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あなたが貯金できない理由

貯金

僕は今、年収200万円切るくらいで妻と2人で生活しています。
妻も働いているので、なんぼか生活費入れてもらって、カツカツだけどまあ不自由ない生活をエンジョイ中。

 

3年前、正社員で仕事してた頃は、手取りで毎月40万円くらいはもらってました。

でも。

今より倍以上給料もらっていたはずなのに。
貯金どころか赤字続きの生活でした。

 

そして。

今は手取り半分以下に減ったのに、毎月2万円貯金ができるようになりました。

まぁ、実家への帰省でお金かかったり、失業が重なったりで今は止まっているけれど。
初任給出たら、何事もなく貯金を再開できるでしょう。

 

僕はなぜあの頃、貯金ができなかったのか?

 

今ならその理由がよく分かります。
多分、世の中の貯金をできていない人と同じ理由です。

ストレスの大きい暮らしをしている

ストレス

正社員で働いていた当時。
それなりに給料もらっていましたが、1日20時間以上・土日なしで働いていましたから、時給にすると500円切ってました。

 

9時から18時まで罵倒されて、社長が帰ってから仕事をする。
翌日提出してまた罵倒される。
いつの間にかそこに暴力がミックスされるようになり・・・

 

ストレスと疲れで何をやるのも面倒で、常にイライラしてました。

その結果、

  • 食事は外食かコンビニごはんがデフォルトになり。
  • すでに持ってるもの、必要ないものを衝動的に爆買いしてみたり。
  • 「放ったらかしで何百万」的な怪しい情報商材に何万円も突っ込んでみたり。
  • 憩室炎とかいうストレスが原因の盲腸(虫垂炎)の親戚っぽい病気にかかって手術してみたり。
  • 朝からお酒飲んで泥酔状態で出勤して大幅減給されたり。

・・・

そして。
ある日の朝。
家で泣き叫んで。

うつ病で入院生活が始まりました。

 

ま、終わった話ですけどね。

 

うつ病にならなくても、ストレスの大きい生活は心が荒みます。
冷静な判断ができなくなります。
なぜか、消費意欲がネガティブに高まります。

 

あと、本業の収入が減ってしまったり、途絶えてしまう危険もあります。

仕事がうまく回らず、家庭もうまく回らなくなり、それがさらに仕事をうまく回らなくする・・・

という負のスパイラル。
ストレスの中にいる間は気づけませんから、気づいた時は大抵手遅れです。

 

当然、ボーナスや昇給の査定に影響が出ますが・・・それどころの話じゃありません!

 

今、貯金できていない人で、その原因がわかっていない人は、

人生を棒に振る前に。
まだ冷静な判断ができるうちに。

仕事だけじゃなく、あらゆる面で処理しきれないストレスが蓄積していないか振り返ってみてください。

収入を増やすより支出を減らすことの方が圧倒的に楽なことに気づいていない

ダイエット

貯金が出来る条件はたった一つ。

収入>出費

になればいい。
ただそれだけです。

 

この条件を整える方法は2つ

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす

ここで、大抵の人は1の収入を増やす方を選んでしまう。
副業でアルバイト始めちゃったり、「空前の好景気」なんて言葉に踊らされて、FXや株なんか始めちゃう。

仕事だけでも疲れてるのにアルバイト・・・疲れます。ストレス溜まります。
結局、ストレスを解消するために出費が増えちゃったり、本業の仕事に支障が出たりして失敗します。

FXや株。
相当勉強しないと勝てません。
余剰資金でやるならまだしも、貯金切り崩してやるとか、破産への直行便です。

 

支出を減らすほうが圧倒的にカンタンです。

まあ、家計の具合によっては生活の質を落とさなければいけないこともあります。

でも今、ちゃんと生活が回っていて貯金だけ出来ていない状態だったら、生活の質を落とさず貯金できるお金を捻出することは十二分に可能です。

 

ダイエットで考えるとわかりやすいです。

痩せる条件はたった一つ

摂取カロリー<消費カロリー

を成立させることです。
誰でも例外なく痩せます。

 

無理のないカロリーコントロールをすれば痩せられるのに、消費カロリーを増やす方を選んでしまう。
朝走ってみたり、通販でダイエット用の運動マシーン買っちゃったり。

そりゃ、消費カロリーも増やせればそれに越したことはないです。
でも、そこには必ず大きなストレスがかかります。

で、結局やめちゃってリバウンド。

 

確かに1ヶ月で10kg痩せなきゃいけないとか、シックスパック目指してるとかなら厳しい食事制限とそれなりの運動は必要です。

でも、3ヶ月で2kg落としたいとかなら、1ヶ月毎に少しずつ食事を改善して摂取カロリーを落とせば、ストレスを感じることやせられます。

 

収入アップより支出削減。

正社員の頃にこのことに気づいていたら、持ち家の頭金位は貯められただろうなぁ・・・(遠い目)。

何でもかんでも手を出してしまう

金魚すくい

Googleに「節約」とキーワード入れると、約 31,100,000 件の結果が返ってきます。

僕も貯金・節約・投資などなど、あらゆるコンテンツを読みあさって載っていることを片っ端から調べてやっていた時期があります。
でも、うまくいかないんですね、これが。

 

理由はカンタン。
「自分ができそうなこと、興味を持ったことしかやらなかった」からです。

 

  • 口座は目的別に分けましょうとか。
  • 楽天カードつくってポイント貯めると普通に買い物してるだけで得をするとか。
  • マネーフォワードとか無料のオンライン家計簿を使うと楽とか。

・・・

別にFXがダメなわけでも、楽天カードがダメなわけでも、マネーフォワードが悪いわけでもありません。
うまく使えば、出費減・収入増に効果があるでしょう。

 

でも。

  • 口座分けるんだったら、どうやって分けるのか考え方を学ばないと、面倒だし手数料で損をします。
  • カードで決済する用途を決めずに何でも楽天カードで払うと、後払いだから買わなくてもいいものまで買ってしまって結局赤字になります。
  • マネーフォワード・・・なぜ家計簿が重要なのか、どこを見れば家計を改善できるのか、どうすれば続けられるのかがわからないと続きません。

・・・

というように、小手先のテクニックではなく、その根本になる部分をおさえないと、結局続かなかったり、逆に損失が出てしまいます。

 

お金を貯めたい、貯金したいと思ったら。

合う本・合わない本はあると思うので、立ち読みして好きな本を選べばいいですが。

「FXで何万円」とか「家計簿でなんたら」といった本やサイトを見るのではなく、生活そのものを見直すような本を1冊だけ買って、書かれていることを1つ残らず全部やることをオススメします。

 

1つ残らず全部です!!

書いてあることには必ず前後のつながりがあります。
AをやってはじめてBが効果を発揮するということがたくさんあります。

それを省くと、結局ムダな努力で終わります。

 

あと、小説とかだったら別に何でもいいですけど。
実用書はできるだけ薄くて、図をいっぱい使っているものを何度もやるほうがいいです。

暑い本や難しい本は、行動に移るまでに時間がかかるので、途中で投げ出しちゃうか、読み終わる頃にはやる気なくなります。

あとがき

読書

3年前、会社が鬼畜すぎて、うつ病で入院した時、先のことを考えるのが嫌で嫌で嫌で嫌で。

朝から晩まで本ばっかり読んでました。
病院の近くにブックオフがあったから、朝10冊くらい買って1日じゅう読んで、ベッドの下に押し込んで、翌日また10冊本を買う。

そんな入院生活を1ヶ月くらい過ごしました。

 

そんな生活の中でなんとなく手にとった家の1冊が年収200万円からの貯金生活宣言です。

最初の方に書かれている借金しちゃう人の特徴がまるまる当てはまっていて、青ざめました。

 

90日で貯金体質になるために何をするべきかがチェックリストになっているので、何枚かコピーとって、何度もやったものです。

節約系の本は、他にいくらでもあるのでしょうが、他の本を手にとっていたら、今の節約体質は身につかなかったかもしれません。

 

コツコツ貯金が一番、という王道的内容なので、刺激のある内容が欲しい人には物足りないと思いますが、中古なら送料込みでワンコイン以内ですから、読んで損はないですよ。

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ちなみに僕の場合。

当時のオリジナル本は裁断機でバラしてPDFにしちゃいましたが、今はAmazonが電子書籍出してくれてるので、図解版で買い直しました。

個人的には、図解版よりオリジナルのほうが好きです。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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