今日は自分メモです。
おととい、WordPress 4.7にアップデートしたところ、こんな画面が出て管理画面にログインできなくなってしまいました。
その後、復旧を失敗しまくって日中数時間、管理画面だけでなくブログそのものが表示できないという不具合が発生。。
結構長時間ブログが見れず、ご迷惑をおかけしました。
<m(__)m>
結論からいうと、今回の障害の原因はプラグイン「WP-Appbox」がWordPress4.7に対応していなかったせいでした。
WordPressアップデートして不具合が出るのはほとんどの場合、プラグインの未対応が原因です。
「こんな不具合が出るならアップデートなんてしたくない」と考えたくなってしまいますが・・・WordPressやプラグインを常に最新の状態にしておくことはセキュリティを確保するという点でWordPress使いに課せられた使命です。
トラブルを回避するのも大事ですが、トラブルが起きたときに最小の時間で復旧できるよう、フローを見直しておきましょう。
WordPressで「このページにアクセスする権限がありません」表示で管理画面に入れなくなった時の対応策
というわけで、フローまとめました。
・・・なんで三連休の最終日に、普段仕事でやってるようなことやらなきゃいけないんだよ(苦笑)。
まずはプラグインを疑う
ポイントはとにかく問題を切り分けること!
まずはプラグインによる不具合かどうかを確認しましょう。
具体的には管理画面が開けないので、
- FTPで直接サーバに入って
- /wp-content/pluginsディレクトリ(フォルダ)を丸ごとバックアップ
- その後で中身を空にして管理画面とブログの表示ができるかを確認
という流れになります。
僕の場合は、いきなりWordPressの再インストールへ舵を切ってしまったため膨大な時間を費やしてしまいました。。。
wp-contentディレクトリ(フォルダ)と.htaccessとwp-config.phpとデータベースは必ずバックアップ
プラグインを消しただけでは復旧しない場合、WordPressのアップデートそのものが失敗して何かのファイルが壊れた可能性があります。
その場合はバックアップを取った上でWordPressの再インストール(初期化・入れ直し)になります。
バックアップ、超大事!!
いざBackWPupというプラグインを使うと、データベース・カスタマイズしたテーマ等々、全環境を手軽にバックアップできますので、日頃から1記事書いたらバックアップ、という習慣を付けておくことをオススメします。
参考 BackWPUpで確実にWordPressのバックアップを取る方法(バズ部)
ただ、今回のように管理画面自体にアクセスできない場合はBackWPupを使ってのバックアップはできませんのでFTPを使って直接サーバに入ってのバックアップをすることになります。
その際は
- /wp-contentディレクトリ(フォルダ)
- .htaccess
- wp-config.php
- データベース
の4点を必ずバックアップしておきましょう。
消えたら復元不可能のwp-contentと違って、.htaccessとwp-config.phpはもう一度設定すれば良いので最悪バックアップ取り忘れてもなんとかなりますが・・・かなり面倒です。
特に一つのドメインで複数のブログを運用しているサブディレクトリ型(マルチサイト)だと、設定し直さないと子ブログが表示できなくなってしまいます。
データベースのバックアップは、各サーバがツールを用意しているはずなのでそれを使います。
wpXの場合だと・・・
管理画面トップの左にある「WordPress管理画面」→「WordPress設定」の下にあるドメインをクリック
下の方にある「データベース管理」→「データベースのバックアップ」
データベースのバックアップ(エクスポート・インポート)→「エクスポート(バックアップ)」で「エクスポート実行」
でデータベースのバックアップが取れます。
WordPressの再インストールは「データベースを初期化しない」で行う
バックアップが終わったら、いよいよWordPressの再インストール(初期化)です。
大抵のサーバは「データベースを保持してWordPressだけ入れ直す」という項目があるはずですので、それをやります。
データベース消しちゃうと・・・今まで書いてきたものがすべて天国へ逝ってしまうことになります。
ちなみにwpXの場合だと、
- 管理画面トップの左にある「WordPress管理画面」→「WordPress設定」の下にあるドメインをクリック
- 下の方にある「WordPressの初期化・削除」で「初期化」の方を選択
- データベースの初期化で「初期化しない」を選んで実行
という流れになります。
このあと、悪さをしているプラグインを特定し、代替案をつくります。
僕の場合、悪さをしていたのは「WP-Appbox」というスマホアプリをキレイな見栄えで紹介できるプラグインだったので、削除して普通のテキストリンクに置き換えたところ問題解決と相成りました。
プラグイン同士の干渉や、サーバとの相性もあるので断言はできないですが・・・
wpX上のWordPress4.7で以下のプラグインは正常に動くっぽいです。
- AddQuicktag
- Akismet
- All In One SEO Pack
- AmazonJS
- BackWPup
- Broken Link Checker
- Contact Form 7
- Crayon Syntax Highlighter
- Favicon by RealFaviconGenerator
- Google Analytics by MonsterInsights
- Google XML Sitemaps
- Header and Footer
- Jetpack by WordPress.com
- Post Snippets
- PS Auto Sitemap
- PubSubHubbub
- Search Regex
- Simple Author Box
- Speech bubble (ふきだしプラグイン)
- TinyMCE Advanced
- WP Multibyte Patch
- アドバンスド自動更新
画像の復元は一番最後にやる
バックアップを復元する際のワンポイントアドバイスですが、WordPressの再インストールを行う際は画像の復旧は一番最後に回すのが得策です。
WordPressの場合、自分でアップロードした画像は/wp-content/uploads というディレクトリ(フォルダ)に格納されますが・・・
まもなく2年になるWinFだと16,000ファイル、515メガバイトにもなります。
アップロードに軽く数時間はかかります。
長い時間かけて画像アップロードして、プラグイン入れ直したらまた障害が出てしまい最初からやり直し、という最悪のシナリオだけは避けたいものです。
数時間画像のないブログをさらすことになりますが、まずはブログと管理画面を正常に戻し、時間のかかることは不具合が解消されたことを確認してから行うようにしましょう。
まとめ
趣味ブログならともかく、マジブログだと障害はそのまま収益ダウンに直結します。
僕の場合、ありとあらゆる回り道をしてしまい、日中に6時間もの間、ブログが非表示という残念なことになってしまいました。
こんなことにならないよう
- 日常的なバックアップ環境をきちんと構築しておく
- いざというときのフローを整理しておく
ことを強く強くオススメします。
ただ・・・
これでどうしようもないと、仕事でウェブなりサーバなり触っているプロの方でもない限り、自力での復旧は難しくなってきます。
そんなとき、最終的に頼れるのはサーバのサポートデスクだけです。
個人の趣味ブログなら無料サーバ使おうが、格安サーバ使おうが構いませんが・・・
商業ブログでサポートがメールだけ、とか掲示板だけ、とかマジあり得ません!!
マジブログの運用には、ちゃんと電話で対応してくれるサーバを用意しましょう。
wpXは昔サーバ移転するときに電話しましたが、すぐつながるしアドバイスも的確でオススメです。
マジブロガーは黙ってハイパフォーマンス・安心サポートのwpX!!