この記事が役に立つ人
- 自分には生きている価値がないと思っている人
- 「人に認められない、人から愛されない」ことが苦しい人
- 幸せになりたい人
今年もあと少しですが。
最近、こういう相談が本当に多いです。
日照時間が減って、暗くて寒い日が続いているせいでしょうか。
ほとんどはメールかLINEで「公開NG」の相談なので今まで記事にはしてきませんでしたが、あまりに同じような相談が多いので、このあたりで僕がこれまでしてきたアドバイスを整理してまとめようと思います。
同じような不安や苦しさを抱えている方の心に、何か灯る(ともる)ものがあれば嬉しいです。
もし、これを読んでもスッキリしないようでしたら、またコメントなりLINEなりでご相談ください。
まっとうに生きている人には、ただ生きているだけで価値がある!
今、あなたは僕が書いた文章を読んでくれています。
それだけであなたは・・・
- PC・スマホを設計した会社の人たち
- その部品をつくった何十・何百という会社(工場)の人たち
- 組み立てた会社(工場)の人たち
- できあがったPC・スマホを運ぶ運送業の人たち
- 店頭やネットショップでそれらを販売している人たち
- プロバイダや回線を提供している会社の人たち
- 電力会社や、そこに燃料・プルトニウム等を提供している人たち
・・・
何十人、何百人、何千人、何万人とその家族に、仕事とパンを買う賃金を提供している価値のある人間です。
ご飯を食べれば、食材をつくる人、それを運ぶ人、売る人・・・
マンガ読んだりアニメ見たりすれば、それをつくった人や、プロモーションにかかわった人・・・
・・・
生きるということは消費を通じて供給すること。
あなたが生きているということは、「あなたに関わる人を生かしている」ということなのです。
「ロビンソンクルーソーみたいに絶海の孤島で生きている人間は当てはらまないだろ?」
と少し斜に構えたことを考える人もいるかもしれません。
いいえ。そんなことはありません。
想像してみて下さい。
絶海の孤島で人と関わらずに生きている人は、その島の生態系・食物連鎖の一員です。
彼が食べることで動物たちは適切な量を維持し、バランスの中で繁殖していく。
そして最後には土に還り、その島の生き物たちを育てていく。
・・・
その輪は魚や鳥を経て、海を渡り、空を越えて、僕たちにつながっているのです。
学歴、職歴、お金、スキル、知識・・・そんなものがなくてもあなたの価値は下がりません!
どこの学校を出ているとか。
どこに勤めているとか。
いくらお金を持っているとか。
何万人にフォローされているとか。
・・・
確かに。
良い学校に入り卒業するための努力や、良い会社で良い仕事をして良い報酬を得ることを可能にするスキルや、人脈をつくるためにかけた時間・・・
それらは尊敬に値することです。
だけど、それらが人としての価値とイコールかというと、そうとは限りません。
このブログにはLINEアカウントがあって、友達登録してくれた方の何人かがメッセージを投げてくれます。
彼らはみんな、心が優しく、不満がないわけではないけれど幸せそうです。
そんな彼らは。。。
少なくとも、僕が認識している限りでは、その中に高学歴だったり、超一流企業に勤めて何千万円も稼いでいる人は一人もいません。
そして、少なくとも僕は。
何をやっているか分からない東大卒の官僚さんや、親の金でシャンパンタワーしているおぼっちゃんや、人に迷惑かけることで稼いでいるチャンネル登録数1000万人のユーチューバーさんより。。。
今、僕の文章を読んで、僕に感心を寄せてくれているあなたの方が価値のある人間だと思っています。
スキルや知識も同様。
そりゃスキルは高い方がいいです。
ミスはするよりしないほうがいい。
知識や知恵はないよりあったほうがいい。
だけど。
2進数の計算や、微分積分ができないとか。
今の会社に入って3年経つけれど、電話を受けたとき連絡先を聞き忘れるとか。
同じ資格の試験を3回続けて落ちたとか。
・・・
そんなことで、あなたの価値は下がるでしょうか?
あなたが生きていて、人の輪に貢献しているという事実が揺らぐでしょうか?
大事なことなので、しつこいほど繰り返しますが。
あなたは「生きているだけで価値のある人間」なのです。
それでも「自分は価値のない人間だ」と思ったら、今週言われた「ありがとう」の数を数えてみる
それでも「自分は価値のない人間だ」「自分には生きている価値がない」という気持ちが浮かんできたら・・・
TwitterやInstagramのフォロワー数や「いいね」の数を数えるより・・・
夫や妻、彼氏や彼女、不倫相手やセフレに無理矢理に「愛している」を言わせるより・・・
この1週間に言われた「ありがとう」の回数を数えてみて下さい。
思い出してみてください。
例えば・・・
- 道を譲ったとき
- 席を譲った時
- 街角で募金をした時
- 歩いていてティッシュ配りのバイト君からティッシュを受け取った時
- 前の人が落としたものを拾ってあげた時
- エレベーターで扉を開いてあげた時
- 心を込めて接客した時
- お客の多少無理な要求に、創意工夫で応えた時
- 仕事で面倒な集計をして、それを相手に渡した時
- 職場の共有スペースを綺麗にした時
- コンビニやスーパー、ファーストフード店で買い物をした時
・・・
あなたはたった1週間でこれだけの人に貢献したのです。
決して価値のない人間なんかじゃありません。
え?
どうせコンビニ店員は心から「ありがとう」なんて思っていないだろ!
ですって?
だから何だというのですか?
たとえその感謝が形式的なモノだとしても。
あなたを接客することで、そのコンビニ店員がお給料をもらい、生活費を得ている事実に何一つ変わりはありません。
あなたが席や道を譲った人が助かったことは間違いありません。
ティッシュ配りのバイト君だって、あなたがティッシュを受け取ったから早く帰れるかもしれない。
・・・
道や電車内ですれ違った人
お隣さん
職場の上司や同僚、部下
恋人
不倫相手
・・・
誰も本心から「ありがとう」なんて言っていないかも知れない。
だけど。
その「ありがとう」が、あなたが彼ら、彼女らに貢献をしたから出たものであることは揺るぎようのない事実なのです。
まとめ
「自分は価値がある人間だ」と思える感情を「自己肯定感」と言います。
自己肯定感を持った人は、自分だけでなく、その周囲の人も幸せにします。
・・・
僕はつい最近まで「自己肯定感が自分だけじゃなく人を幸せにするなんて、スピリチュアルな人の妄想・でっち上げだ!」と思っていたんですけど。。
うつ病で自己肯定感マイナス100だった妻が、最近全盛期の5%、10%、・・・と少しずつ回復していくに従って。
僕も幸せを感じることが増えてきました。
この2年、いろいろあったけれど・・・
「自己肯定感を持って生きる」ということは人を幸せにして生きる、という事なんだな、と気づかされました。
ではどうすれば自己肯定感は高まるのか?
方法は超単純!
極論を言えば、「自分と人を大切にすることを習慣化し、継続する」だけです。
だけど。
僕も最近取り組んだからこそわかりますが。。。
単純なものほど難しいことはありません。
近道がないからです。
息を吸うのと同じくらい自然に、当たり前に自分や人を大切にできるようになるには意識して練習を重ねるしかありません。
そしてこの習慣が定着し、自己肯定感のアップという目に見える形になるには、それなりの時間がかかります。
ですから、幸せになりたい人、自分に価値を感じたい人、人から愛されたい人は。
今すぐに自己肯定感アップに取り組んでみて下さい。
始めるのが早ければ早いほど、幸せを感じられる時がくるのも早まります。
最近は自己肯定感ブームでいろんな本が出ていて、僕も何冊か読みましたが、その中でも妻の会社の同僚が勧めてくれたコレがいいです。
もっと具体的な方法論を扱った本はほかにいろいろありますが、自己肯定感の大切さと、身につけるための方法を広く、大きくまとめたという意味で最初の一冊としてオススメです。