双子のパパYuichiさんが待機児童の問題を少しでも多くの人に考えてもらおうと、こんな試みをされています。
参考 働きたいけど働けない!待機児童問題に悩むママパパの声を聞いて!!「待機児童ゼロチャレンジ」を開催します!#taikijidou0challenge【拡散希望!】
チャレンジはまだ始まったばかりなのに、月間数十万~100万PVのブログを運営する実力派のブロガーさんたちが次々と名乗りを上げて、その叡智をぶつけあっています。
いくつか読ませていただきましたが、さすが人気ブロガー。
しっかりとソースを固め、誰が読んでもわかりやすく、ほとんどの読者が共感を持てる内容に仕上がっています。
きっと小学校の時の国語の成績は二重丸だったのでしょう。
ただ・・・あえて難癖つけるとすれば、どれも当たり障りないというか、小さくまとまっているというか・・・
本音の本音を書いているとはどうしても思えないのです。
- 待機児童問題とは何か、とか。
- 待機児童問題は何が問題なのか、とか。
- 待機児童問題は他人事ではない、とか。
- 一人ひとりができることをしましょう、とか。
- 国や地域が問題の重要性を認識すること、とか。
んなこたぁ、まだ毛の生えてない中学生だってわかってます。
そこで止まってるから問題が解決しないのです。
自分のブログではもっと深く、もっと鋭く突っ込んだ記事を書いているブロガーさんが、なぜ待機児童問題になると当り障りのないことしか書けなくなってしまうのか。
AdSense止められるのが怖いんですか?
それとも、炎上するのが怖いんですか?
両方ですか?
どうして誰も言わないんですか?
- そう思うなら何か問題を解決するための努力をしろ!
- 親だったら子どものために命をかけろ!
って。
誰も言わないんなら、僕が言います。
どーせ、ぼっちがサラリーマンやりながら書いてる月々10万PVもいかない、何を言っても波風一つ立たない零細ブログです。
失うものなど何もないのです♪
待機児童問題に今必要なのは、政治による根本解決より腹をくくった親の本気の行動!
待機児童問題というと、
- 妻も働かないと家計がとか
- 労働力不足がどうとか
- 女性にも仕事や自分の時間を楽しむ権利がとか
・・・
というように、大人の都合・親目線の問題点ばかりが指摘されていますが・・・
僕は待機児童問題の中核は「就学前に集団生活・教育を受けられないこと」だと考えています。
就学前の教育を受けることのできなかった子どもがどんな人生を歩むことになるか。
コチラをご覧ください。
低所得層のアフリカ系米国人の子ども123名(3歳)を2グループに分け、一方には質の高い就学前教育を受けさせ、もう一方には就学前教育を受けさせず、40歳になったときにどうなったかという実験結果です。

※見えにくい方はクリックすると拡大できます。 幼児教育の無償化の論点より引用
日本とアメリカは違いますから、この実験結果がそのまま再現されるとは言いません言いませんが・・・これだけは断言できます!
集団生活を経験せず、小学校から集団生活をスタートする子は、相当な高確率で学力・コミュニケーション能力、人間関係で相当なハンデを背負います。
幼稚園や保育園に通っていた子は、小学校入学前に集団の中で立ちまわる術、処世術を身につけることができます。
そして、クラスは変わってしまうかもしれませんが、人脈をそのまま引き継げる。
それに比べて、就学前教育を受けていない子は、何もかもゼロからのスタートです。
派閥の中にコネ無しで飛び込んで、人間関係を構築する難しさは子どもも大人も変わりません。
大人だったら無視で済みますし、無視に対しての対処法も身につけているでしょうが、子どもだとそうはいきません。
イジメられます。
親がどんなに子どもを愛していても、「学校」で起こることから100%守り切ることなどできません。
イジメられた子どもがどんな末路をたどるか、学校がどんな対応を取るか・・・
ニュースでイヤというほどやっていますから、いちいち例を出さなくてもわかりますよね?
たとえ自殺という選択をしなかったとしても、心に深い深いキズを負います。
その後の人生を棒に振ってしまう可能性を誰が否定できるでしょうか?
集団に入れないからどんどん卑屈な人間になります。
体育が苦手になり、運動の習慣がつきません。
流行にも乗り遅れます。
登校拒否・引きこもり・ニートルートまっしぐらです。
第2、第3の「絶歌」が販売されます。
大げさですか?
本当にそう思いますか?
さすがに幼稚園に通わないと全員が社会不適合者になって犯罪を犯すとは言いませんが・・・
わずか1%でもそのリスクがあれば、それを限りなくゼロに近づけるためにあらゆる努力をするのが親というものではないですか?
少なくとも、僕の親はそうでした。
一番理想的な待機児童問題の解決方法は、国や地域が本気を出すことです。
高い税金払ってるんだから、それに見合ったサービスの提供は政治が当然果たすべき義務です。
そこに異論を挟む余地は一切ありません。
じゃあ、親は何もしなくていいのか?
そんなわけはありません。
待機児童問題は、今この瞬間も存在しています。
待機児童問題に今必要なのは根本治療ではなく応急処置です!
何年かかるかわからない政治の支援・救済を待ってたら出血多量で死んでしまいます。
今、なされるべきは政治による根本解決より腹をくくった親の本気の行動です。
待機児童、本当の本当の本当に解決できないのか?
本当にくどくて恐縮ですが・・・
理想は親が安心して子どもをつくり、出来る限り少ない負担で育てることのできる社会です。
だけど・・・
理想と現実は違います。
世界が理不尽で、不公平で、不平等で悪意に満ちているなんて、まだ精通・初潮のない小学校低学年だって知っています。
そして、待機児童という問題があることを知ったうえで子どもをつくったのは、誰でもない自分たちです。
そこから目をそらしてはいけません。
親にはどんな不条理も受け入れて、どんな手を使ってでも、子どもを守り、育て、一人前にする義務があります。
厳しいことを言いますが、子どもをめぐる世界の不条理と戦う覚悟がないなら、子どもをつくらなきゃよかったんです。
子どもをつくるかどうかは自分たちの意思で決められるんですから。
※代々続く名家とか、犯罪に巻き込まれてとか、特殊な事情で自分の意思に反して親になるケースは、個別に対応する話なので例外扱いとします。
いつも思うのですが・・・
世の待機児童問題に悩む親御さんは本当の本当の本当に、自分たちができることを全てやったうえでお子さんを待機児童にしてしまっているのでしょうか。
僕にはそうは思えないんだなぁ・・・
もし僕が親だったら、これくらいのことはやるよということをいくつか挙げてみます。
私立・認可外の保育園・幼稚園も視野に入れる
認可保育園だったら月額2万円ちょっとで済むのに認可外・私立だったら5万円超え・・・確かに高いですね。
確かに、おとなりの子どもは認可保育園入れたのに、自分たちは・・・ってことになれば不平・不満の感情は持ってしまいます。
でも、、、やるしかないでしょ!!
何百万・何千万とかならまだしも、月に数万円、本当の本当の本当に捻出できない金額ですか?
タバコやめて、酒やめて、外食一切やめて、毎日夫婦で2時間クラウドソーシングで内職したら出せます。
参考 【お手軽副業】スマホ1台!通勤電車で年間48,000円稼ぐ方法
全保育園・幼稚園・託児サービスに土下座・座り込み・裏金渡す
もし明日までに子どもをあずかってくれるところが見つからなければ一家揃って死ななきゃいけないとしたらどうしますか?
私立や認可外でも空きがなければ、もう無理矢理にでも入り込むしかないんだったら。
僕なら恥も外聞もありません。
とにかく頼み込みます。
ただお願いしてダメなら、土下座して、それでもダメならアンパン大量に買い込んで寝袋持参で居座ります。
白髪の生え始めた頭下げるくらいで子どもの役に立てるなら安いものですwww
それでもダメなら裏金使ってでも、園長先生の不倫写真で揺すってでも・・・手段は選びません。
引っ越す
自分が住む街の保育園・幼稚園・託児サービスをタウンページが真っ赤になるまで問い合わせてもあずかってくれるところが見つからなくて。
どんなに頼み込んでも、今住んでいる街で見つからなければ、この手!
日本全国どこにいっても子どもをあずかってくれないので、海外しか・・・というならちょっと考えますけど。
同じ日本です、仕事がとか環境がとか・・・何とでもなるでしょ。
できるか出来ないかじゃなく、やるかやらないかです!!
慣れた会社・慣れた仕事・慣れた地域環境を捨ててゼロからっていうのは、確かに勇気がいるし、苦労もします。
でも・・・それで就学前の教育と集団生活の体験という一生ものの資産を与えることができるんだったら・・・
本当の本当の本当に超えられない壁でしょうか?
立候補する
待ってても国や都道府県・市区町村が助けてくれないなら。
選挙の時だけ耳障りのいいことをいうくせに、当選したら税金ドロボウに早変わりする政治家が信用できないなら。
自分でやればいいのです。
県会議員や国会議員はコネとか金とかないと難しいですが、市会議員だったら門は意外に広いです。
必要な資格は
- 満25歳以上の日本国民
- 3カ月以上、立候補する市内に住んでいること
の2つだけ。
倍率は全国で平均1.2倍程度・・・地域によっては立候補さえすれば80%以上の確率で当選できる計算です。
激戦区ではそれなりの選挙費用やコネもいるでしょうが、地域によっては供託金・選挙費用込でも100万円もかけずに議員に慣れる可能性があります。
やる気さえあれば自分の手で待機児童問題を解決するのは、決して夢物語ではないのです。
番外編 選挙で子育て政策を全面に出している候補者に投票する。
政治家は無能ではありますがバカではありません。
子育て世代の投票率が100%で、待機児童問題の解決を政策に盛り込んだ候補者・政党への投票が集中するというデータを残せれば、さすがにそれを無視できなくなります。
まさかとは思いますけど、子どもいて投票いってないってことはないですよね!?
投票いかない有権者は政治に何をされても文句を言う資格はありません。
・・・次からこれまで20歳以上だった有権者の年齢が18歳以上に引き下げられます。
20歳未満より20代・30代の子育て世代の方が投票率高かったら、、、いい笑いものです。
確かに投票すれば政治が変わるかと言われれば、微妙です。
でも、投票しなければ絶対に変わりません。
堀之内九一郎氏は言っています。
「プールの水をおちょこで汲み出し始められる人間になれ。」
まとめ
偉そうなことばっか言って自分は何にもしなかったら民主党と同じなので、保育のNPOに毎月1,500円寄付するマンスリーサポーターに登録してみました。
ショボイ額でごめんなさい。。。

認定NPO法人フローレンス
http://www.florence.or.jp/
ある程度信用できそうで寄付受け付けてる団体って意外にないものですね。
Googleさんにいろんなキーワード投げかけて聞いてみましたが、ここしか見つかりませんでした。
・・・探し方が悪いだけかもしれませんけど。
ちなみに・・・
僕と妻の間には子どもがいません。
まだ諦めたわけじゃないから、もし自分の子どもができれば、当然その子が命より大事な存在になるんだろうけど。
誰の子どもだって、子どもは地域の、そして日本の宝!
僕や妻の命のバトンや志を受け取る大切な申し子たちです。
だったら、今できることを、できる範囲でやろう。
そう思った次第です。
以上、長くなりましたが待機児童問題について考えてみました。
次のバトンは、、、ぼっちなので回せません。
ごめんなさい。