一口含むと口いっぱいに広がる華やかな香り。
かすかな甘味と深い苦みにあふれた芳醇なコク。
そんなコーヒーで一日をはじめられたら・・・
つい先日、ずっと使っていたコーヒーメーカーが壊れてしまい買い換えました。
その際、付属のコーヒーフィルタを使ってみたところ・・・
苦味・甘み・コクの力強さが圧倒的に違う!!
こんなにも違うのかと驚きました。
コーヒーフィルタなんて100均で十分!コスト削減効果のほうが大きいと思っていましたが、バカなことをしていました。
美味しいコーヒーは、ただそれだけで暮らしを彩ります。
コーヒーフィルタを100均のものにしても削減できるコストは1杯につきたったの2円!
それであの香りとコクを失うなんて、人生の損失です。
買い換えたコーヒーメーカーに付属のフィルタが、いつの間にか見失っていた大切なことを教えてくれた。
僕は1年365日、1日たりとてコーヒーを欠かせないコーヒー好きです。
そんな我が家で6年にわたって働いてくれていたコーヒーメーカーがこのたび天に召されました。
そんなわけで先日から我が家にやってきたメリタのコーヒーメーカー。
で、さっそく新しいコーヒーメーカーで淹れた一杯をすすったのですが・・・
普段の100均で買ったフィルタではなく、そのコーヒーメーカーについていたフィルタを使ったんです。
驚きました。
こんな紙切れ一枚でこんなにもコーヒーの味と香りは変わるのか、と。
100均のフィルタとメリタのフィルタ。
改めて見比べるとその違いは歴然。
上が100円均一、下がメリタの付属フィルタ。
コーヒーフィルタという名前はついていても、全くの別物です。

100均のフィルタはただの紙です。

メリタ付属のフィルタには小さな穴が無数にあいています。
・・・写真だとわかりにくいかもしれませんが・・・
なんでも”アロマホール(香りの穴)”というらしく、国際特許を取得しているのだそうです。
この穴が安価なフィルタだとフィルターに引っかかって残ってしまう味・香り成分を下に落としてくれているのでしょう。
100均が悪とは言いません。
僕だって100均でいいものは100均で済ませます。
でも・・・コーヒーメーカーのフィルタだけはケチっちゃいけなかった!
コスト削減が至上命題のこの貧乏くさくなってしまった日本の空気にさらされすぎて、目が腐っていたようです。
変わり続ける世の中において、どれだけ時代が変わっても。
削っちゃいけないもの、変えちゃいけないもの、なくしちゃいけないもの、守り続けなくちゃいけないものは、確実に存在する。
コーヒーをこすだけの紙切れ一枚に、人生の真理を見ました(笑)。
メリタのコーヒーフィルタには最上位「グルメ」を使ったところ・・・チェーンのコーヒーショップにいく意味がわからなくなった。
このコーヒーメーカーについていたのはメリタで扱っているフィルタの中でも最も標準的な「メリタアロマジック ナチュラルホワイト」。
それだけでも100均フィルタとの違いに驚かされたのですが・・・
なんとメリタのフィルタには、さらにその上があるようです。
その名はグルメ!
なんでもフィルタの上部・中部・下部でそれぞれアロマホールの数を変えて、最高の味と香りを引き出すフィルタなのだとか。
さらにコーヒーアロマを含む「コーヒーオイル」の抽出量を2倍にする「アロマプラス」なる構造を持っているのだとか。
どうしても試したくて買っちゃいましたwww
確かに表面には無数の小さなS字状の突起があります。

メリタ製コーヒーメーカー用フィルタ「グルメ」の表面

フィルタの上・中・下のそれぞれに境界線が引かれています。
では、早速頂いてみましょう。
さあ、見せてもらおうかメリタ製最高級コーヒーフィルタ「グルメ」の性能とやらを・・・
うまー!
クソやかましくてろくに掃除が行き届いていない、横柄な態度のバイトがいるチェーンのコーヒーショップで気分悪くするくらいなら、ちょっといいコーヒー豆買ってきて、自宅で淹れて飲んだほうが100倍優雅な癒やし時間を過ごせます。
お金も時間も節約できて、誰にも邪魔されずに、コーヒーの香り漂う自宅で、お気に入りの文庫本を片手にゆっくりとした時間の流れに身を任せる。
この時間の価値は、コーヒー好きにしかわかりません。
まとめ
ひとつ補足です。
いいコーヒーフィルタを使うと、安い豆は、安っぽい香りと安っぽい味が強調されます。
ただ苦いだけのコーヒーができてしまうので、オススメしません。
ミルクなんて入れた日には、さらにまずさが増幅されて絶望的です。
ブルマンとはいいませんが、それなりの豆を用意してください。
ちなみにメリタのフィルタはAmazonだと、最下位の「エコブラウン」と「アロマ」で240円ほど違うようです。
1枚あたりにすると3円程度。
3円ケチってこの味と香りを捨てるとか、アホだろ、絶対。
以上です。