で説明するのが難しいので、図で説明します。
あなたが大国町に住んでいて、本町の職場に通っているとします。
その場合、大国町と本町をネットか窓口で登録すると・・・
なんとこれだけのエリアが 大国町~本町 間の6ヶ月定期代(8190円)を上限に乗り放題になります!
それでいて、その月に3回とか5回しか乗らなくて、6ヶ月の定期代に満たない場合は普通に切符買った額しか請求されません。
お得でしょう?
入らなきゃ損ですよね。
通勤・通学定期にしてもお得ですが・・・
いつどこへ行くかわからない就活者・転職活動者は必須のツールと言えるでしょう。
保証金預託制PiTaPaの説明と預託金の計算方法
少なくとも大阪では、鉄道系IC最強の座をひた走るPiTaPa。
が、しかし!
PiTaPaは入会審査がクレジットカード並みに厳しいです。
消費者金融でお金借りてたり、クレジットカードやPiTaPaで滞納した履歴があると絶対にハネられます。
そればかりか、数回PiTaPaの支払いを滞納すると(数日遅れで払っていたとしても)強制解約になります。
そんな借金のある人やPiTaPaを強制解約になってしまった人の救済策が保証金預託制PiTaPaです。
これは一定額の保証金を前払い(解約するときに1000円引いて返してくれる)すると、ショッピングのできない機能限定版PiTaPaが持てるという制度。
でも、ホームページにはあまり詳しい説明がない。
というわけで、資料取り寄せてみました。
資料の注意書きにはこうあります。
ご利用枠のご案内
交通ご利用枠は、1ヶ月間(1日~末日)におけるご家族分を含む、割引前普通旅客運賃額およびオートチャージ額の総合計です。1ヶ月のご利用枠を超えた場合、ご家族を含む全てのカードが当月末日迄、ポストペイ(後払い)によるPiTaPa利用ができなくなります。
一度設定された交通ご利用枠の変更はいたしかねます。(ご家族カードの追加時も同様です)(中略)
この場合、ポストペイ割引サービスは適用されませんのでご注意ください。
よくわからないので電話で聞いてみたところ・・・
- 保証金はご利用枠の4倍が必要
- 利用額を超えて電車やバスに乗るとその月はチャージ(追加入金)しないとPiTaPaが使えない
- 追加入金した分は割引が利かない
- 利用額(=利用枠)は割引前の交通費の合計で算出する
ご利用枠 | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 |
必要保証金額 | 4万円 | 8万円 | 12万円 | 16万円 | 20万円 |
つまり。
先に上げた大国町~本町は6ヶ月定期だと8190円ですが・・・
「じゃあ利用枠も1万円で良いから保証金は4万円だね」 ・・・ ではないのです!
大国町~本町感は片道230円ですので、44回(22回往復)以上すると利用額が1万円を超えてしまいます。
つまり、このエリア内で定額で22往復以上地下鉄に乗るには、利用枠2万円分=保証金8万円積まないとダメということです!
それでもよくわからない方は理屈抜きでこの計算式に当てはめてみてください。
必要保証金額=片道の運賃×1ヶ月の利用回数(片道を1とする)×4
結論として・・・
ほとんどの人は8万円、多い人は12万円以上積まないと保証金預託制PiTaPaで得はできないということです。
・・・貧乏だから安くしたいのに、意味ねーじゃん・・・
それでいて面倒って・・・
しかも一度登録した補償金額は変更できません!
やっぱり足りなかったから変更、という場合は一度解約してから再契約になります。
そうなると、膨大な時間がかかります。
もちろん、割引額が大きいのである程度の期間使えば元は取れるのですが・・・一括で支払うにはちょっと金額がデカ過ぎ。
もうちょっとなんとかならんもんだべか・・・
僕が保証金預託制PiTaPaのことを調べようと思った本当の理由
実は・・・超ブラック企業から逃げ出してしばらく、失業期間中に数回PiTaPaの支払いを滞納してしまって強制解約になってしまったんですね。
あの頃、本当に金なかったしなぁ。
踏み倒したとかじゃなくて、数日の滞納を数回繰り返しただけなのですが、PiTaPa様には通用しなかったようです。
PiTaPaの強制解約を知ったのは、実はつい先日。
仕事も決まったし、またPiTaPaを使おうかと思ったら使えなくて、どうなっているのかと思って問い合わせたら、「お客様のPiTaPaは解約扱いになっております。」のお言葉。
えええええぇぇぇぇぇぇえええええええ!?!?!?
で、なんとかならないか調べたところ、保証金預託制PiTaPaの存在を知り、コレだぁ!と思ったのですが・・・
保証金8万積めときたもんだ。
結局カネかよ。。。
僕の情けない事情が、みなさまのお役にたてば幸いです(苦笑)。