この数日、ブログの更新をおやすみしてしましました。
残業が続いたり、風邪ひいたりいろいろあったのですが・・・
一番時間を取られたのが、最近増えだしたWinFの問い合わせフォームから寄せられるメール対応。
- 頑張ってくださいとか。
- 早く「ザ・コールセンター」を書けだとか。
- アフィリエイト商材のレビューと紹介をしてくださいとか。
・・・
いろいろあるのですが、一番多いのが
- 「どうしたらそんなに儲けられるんですか?」
- 「自分もブログをやっているけれど全然収益が出ません。何がダメなんでしょうか?」
というお悩み相談。
あのぉ・・・聞く相手、間違ってません?
毎月何十万・何百万稼いでいる人がたくさんいるじゃないですか。
・・・とは思ったのですが・・・
せっかくメールしてくれたわけですし。
一応全部目を通して、自分なりに感じたことを第三者からの意見の一つとしてお答えさせていただきました。
で、思ったんですが。
メールでお送りしたアドバイスというのが、ほとんど内容おんなじなんです。
しかも、ほとんどが染谷 昌利氏の「ブログ飯」に載ってます。
じゃあ、僕がブログ飯の感想を書けば、全部解決するんじゃね?
というわけで本日3回めのブログ更新はブロガーのバイブルともいえるこの本の書評です。
順番が多少前後したり、僕の解釈で話している部分もありますので、その点だけよろしくおねがいします。
【書評】染谷 昌利氏著 「ブログ飯」
Amazonだと「名著だ」という評価が大半ですが、一方で「目新しいことがない」「根性論だ」「精神論ばかりで具体的ではない」といった声もチラホラ上がっています。
僕が思うに、「ブログ飯」はある程度の経験を積んで、壁にぶつかった人がそこを突破するための本です。
まだ壁にすら到達していないレベルのブロガーさんには、コグレマサト氏・するぷ氏共著の「必ず結果がでるブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意」の方がおすすめです。
使うソフトやサービスが古かったり、Mac寄りの内容になっていますが、それを自分の環境に置き換えて活用できるくらいになるまでは、ブログ飯読んでもピンとくることはないでしょう。
このステップを超えたらいよいよ「ブログ飯」に突入です。
もし一冊目として読んじゃった人、読んだけどピンとこなかった人は売るのはちょっと保留して、1000PV超えてから読み返してみてください。
きっと違ったものが見えてきます。
では、いくつか僕がポイントだなと思った部分を抜き出して、僕なりの解釈で解説してみます。
ちなみにタイトルは僕が勝手に振り直しました。
バカになって書けることを書く
いくらでも書けること、何時間でも語れることを書けってことですね。
ただ、僕はここに「自分がその道のプロであること」を追加するべきだと思っています。
B'zの松本孝弘氏のギターブログは読みたいですが、どこの誰かもわからないおっさんにギターを語られても、どうしていいかわかりません(笑)。
プロ級のスキルを持った趣味なんてないという人は、自分の仕事を取り上げてみると良いと思います。
だってそれでお金をもらっているわけですから、あなたはその道のプロです!
誰も知らないあなたが編み出した仕事術を思う存分語ってください。
きっと面白くなります。
毎日書く
染谷氏はSEOどうこうより、毎日書くことを「どんなに辛くても書き続けることでいろいろなことが鍛えられるから」と綴っています。
僕もそう思います。
あと単純に、毎日更新されているブログは活気があります。
いつ更新されるか、そもそも生きているかどうかわからないブログに人なんか来ません。
検索順位どうこう以前の問題です。
役に立つ情報を書く
これはまさにそのとおりですね。
僕もこれが一番大切だと思って、以前に「半年で毎月3万円稼ぐブログをつくる方法」という記事を書いています。
自分が面白いと思って書いた文章がそのまま読者にとって価値のあるものになればいいですが、そんなの上級者じゃないと無理。
ある程度PVが取れるようになるまでは「書きたい」より「役立つ」を優先すべきです。
全力で書く、適当なら書かないほうがマシ
僕も最近ようやく気分が乗らなかったり、調子が悪い時、納得いかない時は更新しないスキルを身につけました(苦笑)。
全力でっていうのは、クオリティやコンディションもありますけど、僕は「熱意」「熱量」「気合」を追加したいです。
気合を入れて書くと、自然に刺さるキーワードの散りばめられた良質な記事ができあがります。
そして、結果的に読み手からもGoogleからも評価される記事になります。
何より、読者さんとの出会いは一期一会。
せっかく来てくれた読者がたまたま見たのが、1000記事のうち1記事しかない手抜き記事だったら・・・ご臨終です!
手を抜いたらいけません。
信頼できる人柄を発信し続ける、発言に一貫性を持たせる
「アレがオススメ」「コレもオススメ」と一貫性のない発言は信用されないといったことをおっしゃってます。
それも同意ですが・・・それ以前に・・・僕に相談をしてきた人のブログは圧倒的にプロフィールが薄いブログが多かったです!
どこの誰ともわからない人のブログと、その人のことが詳しくわかるブログでは信頼性・親しみやすさに雲泥の差が出ます。
僕のブログ、PCで見るとサイドメニューと記事下で合計2ヶ所に結構くわしく自己紹介を書いてるでしょ?
さらに自己紹介のために1ページつくっています。
初めて来てくれた人を怯えさせないよう、しっかり自己紹介するのは大切ですよ。
参考 自己紹介
ブルーオーシャンなんてない
これもすごく思います。
競争相手の少ないジャンル・テーマ・キーワードで記事を書いていませんか?
自分より格上のブログが検索結果上位を占めているからって、ビビってどーするんすか?
そんな弱気で記事を書いたら、書いたものも弱気になります。
弱気な記事に読者を惹きつけ、リピートさせる力は宿りません。
結果が出ないブログは諦める
「結果が出ないブログを手放すのも勇気。ブログはなくなってもそれまでに身につけたものはなくならない。そのブログは諦めてもブログで稼ぐことは諦めるな」
といったことをおっしゃっています。
どれくらい力を入れたかで基準は変わると思いますが・・・
1年やって収益1万円いかなかったら、更地(さらち)にして基本に戻ったほうがいいんじゃないかと思います。
それまで手塩にかけてきたものですから、惜しむ気持ちが湧くのはムリのないことですが・・・
その未練がましさが文章に出ます。
明日のためです!!
鬼になりましょう。
自分の強みと読者の利益の整合性を取る
「自分を徹底的に分析し、自分の強みを読者にとっての価値のあることとマッチングさせる」という内容です。
自分なりの勝ちパターンを見つけると言い換えても良いかもしれません。
例えば僕の場合は、
- 30代後半の非正規労働経験者
- コールセンターで結構いい感じだった
- 適度に毒気のある口調
- 理系っぽいロジカルシンキングと数字を使った記事が得意
といったところでしょうか。
どんな記事が反応がいいのか、それはなぜなのか。
考えてみるといいんでねかなぁ。
あと「ブログ飯」を買ったらぜひ読んでおきたいのが、
- LIGの担当者へのインタビュー
- 特別コラム 鬼嫁は見た~没個性サラリーマンの華麗なる転身の秘密~
の2つ。
あの超人気ブログを運営するLIGの関係者の話はとても貴重な情報ですし、鬼嫁さんの話もためになります。
まとめ
今日紹介した2冊の本ですが。
ブログで儲けたかったら、ちゃんと最後まで全部やってくださいね。
素人が成功できない理由は
- 買ったけれどやらない
- 素人のくせに基本もできてないのに自己流アレンジをする
の2つです。
物事を極める基本フローは「守破離」です。
もともとは茶道・武道・芸術の修行を表すものでしたが、今はいろいろなところで使われている言葉です。
- 守・・・とにかく基本!師匠の教えを忠実に守る
- 破・・・基本を踏まえつつも自分なりの技や工夫を盛り込む
- 離・・・教わった基本形を完全に脱し、自分の型にシフトする
まずは基本です。
一日も早く花開けるよう、お互いがんばりましょう!!